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ハボタンの月別の作業

ハボタンの月別の作業|夏の種まきから冬の観賞、春のとう立ちまで

ハボタンの栽培イメージ

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ハボタンの一年は真夏の種まきに始まり、秋に株を作り、冬に色づき、春にとう立ちして終わります。月ごとの作業を表で確認できます。

夏は種まきと苗づくり

7月中旬から8月の種まきと苗づくりが、ハボタンの一年で最も手のかかる時期です。暑さで発芽が乱れ、虫が苗を食い、水切れで苗がしおれます。防虫ネットと朝夕の水やりを続け、9月の定植までに本葉五枚から六枚の苗に育てます。

表の日付は関東平野部の目安で、その年の気温で一週間から二週間ほど前後します。種まきの時期は品種の大きさで決め、大型ほど早く、ミニほど遅くまくと、色づく時期に株の大きさがそろいます。

主な作業目安と注意
7月中旬〜下旬大型品種の種まき明るい日陰で発芽、ネットで覆う
8月上旬〜中旬中型・ミニの種まき、間引き芽が出たら日なたへ、本葉1枚で間引き
8月下旬一本立ち、液肥開始本葉3枚から週1回、朝夕の水やり
8月下旬〜9月上旬花壇の土づくり苦土石灰と堆肥を先に入れる

秋は定植と株づくり

9月に定植し、10月中旬までに株を仕上げます。この時期は追肥(育ちの途中で足す肥料)で株を太らせ、虫を見回り、10月中旬に肥料を止めるのが流れです。株の大きさより肥料を切る時期を守ることが、冬の色づきにつながります。

秋の見回りでは、葉裏の卵と幼虫、中心の芽のアブラムシ、土の乾きの三点を確かめます。虫は一日で被害が広がるので、この時期だけは二日に一回は株を見ます。

主な作業目安と注意
9月上旬〜中旬定植、根付くまで毎日水やり本葉5〜6枚、株間は品種に合わせる
9月下旬追肥開始、虫の見回り液肥を週1回、アオムシとヨトウムシ
10月上旬追肥を続ける、下葉の整理最低気温15度が近づいたら準備
10月中旬肥料を止める以降は一切与えない

冬は色づきと観賞

11月中旬から色づきが始まり、12月から1月が見ごろです。作業はほとんどなく、下葉の整理と鉢植えの水やり、霜柱で浮いた株の押さえ直しくらいです。正月の寄せ植えに使うなら、12月中旬に色づいた株を選んで組みます。

色づき始めたら株を触らず、日なたに置いたまま待つのが一番です。心配になって肥料や水を増やすと、色が戻ったり茎が伸びたりして、それまでの管理が無駄になります。

主な作業目安と注意
11月色づき始め、下葉の整理肥料を与えない、日なたに置く
12月見ごろ、寄せ植え室内に長く置かない
1月観賞、鉢の水やり霜柱で浮いたら押さえる
2月観賞の終盤下葉が増えたら取る

春はとう立ちと片付け

3月に気温が上がると茎が伸び、4月に黄色い花が咲きます。ここで観賞は終わりで、抜いて次の植物に場所を譲るか、花を楽しんでから片付けます。踊りハボタンに仕立てるなら、花を咲かせずに花茎を切り、脇から出る芽を育てて夏を越させます。

抜いた株の根にこぶがあれば根こぶ病なので、その場所には翌年アブラナ科を植えません。健全な根なら、土は日に当てて乾かせば次の植物に使えます。

主な作業目安と注意
3月とう立ち、踊り仕立てなら花茎を切る茎が伸び始めたら観賞は終わり
4月開花、片付け種を採るなら数株残す
5月〜6月踊り仕立ての株の管理脇芽を育て、夏の蒸れに注意

地域による前後の目安

この表は関東平野部を基準にしています。暖地では色づきが12月にずれ込み、寒冷地では11月上旬から始まります。種まきの時期は地域で一週間から二週間前後させ、寒冷地は早めに、暖地は遅めにまきます。寒冷地で雪の下になる場合は、雪の前に色づいた株を鉢に上げて軒下で楽しみます。

寒冷地で早くまいた株は、色づく前に大きくなりすぎることがあります。その場合は肥料を早めに切り、株の大きさより色づきの時期を優先します。

地域種まき色づき始め
暖地7月下旬〜8月中旬12月上旬
中間地(関東)7月中旬〜8月上旬11月中旬〜下旬
寒冷地7月上旬〜7月中旬10月下旬〜11月上旬

作業が遅れたときの立て直し

種まきが8月下旬にずれた、肥料を止め忘れた、虫に苗を食われた、という遅れや失敗には、それぞれ現実的な戻し方があります。ハボタンは苗が9月から10月に安く出回るので、苗づくりに失敗しても買い直せるのが救いです。肥料の止め忘れは、翌年に持ち越す学びと割り切ります。

どの遅れでも共通するのは、色づきを肥料で取り返そうとしないことです。ハボタンは肥料を足すほど色が出なくなる植物だと覚えておくと、判断を誤りません。

種まきが遅れたら苗を買う
8月下旬以降にまいた株は小さいまま冬を迎えます。9月に園芸店で本葉五枚以上の苗を買い、定植から始めます。
肥料を止め忘れたら水で流す
鉢植えなら鉢底から流れるまで数回水を与えて肥料分を流し、日なたに置いて待ちます。1月に色づけば十分楽しめます。
虫に食われたら芯を確かめる
中心の芽が残っていれば、葉が食われても復活します。芯まで食われた株は戻らないので抜いて苗を買い直します。

ハボタンの栽培に一年を通して使うもの

咲かせるための買い物は、野菜とは比率が違います。窒素を効かせすぎると葉ばかり茂って花が減るので、そこを外さないものを挙げます。

  • 草花用の培養土探す言葉「草花 培養土 元肥入り」
    規格の目安
    元肥入り、14〜25L の袋。水はけを重視した配合のもの。
    数量の目安
    直径 24cm(8 号)の鉢 1 個で約 8L、65cm プランター 1 個で 12〜15L。

    野菜用の土は肥料分が多く、草花では葉ばかり伸びることがあります。袋の表示で用途を確かめます。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 草花 置き肥」
    規格の目安
    粒状で 2〜3 か月効くタイプ。リン酸の比率が高い「花用」と書かれたもの。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個に 10〜15g(大さじ 1 強)を 2〜3 か月ごと。

    置いておくだけで少しずつ溶けるので、水やりのたびに考えなくて済みます。夏の高温期は効きが強く出るので量を控えます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸(P)の数字が高いものが花向きです。

    つぼみが上がる時期だけ、週 1 回のペースで足します。効きが早いぶん、切れるのも早いのが液肥です。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    咲き終わった花を残すと種を作りに養分が回り、次の花が減ります。摘み続けられるかどうかで花期の長さが変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 「花用」「野菜用」で土を分けるのは、両方を育てるようになってからで十分です。

ハボタンの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はハボタンの育て方にまとめています。

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