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ポトスの剪定と仕立て

ポトスの剪定と仕立て|伸びすぎたつるの切り方と支柱の使い方

ポトスの栽培イメージ

読むのに約 4

節の上で切れば必ず脇芽が出ます。垂らす・登らせる・締めるの三択から先に決めます。

先に仕立てを決めてから切る

同じ株でも、垂らすのか支柱に登らせるのか、短く詰めてまとめるのかで切る位置が変わります。切ってから考えると、伸ばしたかった方向の芽まで落としてしまい、一年分の姿が決まってしまいます。

仕立て向く置き場所主な手入れ
垂らす棚の上や吊り鉢伸びすぎた先端だけを間引く
支柱に登らせる床置きの大きな鉢節を支柱に留めて上へ誘引する
切り戻して締める机や棚の上の小鉢短く詰めて脇芽の数を増やす

切る位置は節のすぐ上

まず節を見つける
つるの少し膨らんだ部分が節で、そこから葉と気根が出ます。節と節の間で切ると、残った茎がその節まで枯れ込みます。
節の5ミリ上で切る
節のすぐ上、5ミリから1センチのところで切ります。この位置を残すと、節の脇にある芽から新しいつるが伸び出します。
よく切れる刃物を使う
切れるはさみで一度に切ります。つぶれた切り口は乾きにくく、そこから茎が黒くなって数節分だめになることがあります。
一度に三分の一まで
切る量は全体の三分の一までにとどめます。葉を一気に減らすと根とのつりあいが崩れ、新芽が出るまで余分に時間がかかります。

切り口から出る白い液で手がかぶれることがあります。作業後は手を洗い、切りくずを子どもやペットの届く場所に置きません。

垂らして伸ばす

先端は切りそろえない
垂らす仕立ては先端を伸ばすのが目的です。長さをそろえて全部切ると勢いが止まり、そこから出る枝が細く間延びします。
長さを段違いにする
三本に一本だけ短く切ります。長短が混ざると株元がすかず、下から見上げたときにも寂しく見えません。
株元がすいたら挿し戻す
株元の葉が減ってきたら、切ったつるを同じ鉢の空いた場所に挿します。そのまま根づき、株元の厚みが戻ります。
2メートルを超えたら更新
垂らせる長さには限りがあります。床に着くほど伸びたら半分ほどの位置で切り、若いつるに世代交代させます。

吊り鉢は根が乾きやすく、垂れたつるほど先に傷みます。水やりのとき、鉢を下ろして底から出るまで与えます。

支柱に登らせる

気根がつかめる支柱を選ぶ
水苔を巻いた支柱など、気根が食い込める素材を選びます。つるつるした棒では根が張れず、留め具を外した途端に倒れます。
支柱を湿らせておく
霧吹きで支柱を湿らせておくと、気根が伸びて自分でつかまります。乾いたままだと気根は伸びず、いつまでも自立しません。
節を支柱側に向けて留める
気根の出る節が支柱に触れる向きにして、麻ひもでゆるく留めます。締めすぎるとひもが茎に食い込んで枯れます。
登ると葉が大きくなる
上へ登った株は葉が一回り大きくなります。垂らした株の葉が小さいままなのは、下へ向かうと株が幼い姿を保つためです。

支柱仕立ては鉢が軽いと倒れます。深く重い鉢を選び、土を入れる前に支柱を鉢底まで差してから植え込みます。

切り戻して株を締める

株元に二、三節を残す
間延びした株は、株元から二、三節を残して思い切って切ります。残した節から新芽が出て、詰まった姿に作り直せます。
強い切り戻しは生育期に
強く切るのは5月から9月です。休眠する冬に切ると芽が動かないまま切り口が枯れ込み、そのまま茎を失うことがあります。
切った後は明るい場所へ
葉が減った直後は光の量が回復を左右します。暗い場所に戻すと新芽が細く間延びし、切る前と同じ姿に逆戻りします。
二週間で芽が動く
生育期なら二週間ほどで脇芽が見えます。一か月動かないときは、根詰まりか低温を疑って鉢の中と室温を確認します。

一度に丸坊主にせず、半分ずつ二回に分けると失敗しません。残した葉が根を養い、切った側の芽出しがかえって早くなります。

切る時期を外したときの立て直し

切る時期は、切ったあとに芽が出るかどうかで決まります。表の左から自分の月をたどれば、どこまで切ってよいか、外したときに何が起きるかまでが読み取れます。

冬に伸びすぎて邪魔なときは、切らずにつるを束ねてまとめておきます。春まで待てば同じ手間で新芽の出る位置を選べるので、待つこと自体が技術になります。

時期できる剪定外したときに起きること立て直し方
5〜9月強い切り戻しまで可能切りすぎても脇芽で埋まる伸びた先を整えて待つ
4月・10月軽い整枝までにとどめる切り口が枯れ込むことがある枯れた先を節の上で切り直す
11〜3月傷んだ葉を取る程度切り口から先が黒く枯れる春まで待ち生きた節で切る

切ったつるを無駄にしない

水挿しにする
節を二つ以上つけて切り、水に挿せば根が出ます。捨てる前に、増やすか飾るかを決めてから片付けます。
親株の鉢に挿し戻す
同じ鉢の空いた場所に直接挿すと、株全体に厚みが出ます。株元がすいた鉢を立て直す最短の方法です。
花瓶で数か月楽しむ
葉のきれいなつるは、水を替えながら数か月もちます。根が出たら鉢に植えるか、そのまま水で育て続けられます。

切りくずを猫や犬が口にすると口の中が荒れます。かじる習性のある家では、作業後に床を確認してから終わりにします。

ポトスの剪定・仕立てに使うもの

室内の植物は、切ることで形を保ちます。切った枝がそのまま挿し木の材料になるのも鉢ものの利点です。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 小型 室内」
    規格の目安
    刃渡り 4〜5cm。バイパス式(刃が交差するもの)。

    生きた枝を切るならバイパス式です。切り口が潰れると、そこから枯れ込みます。

  • 消毒用アルコール探す言葉「消毒用アルコール スプレー」
    規格の目安
    濃度 70〜80%。

    株を変えるたびに刃を拭きます。切り口から入る病気は、道具が運ぶことが少なくありません。

  • 支柱・ヘゴ棒探す言葉「ヘゴ棒 支柱 観葉植物」
    規格の目安
    鉢の深さ + 植物の高さ。つる性のものは水を含む素材の棒が向きます。

    つるを這わせる植物は、支えがあると葉が大きくなります。垂らしたままだと葉が小さいままのことがあります。

  • 園芸用手袋探す言葉「園芸手袋 背抜き 薄手」
    規格の目安
    手のひらにゴムを張った薄手のもの。

    切ると白い汁の出る植物があり、かぶれることがあります。厚い手袋だと細かい作業ができません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 柔らかい茎なら、指で摘めばはさみは要りません。
  • 癒合剤は木の太い枝を切るときのもので、鉢の観葉植物には要りません。

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