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ネモフィラの花を咲かせる

ネモフィラの花を長く咲かせる|株を広げて絨毯のように仕上げるコツ

ネモフィラの栽培イメージ

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四月の満開を長く楽しむには、冬の根張り、春の摘心、花がらの管理が要です。品種による色の違いも紹介します。

品種で色と草丈が違う

ネモフィラといえば空色の花が有名ですが、白に黒紫の斑点が入るものや、花びらの縁が紫の品種もあります。どれも育て方は同じですが、広がり方や花の大きさに差があるので、使う場所に合わせて選びます。

品種花の色向く場所
インシグニスブルー空色に中心が白花壇に群植、一面に広げる
ペニーブラック黒紫に白い縁寄せ植えの引き締め役
スノーストーム白地に黒い細かい斑点鉢植え、他の花との組み合わせ
マクラータ白に花びらの先が紫こぼれ種でも増えやすく花壇向き

花数は冬までの根張りで決まる

春に一株から百輪以上咲かせるには、冬までに根を十分に張らせることが前提です。秋まきの株は地上部が小さくても根は深く伸びていて、春に一気に茎を広げます。春に苗を買って植えた株は根の量が少ないので、花数も広がりも秋まきに及びません。

根の張りは株を軽く引いてみると分かります。しっかり抵抗があれば根が張っており、すぐに動くなら根が浅いので、春の追肥(育ちの途中で足す肥料)を薄めにして慎重に育てます。

9月末までにまく
関東なら10月中旬までにまき、11月中に本葉が六枚以上になっていれば十分です。それより遅れた株は春の広がりが半分ほどになります。
冬に肥料で押さない
冬に肥料を与えると根より葉が先に動き、根の張りが浅くなります。春の大きさを求めるほど、冬は何もしないのが正解です。
苗を買うなら早めに
春に苗で買うなら、まだ株が小さく花の付いていない2月から3月上旬のものを選びます。花の咲いた大株は根が回っていて広がりません。

摘心で株を横に広げる

ネモフィラは放っておいても枝分かれしますが、3月上旬に一度摘心(茎の先を摘んで枝数を増やす作業)をすると株が横に広がり、花の付く枝の数が増えます。ただし遅い時期の摘心は花の時期を遅らせるので、つぼみが見える前に済ませます。

茎が5センチ伸びたら
春に伸び始めた茎が5センチから7センチになったら、先端を1センチほど指で摘みます。株の中心の一本だけでなく、伸びた茎すべてに行います。
つぼみが見えたらやめる
茎の先に小さなつぼみが見えていたら摘心はしません。花が二週間遅れ、その間に気温が上がって開花期間が短くなります。
摘心後は液肥を一回
摘んだ後に薄い液体肥料を一回与えると、わき芽(葉の付け根から出る新しい芽)の伸びがそろいます。

鉢植えで株をこんもりさせたいときは、摘心を二回に分けて行うと形がまとまります。二回目は一回目の二週間後が目安です。

開花中の温度と水で寿命が変わる

ネモフィラの花は一輪が四日から一週間ほど持ちますが、次々と咲くので株全体では一か月から一か月半楽しめます。開花中に25度を超える日が続くと急に花が小さくなり、株が老化します。鉢植えなら午後の日ざしを避けた涼しい場所に移すと、五月中旬まで持たせられます。

時期株の状態管理
3月下旬最初の花が咲き始める水は乾いたらたっぷり、肥料は薄く
4月中旬満開、株が最も広がる花がら摘み、風通しを確保
5月上旬花が小さくなり茎が伸びる午後の日陰へ移し、肥料は止める
5月下旬葉が黄ばみ枯れ始める種を採るなら残し、それ以外は片付ける

群植で絨毯のように見せる植え方

公園のように一面に広げるには、株を密に植えるのではなく、一株ずつが広がる余地を残すのがコツです。20センチ間隔で植えた株が四月に互いにふれ合うと、株の境目が見えなくなり絨毯のように見えます。傾斜地や少し高くした場所に植えると、花が手前に向いてより密に見えます。

三角形に配置する
列をそろえて植えるより、互い違いの三角形の配置にすると隙間が埋まりやすく、株数も一割ほど減らせます。
縁は少し詰める
花壇の縁は株の外側に広がる相手がいないので、15センチ間隔と少し詰めて植えると縁まで花で埋まります。
背の高い花と組み合わせる
チューリップやムスカリの球根を秋に一緒に植えておくと、ネモフィラの絨毯の中から球根の花が立ち上がる景色になります。

咲かないときの原因と直し方

株は育っているのに花が少ないときは、肥料の多さと日照の不足のどちらかがほとんどです。葉の大きさと色、茎の伸び方を見て判断します。葉が大きく濃い緑で茎が長いなら肥料が多く、葉が薄く黄緑で茎が細長いなら日照不足です。

肥料過多は水で流す
鉢植えなら鉢底からたっぷり流れるまで数回水を与え、土の中の肥料分を洗い流します。その後は開花まで肥料を止めます。
日照不足は移動する
一日五時間以上日の当たる場所へ移します。地植えで動かせないなら、周囲の背の高い植物を刈り込んで光を入れます。
時期が早すぎるだけのことも
3月中に咲かないのは異常ではありません。関東なら4月上旬が開花の目安なので、株が締まって葉が茂っているなら待ちます。

ネモフィラの花を咲かせ続けるのに使うもの

つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。

  • 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。

    つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。

  • 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
    規格の目安
    直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。

    花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。

  • 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
    規格の目安
    太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。

    きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
  • リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。

ネモフィラの長く咲かせるコツは作物ページに

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