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エンドウの水やりと追肥

エンドウの水やりと追肥|肥料が多いとつるばかり茂る

エンドウの栽培イメージ

読むのに約 4

エンドウは自分で窒素を作るので肥料は控えめです。追肥は花が咲き始めてから、水は開花期以降を切らさないのが要点です。

追肥は花が咲き始めてから

エンドウは根に付く菌の働きで窒素を得るので、育ち始めに肥料は要りません。追肥(育てながら足す肥料)は花が咲き始める三月下旬から四月に一回目、その三週間後に二回目を施します。

一回あたり化成肥料をひと株にひとつまみ、株元から十五センチ離した位置にまいて土と混ぜます。冬の間に追肥をすると茎が伸びて寒さに弱くなるので、二月までは施しません。

花が見え始めたら一回目
つぼみが上がってきたころに施します。株元から十五センチ離した円周にまき、指で土と混ぜます。
三週間後に二回目
収穫が始まるころに二回目を施します。ここから収穫期が終わるまで三週間おきに続けても構いません。
葉の色で加減する
葉が濃い緑で大きすぎるなら肥料が効きすぎです。次の追肥を一回飛ばして様子を見ます。

冬の間の追肥は逆効果です。茎が伸びて霜で傷むので、寒さの残る二月までは施さないでください。

肥料が多いとつるばかり茂る

エンドウでよくある失敗が、葉とつるは立派なのに花が付かないという状態です。原因のほとんどは窒素のやりすぎで、前作の肥料が残っている畑でも起きます。元肥(前もって土に混ぜる肥料)は控えめが正解です。

こうなったら追肥を止め、水も控えめにして、株に実を付ける気にさせます。つるの先を摘むと養分が花のほうに回るので、伸びすぎた先端は切ります。

姿考えられる原因打つ手
葉が大きく花が少ない窒素が多すぎる追肥を止め、つる先を摘む
葉が黄色く小さい肥料切れか根の傷み追肥を一回、根の色を確かめる
下葉から黄色くなる根に水がたまっている畝の溝を掘って水を抜く

水は開花期から切らさない

冬の間は水やりはほとんど要りません。むしろ湿りすぎると根が傷みます。水が必要になるのは花が咲き始めてからで、この時期に乾かすと花が落ち、さやが小さいまま止まります。

四月から五月は晴天が三日から四日続いたら、朝に株元へたっぷり与えます。株元に敷きわらを敷いておくと乾きにくくなり、雨のはね返りによる病気も減らせます。

時期水やり注意
12月〜2月ほとんど不要湿りすぎで根が傷む
3月乾いたら朝に少量急に増やさない
4月〜6月3日から4日乾いたら朝に花落ちとさやの小型化を防ぐ

冬越し中は触らずに守る

十二月から二月は生育がほぼ止まります。この時期にやることは、株元を守ることと風を切ることだけです。動かしたり肥料を足したりすると、かえって寒さの被害が広がります。

株元に土を寄せて茎の下半分を隠し、その上に敷きわらか落ち葉を敷きます。霜柱で株が持ち上がっていたら、晴れた日に軽く押さえて根を土に戻します。

霜柱の持ち上げを直す
朝に株が浮いていたら、日中に足で株元を軽く踏んで根を土に戻します。放つと根が乾いて枯れます。
敷き草を足す
敷きわらや落ち葉が風で減っていたら足します。厚さ五センチほどを保つと土の凍結がやわらぎます。
不織布は軽くかける
強い寒波の予報が出たときだけ不織布をかけます。常時かけると蒸れて茎が伸び、かえって弱ります。

容器で作るときの手当て

プランターならつるなしの種類を選びます。深さ三十センチ以上、六十五センチの箱に二株までにします。土が少ないので冬でも乾き、春には毎日の水やりが要ります。

培養土は新しいものを使い、使い回しはしません。マメ科は連作に弱く、去年の土をそのまま使うと途中で枯れます。追肥は薄めた液体肥料を二週に一回で足ります。

新しい土を使う
去年の土は使わず、新しい培養土を入れます。連作の影響がそのまま出て、途中で株が枯れます。
冬も乾きを確かめる
冬でも十日ほどで乾きます。土を触って乾いていたら、日中の暖かい時間に与えます。夕方に与えると凍ります。
春は毎朝与える
花が咲き始めたら、朝に鉢底から流れ出るまで与えます。一日でも切らすと花が落ちます。
液肥は二週に一回
薄めた液体肥料を二週に一回与えます。濃くすると根が傷み、つるばかり伸びる原因にもなります。

育ちが悪いときの切り分け

花が付かない、さやが小さい、株が途中で枯れる。エンドウの不調は肥料、水、連作のどれかに行き着きます。一つずつ確かめると原因がはっきりします。

葉ばかり茂って花が少ない
窒素が多すぎます。追肥を止め、水も控えめにして、伸びすぎたつるの先を摘むと養分が花へ回ります。
花は咲くがさやが太らない
開花期の水切れです。三日から四日乾いたら朝に与え、株元に敷きわらをして乾きを防ぎます。
春に急に枯れた
根を掘って色を見ます。茶色く傷んでいれば連作による立枯れです。その場所では二度と作りません。
下葉が黄色い
水がたまっているか肥料切れです。畝の溝に水がたまるなら掘って抜き、乾いているなら追肥を一回します。

エンドウの育てている間に使うもの

植え付けたあとにやることは、追肥・除草・水やりの 3 つに集約されます。専用品より、切らさないことのほうが効きます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 化成肥料(8-8-8 など)探す言葉「化成肥料 8-8-8 追肥」
    規格の目安
    粒状。ひとつまみがおよそ 5g、大さじ 1 がおよそ 10g です。
    数量の目安
    追肥 1 回で 1 ㎡あたり 30〜50g、畝 1 本で 50〜90g。1kg 袋なら 10 回以上もちます。

    株から少し離した位置にまいて土と混ぜます。株元に直に置くと、濃さで根が傷みます。作物ごとの量は都道府県の施肥基準が正確です。

    出典: 農林水産省「都道府県施肥基準等」

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 野菜 原液」
    規格の目安
    1000 倍に薄めて使う原液タイプ。800ml 前後の 1 本で、ジョウロ何十杯ぶんにもなります。

    粒の肥料は効き始めるまで数日から 1 週間かかります。すぐ効かせたいとき、鉢やプランターで使います。

  • 三角ホー(草かき)探す言葉「三角ホー 除草」
    規格の目安
    刃幅 10〜15cm、柄の長さ 120cm 前後。立ったまま使える長さを選びます。

    雑草は根から抜くより、小さいうちに表土ごと削るほうが早く終わります。かがまずに済むので続けられます。

  • 敷きわら・刈り草探す言葉「敷きわら 家庭菜園」
    規格の目安
    稲わら 1 束でおよそ 3〜4 ㎡ 分。刈った草を乾かしたもので代えられます。
    数量の目安
    畝 1 本で 1 束の半分ほど。

    夏の乾きと地温の上がりすぎを抑えます。マルチと違い、そのまま鋤き込んで土に返せます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりにはなりません。肥料を切らしていないなら急ぎません。
  • 肥料は種類を増やすより、1 袋を切らさないほうが効きます。

エンドウの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はエンドウの育て方にまとめています。

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