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エンドウの支柱とネット

エンドウの支柱とネット|つるを絡ませて風で倒さない

エンドウの栽培イメージ

読むのに約 5

エンドウはつるが自分で絡みます。種類に合った高さの支柱を早めに立て、春の急な伸びに備えて誘引します。

種類で支柱の高さが変わる

エンドウにはつるが二メートル近くまで伸びるつるありと、八十センチほどで止まるつるなしがあります。買った種の袋に必ず書いてあるので、まく前に確かめて支柱の準備をしておきます。

つるありは収穫期間が長く量も採れますが、支柱とネットの手間がかかります。ベランダや小さな畑ならつるなしが扱いやすく、短い支柱と輪の支えだけで済みます。

種類草丈支柱の高さ
つるあり160センチ〜200センチ地上180センチ以上
つるなし70センチ〜90センチ地上100センチほど
容器で作るつるなしを選ぶ行灯型の輪で足りる

立てるのは二月から三月上旬

支柱は春に伸び始める前、二月下旬から三月上旬に立てます。冬のうちは草丈が低いので必要ありませんが、伸び始めてから立てると根を傷めますし、つるが地面をはって絡みが悪くなります。

支柱を差す位置は株元から十五センチほど離します。真横に差すと根を切ってしまい、そこから傷んで株が弱ります。差したあとは足で土を踏み固めて、ぐらつかないようにします。

二月下旬に準備する
つるが伸び出す前に支柱と網を用意します。伸びてから立てると、はったつるを持ち上げることになります。
株元から十五センチ離す
支柱は株の真横ではなく十五センチ離した位置に差します。根を切らないための距離です。
深く差して踏み固める
支柱は三十センチ以上差し込み、周りの土を踏んで固めます。春の南風で倒れるのを防げます。
上部を横棒でつなぐ
支柱の頭を横に一本渡して結び、全体を一つの枠にします。単独で立てると風で内側に倒れます。

ネットの張り方

つるありには目の大きい園芸用の網を張ります。網目が十センチ角のものが扱いやすく、収穫のときに手が入ります。張るときは上下左右にしっかり引いて、たるみをなくします。

たるんだ網はつるの重みで垂れ下がり、風で揺れて花や実を落とします。上端を横棒に結び、下端も支柱か地面のくいに結んで、押しても動かない状態にします。

上端から結ぶ
網の上端を横棒に五十センチおきに結びます。端から順に張っていくとたるみが寄りません。
下端を引いて留める
下端を下へ引きながら支柱に結ぶか、地面にくいを打って留めます。押しても動かない張りにします。
株の側に寄せる
網は株から十センチほどの位置に張ります。離れすぎるとつるが届かず、地面をはってしまいます。

網は片面だけで足ります。両面から挟むと収穫のときに手が入らず、採り残しが増えます。

春の急な伸びに合わせて誘引する

三月に入って気温が上がると、エンドウは一週間で三十センチも伸びます。この時期は週に一度、伸びたつるを網に寄せて絡ませる作業が要ります。放っておくと隣の株と絡み合い、風で一斉に倒れます。

エンドウは巻きひげで自分から絡むので、無理に結ぶ必要はありません。網の手前に垂れているつるを、手で網の内側へ入れてやるだけで十分です。触るのは晴れた日の昼、茎が柔らかい時間にします。

週に一度つるを寄せる
網から外れて垂れているつるを、網の内側へそっと入れます。巻きひげが自分で引っかかります。
折らないように昼に触る
朝の冷えた茎は折れやすいので、日が当たって柔らかくなった昼過ぎに作業します。曇りの日なら午後に回します。
混んだ場所をほぐす
つるが束になっている場所は指でほぐし、左右に広げます。風が通ればうどんこ病が出にくくなります。
先端が支柱を越えたら
上端まで届いたつるは先を摘み、横へ誘引します。放つと垂れ下がって折れ、実が落ちます。

冬と春の風から守る

エンドウは風で傷みやすい作物です。冬は冷たい北西風で茎の先が枯れ、春は南風で株ごと倒れます。畝の北西側に不織布や笹の枝を立てておくと、冬の傷みがはっきり減ります。

春は支柱の足元がゆるんでいないかを確かめます。雨で土がゆるんだところに強い風が吹くと、支柱ごと倒れて株が根から浮きます。倒れた株は元に戻しても実付きが落ちます。

北西に風よけを立てる
冬の間、畝の北西側に不織布を張るか笹の枝を差します。直接風が当たらないだけで傷みが減ります。
春に支柱を締め直す
三月と四月に一度ずつ、支柱を揺すって確かめます。ぐらつくものは差し直して土を踏み固めます。
斜めの控えを足す
列の両端に斜めの支柱を足して引っ張ります。これだけで強い南風に耐えられるようになります。

倒れたときの立て直し

支柱が倒れる、つるが折れる、絡みが足りずに地面をはう。エンドウの支えまわりの失敗は、気づいた日のうちに手を打てばほとんど戻せます。翌週に回すと茎が曲がったまま固まります。

支柱ごと倒れた
その日のうちに起こし、支柱を深く差し直します。時間がたつと茎が曲がったまま固まります。
つるが根元から折れた
折れた先は戻りません。付け根で切り、残った脇の芽を伸ばします。切り口は乾いた日に切ります。
地面をはっている
誘引が遅れました。土を払って網の内側へ入れ、巻きひげが引っかかるまで手で押さえます。
網が垂れ下がった
下端の留めが外れています。下へ引き直して支柱に結び、実の重みが乗っても揺れない張りに戻します。

エンドウの支柱立てに使うもの

支柱は倒れてから足すと、そのときにはもう根を傷めています。植え付けと同時に立てるつもりで用意します。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 支柱(イボ竹)探す言葉「園芸支柱 210cm 11mm」
    規格の目安
    直径 11mm × 長さ 210cm が標準。背の低い作物なら 150cm・直径 8mm でも足ります。
    数量の目安
    株間 45cm で 6 株なら 6〜7 本。合掌に組むなら横に渡す 1 本を足します。

    直径 8mm は実の重さが乗るとしなります。実物野菜は 11mm 以上を選ぶと、収穫期に立て直さずに済みます。

  • 誘引テープ・麻ひも探す言葉「誘引テープ 園芸」
    規格の目安
    幅 10mm 前後の伸びる園芸テープか、麻ひも。

    茎は太るので、きつく縛ると食い込みます。8 の字にゆるく掛けるのが基本です。

  • 支柱ジョイント探す言葉「支柱 ジョイント 11mm」
    規格の目安
    支柱の太さに合ったもの(11mm 用・8mm 用)。直交と自在の 2 種類があります。

    交差部をひもで縛るとゆるみます。ジョイントなら風で揺すられても位置がずれません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 支柱は使い捨てにしません。洗って乾かせば何年も使えます。
  • ネットを張る作物でなければ、きゅうりネットは要りません。

エンドウの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はエンドウの育て方にまとめています。

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