水やりは乾いてから、季節で回数を変える
ネモフィラは乾燥気味の土を好み、過湿がいちばんの敵です。地植えなら秋の根付きまでと春の開花期以外はほとんど水やりが要りません。鉢植えは土の表面が乾いて指で触っても湿り気を感じなくなってから、鉢底から流れるまで与えます。
鉢植えでは鉢を持ち上げて重さで判断する方法も有効です。乾いた鉢は明らかに軽く、湿った鉢は重いので、数回くり返せば土を見なくても分かるようになります。
| 時期 | 鉢植えの頻度 | 地植え |
|---|---|---|
| 10月〜11月 | 表面が乾いたら | 根付くまで晴天が続けば与える |
| 12月〜2月 | 3日〜1週間に1回、午前中 | 基本的に不要 |
| 3月〜5月 | 表面が乾いたら毎日〜2日に1回 | 晴天が1週間続いたら |
冬の夕方の水やりは土が凍って根を傷めます。冬は必ず午前中に与えます。
元肥は少なめ、追肥は春だけ
ネモフィラは肥料が多いと葉が大きく茂り、株が開いて倒れ、花付きが悪くなります。植え付けの土に混ぜる元肥(植え付け前に土へ混ぜる肥料)は緩効性肥料を規定量の半分にとどめ、追肥(育ちの途中で足す肥料)は3月に入って株が動き出してから始めます。
- 3月上旬に一回目
- 新しい葉が出始めたころに、薄めた液体肥料を二週間に一回与えます。固形肥料なら株元から少し離して少量置きます。
- つぼみが見えたら控える
- つぼみが上がってきたら液体肥料は月に一回に減らします。咲き始めてから肥料を増やすと花が小さくなり、茎が伸びすぎます。
- 冬は与えない
- 12月から2月は株が止まっているので肥料を吸えません。与えても土に残って根を傷めるだけなので、完全に止めます。
日当たりと風通しで株が締まる
ネモフィラは一日五時間以上の日光が必要です。日照が足りないと茎が間延びして倒れ、花数も減ります。鉢植えは冬の間もできるだけ日の当たる場所に置き、春に株が広がったら周囲の鉢と間隔を空けて風を通します。
ベランダなどで日照時間が限られる場合は、午前中の光を優先します。午前の光は温度が上がりすぎず、株がしっかり締まります。西日だけの場所では葉が焼けて茎が伸び、花付きが落ちます。
- 冬は南向きの場所
- 冬の日は低く短いので、建物の影に入らない南向きの場所に置きます。ベランダなら手すりの内側より外側寄りが明るいです。
- 春は蒸れを避ける
- 株が広がって隣とふれ合うようになったら鉢を離します。葉が重なった内側は湿って灰色かび病が出やすくなります。
- 倒れ始めたら日照不足
- 茎が長く横に倒れて葉の間隔が広いなら日照が足りていません。日の当たる場所へ移し、伸びすぎた茎は先を軽く切り戻します。
土づくりと鉢の選び方
水はけがよく、乾きやすい土が向いています。市販の草花用培養土に赤玉土の小粒か軽石を二割ほど混ぜると、過湿の失敗が減ります。鉢は浅く広いものが根の性質に合い、深鉢だと下の土が乾かずに根が傷むことがあります。
| 容器 | 株数 | 土の配合 |
|---|---|---|
| 直径15センチの鉢 | 1株 | 培養土8に軽石2 |
| 60センチのプランター | 3株 | 培養土8に赤玉土小粒2 |
| ハンギングバスケット | 3〜4株 | 培養土7に軽石3で軽くする |
| 地植え | 株間20〜25センチ | 腐葉土と軽石を混ぜて高畝にする |
花がら摘みで長く咲かせる
咲き終わった花を放っておくと種を作り始め、そちらに力を使って次の花が減ります。花びらが落ちたら花の付け根から摘み取ります。一株に数十輪咲くので毎日は無理でも、週に一回まとめて摘めば十分に効果があります。
花がらを摘むときに株の内側をのぞくと、蒸れや虫の早期発見にもつながります。週に一度の花がら摘みを見回りの機会と考えると習慣にしやすいです。
- 花びらが落ちたら摘む
- 花びらが落ちて丸い実の元が見えたら、花柄の付け根を指でつまんで取ります。はさみを使うなら葉を切らないよう先だけ入れます。
- 種を採るなら一部残す
- 来年の種を採りたいなら、株の一部の花がらだけを残します。全部残すと株の消耗が早く、開花期間が二週間ほど短くなります。
- 枯れ葉も一緒に取る
- 株の内側で黄色くなった葉も一緒に取り除きます。湿った枯れ葉は病気の出発点になります。
元気がないときの原因と手当て
ネモフィラの調子が崩れる原因のほとんどは水の多さと日照の不足です。葉の色と株の形、土の湿り具合の三点を見てから手当てを決めると、余計な肥料や植え替えで株を弱らせずに済みます。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 下葉が黄色くなる | 水のやりすぎか根の傷み | 水を控え、土が乾くまで待つ |
| 茎が長く倒れる | 日照不足か肥料の多さ | 日なたへ移し、肥料を止める |
| 葉が縮れて小さい | アブラムシか水切れ | 葉裏を見て、虫なら洗い流す |
| 株全体がしおれて戻らない | 根腐れ | 抜いて根を見る。黒く柔らかいなら諦める |
しおれていても土が湿っているときは水を与えないでください。根が傷んで水を吸えない状態で、さらに与えると悪化します。
ネモフィラの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
ネモフィラの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はネモフィラの育て方にまとめています。
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