水やりは株元に、花にかけない
ペチュニアの花びらは薄く、水がかかるとしぼんで茶色くなります。水やりは葉を持ち上げて株元の土に注ぐのが基本で、この一点を守るだけで花の傷みが大きく減ります。表土が乾いたら鉢底から流れるまで与え、次に乾くまで待ちます。乾き気味に育てるほうが根が深く張り、株が丈夫になります。
| 時期 | 水やりの目安 | 注意 |
|---|---|---|
| 4月〜5月 | 表土が乾いたら | 植え付け直後は乾かさない |
| 6月(梅雨) | 雨が続くなら与えない | 鉢は軒下へ、花に雨を当てない |
| 7月〜8月 | 毎朝、表土が乾いていれば | 夕方のしおれは夜に戻れば問題なし |
| 9月〜10月 | 表土が乾いて一日後 | 秋は乾きが遅い |
真夏の水やり
梅雨明け後のペチュニアは葉の量が多く、鉢植えなら一日で土が乾きます。朝にたっぷり与え、夕方に葉が垂れていても夜に戻るなら追加しません。朝夕二回与えるのは、株が大きく鉢が小さいときだけです。ハンギングは特に乾きやすいので、朝の水やりを忘れると昼にしおれます。
鉢の大きさも乾きに関わります。小さな鉢に大株が入っていると朝の水が昼までもたないので、七月までに一回り大きい鉢へ移すか、株を切り戻して葉の量を減らします。
- 朝に鉢底から流れるまで
- 朝の涼しいうちに、鉢底から水が流れ出るまで与えます。表面だけ湿らせると根が浅くなり、暑さに弱くなります。
- 昼のしおれは見守る
- 昼過ぎに葉が垂れても、朝に水を与えていれば暑さの一時的な反応です。夜に戻らないときだけ翌朝を待たず与えます。
- 鉢の温度を下げる
- 黒い鉢は土の温度が上がって根が傷みます。鉢を二重にするか、鉢の周りに日よけを置きます。
- 夕方の水は控えめに
- どうしても夕方に与えるときは、葉を濡らさず株元に少量にします。夜に土が湿ったままだと株元が蒸れます。
追肥は切らさない
ペチュニアは肥料をよく使う花で、肥料が切れるとすぐに花が小さくなり葉が黄色くなります。追肥(育ちの途中で足す肥料)は、規定の濃さの液体肥料を週に一回、四月から十月まで続けます。緩効性肥料を株元に置くなら、二か月に一回置き直します。
肥料が足りているかは新しい葉の色で判断します。新しい葉が濃い緑で花が大きければ足りていて、葉が薄く花が小さくなってきたら不足です。逆に葉ばかり大きくて花が減ったら窒素が多すぎるので、リン酸の多い肥料に切り替えます。
| 月 | 肥料 | 頻度 |
|---|---|---|
| 4月〜5月 | 液体肥料を規定の濃さで | 週に一回 |
| 6月〜7月 | 液体肥料、切り戻し後は薄めから | 週に一回 |
| 8月 | 液体肥料を薄めに | 週に一回、猛暑日は避ける |
| 9月〜10月 | 液体肥料を規定の濃さで | 週に一回、秋の花を増やす |
| 11月以降 | 与えない | 冬越しする株は休ませる |
花がら摘み
ペチュニアは花がらを放置すると種を作って株が疲れ、次の花が減ります。しぼんだ花は花の付け根の膨らみ(がく)ごと取ります。花びらだけ引っ張ると種の元が残って意味がありません。毎日数分の花がら摘みが、秋まで咲かせる一番の手入れです。
花がらを取らなくても自然に落ちる品種もありますが、落ちた花びらが葉に張り付くと灰色かび病の元になります。株元の落ちた花びらを拾うのも同じくらい大事です。
- がくごと取る
- しぼんだ花の付け根を指でつまみ、がくごと外します。花びらだけ引くと種ができ、株が疲れます。
- 朝の水やりのついでに
- 毎朝の水やりの前に花がらを取る習慣にすると、取り忘れがなくなります。雨のあとは傷んだ花が増えるので念入りに見ます。
- 落ちた花びらを拾う
- 株元や葉の上に落ちた花びらは湿ってカビの元になります。見つけたら拾って捨てます。
梅雨の管理
ペチュニアが最も傷むのは梅雨です。雨で花がしぼみ、株元が蒸れて下葉が枯れ、灰色かび病が出ます。鉢植えなら軒下へ移し、花壇なら梅雨入り前に切り戻して株を小さくしておくと、梅雨明け後の立ち上がりが早くなります。
| 場面 | 作業 | 理由 |
|---|---|---|
| 梅雨入り前 | 株の三分の一を切り戻す | 蒸れを防ぎ、梅雨明けに新しい枝で咲かせる |
| 長雨が続く | 鉢は軒下へ、水は与えない | 土が乾かず根が弱る |
| 雨の合間の晴れ | 傷んだ花と葉を取る | 灰色かび病の元を減らす |
| 梅雨明け | 追肥を再開し日向へ | 新しい枝が伸びて花が戻る |
梅雨に株元が黒く腐ってしまった株は、健康な枝を挿し芽にすれば作り直せます。
花が減ったときの原因
五月にきれいに咲いた株が六月から七月に花を減らすのは珍しくありません。原因は肥料切れ、茎の伸びすぎ、雨の傷み、光不足のどれかで、株の姿を見て判断します。ほとんどは切り戻しと追肥で二〜三週間で戻ります。
| 株の姿 | 原因 | 戻し方 |
|---|---|---|
| 葉が黄色く花が小さい | 肥料切れ | 液体肥料を週一回に戻す |
| 茎が長く先端にだけ花 | 茎の伸びすぎ | 半分まで切り戻し追肥する |
| 花がしぼんで茶色い | 雨に当たった | 花がらを取り軒下へ移す |
| 葉は元気だが花が減った | 光不足か窒素過多 | 日向へ移し肥料をリン酸中心に |
ペチュニアの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
ペチュニアの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はペチュニアの育て方にまとめています。
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