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ラナンキュラスの花を長く咲かせる

ラナンキュラスの花を長く咲かせる|花がら摘みと切り花で春いっぱい

ラナンキュラスの栽培イメージ

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一株から十本以上の花茎が上がる花です。花がら摘みと摘み方の順番で、三月から四月いっぱい咲かせ続けます。

花の姿で摘む時期を決める

ラナンキュラスの花は一輪が一週間から十日ほど持ち、花弁が薄くなって外側から反り返り、中心がふくらんで見えてきたら終わりが近い合図です。この状態で花茎を根元近くから切り取ると、株は種を作る方向に養分を回さず、次の花茎を押し上げます。花が完全に散るまで待つと、花弁が株元に落ちて腐り、灰色かび病の入口になります。

最初の花は二月下旬から三月上旬に咲き、その後は次々と花茎が上がります。一株で十〜二十本咲かせる株もあり、摘み取りが遅れると株が疲れて後半の花が小さくなります。二〜三日おきに株を見回る習慣が、長く咲かせる基本です。

状態判断対応
つぼみが色づく開花まであと三〜五日そのまま、水切れに注意
花弁がふっくら開く見ごろ、七〜十日持つ雨に当てない
外側の花弁が反り返る終わりが近い花茎を根元から切る
花弁が茶色くなる遅い、かびの元になるすぐ取り除く

花がら摘みの切り方

花がらを摘むときは、花首のすぐ下ではなく、花茎の根元近くで切ります。花茎だけを残しても葉が出ることはなく、残った茎が枯れて見苦しくなるうえ、株元の風通しを悪くします。切るときは株元を見て、次に上がってきているつぼみを傷めないように角度をつけます。

花茎を株元近くで切る
はさみで株元から二〜三センチ上の位置で切ります。手で引き抜くと球根まで動いて傷むので、必ず切ります。
隣のつぼみを傷めない
株元には次のつぼみが並んでいます。はさみの先を確かめてから入れ、隣の茎を切らないようにします。
切り口を株元に残さない
切った花がらは株の上に落とさず、袋に入れて捨てます。湿った花弁が葉に触れるとかびが出ます。

切り花で楽しむなら

ラナンキュラスは切り花としても人気で、つぼみがふくらんで色が見え始めたころに切ると、花瓶の中で一週間ほどかけて開いていきます。株にとっても花茎を早く切ることは負担が減ることになり、次の花茎が上がりやすくなります。朝の涼しいうちに切って、すぐに水に浸けるのが長持ちのコツです。

つぼみが色づいて割れ始めたら切る
花弁の色が見え、外側が少し開いたころが最適です。固いつぼみのままでは開かないことがあります。
朝に切って深水につける
涼しい朝に根元近くで切り、すぐバケツの水に浸けます。下の葉を取り、一時間ほど深水に置くとしゃきっとします。
花瓶の水は毎日替える
茎が柔らかく腐りやすいので、水を毎日替えて茎の先を少し切り戻します。涼しい場所に置けば一週間持ちます。

茎が中空で折れやすいので、切ったあと持ち運ぶときは花を上にして垂直に持ちます。

花が咲かない・小さいときの原因

三月になってもつぼみが上がらない、咲いても花が小さいという姿には、それぞれ理由があります。植え付けが遅れて冬までに根が張れなかった、日照不足で葉ばかり茂った、肥料が切れた、球根が小さかったなどです。株の姿から原因を切り分け、今年できる手当てと来年の改善に分けて考えます。

見た目原因対処
葉は茂るがつぼみがない日照不足、窒素過多日当たりへ移し、リン酸の多い肥料に
花が小さく茎が短い植え付けの遅れ、球根が小さい液体肥料で追い、来年は早く植える
つぼみが茶色く枯れる水切れ、または灰色かび病朝の水やり、病斑は取り除く
花弁が縮れて開かないアブラムシ、寒さの影響虫を取り、寒風を避ける

花の重みで倒れるときの支え

大輪の品種は花の直径が十センチを超え、細い茎で支えきれずに倒れることがあります。倒れてから起こすと茎が折れるので、つぼみがふくらんできたころに細い支柱を添えるか、株のまわりにリング状の支えを置いておきます。徒長(日照不足でひょろ長く伸びること)した株は特に倒れやすいので、日当たりの確保が先です。

つぼみが見えたら細い支柱
花茎一本ごとに竹串ほどの細い支柱を添え、麻ひもをゆるく結びます。強く縛ると茎がつぶれます。
群植は周囲にリング支柱
複数株なら株のまわりにリング状の支柱を置き、茎が寄りかかれるようにします。自然な姿を保てます。

二番花以降を大きく咲かせる

一番花が終わってからが本番で、二番花、三番花を大きく咲かせるには肥料切れを防ぐことが大事です。花がら摘みのたびに株の姿を見て、葉色が薄くなっていたら液体肥料を十日に一回に増やします。四月中旬以降は気温が上がって花が小さくなり、株も休眠へ向かうので、ここで肥料を止めて球根を太らせる管理に切り替えます。

花がら摘みのあと液体肥料
一番花を摘んだ翌日に千倍の液体肥料を与えます。次のつぼみが上がる力になり、二番花も一番花に近い大きさで咲きます。葉色が濃いなら省きます。
四月中旬で切り替え
気温が二十度を超える日が続いたら花はあきらめ、葉を残して球根を太らせます。肥料は止めて日に当てます。

ラナンキュラスの花を咲かせ続けるのに使うもの

つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。

  • 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。

    つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。

  • 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
    規格の目安
    直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。

    花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。

  • 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
    規格の目安
    太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。

    きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
  • リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。

ラナンキュラスの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はラナンキュラスの育て方にまとめています。

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