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リプサリスの水やり

リプサリスの水やり|サボテンと違って乾かしすぎない間隔の決め方

リプサリスの栽培イメージ

読むのに約 3

ほかのサボテンより水を必要とします。乾かしすぎると茎がしわ寄って戻りません。

乾かしすぎと与えすぎの間を探す

リプサリスはサボテンの仲間ですが、砂漠の種類のように何か月も水なしでは過ごせません。土が完全に乾いた状態が続くと、細い茎からしわが寄って細っていきます。

一方で着生する植物なので、根が水に浸かり続けるのにも弱い性質があります。表面が乾いたら与え、鉢の中に水をためないという両方を守る必要があります。

下の表で自分の鉢と置き場所に近い行を選び、そこに書いた読みどころへ進んでください。とくに吊した鉢は乾きが速く、間隔の考え方が変わります。

鉢と置き場所土の乾く速さ先に読むところ
吊り鉢を明るい窓辺に吊す速い。3〜4日で乾く季節ごとの間隔を短めに読む
素焼き鉢を棚の上に置くやや速い。4〜6日で乾く季節ごとの間隔をそのまま読む
プラスチック鉢を床に置く遅い。表面が乾いても中は湿る乾きの確かめ方から読む
鉢カバーや受け皿に入れている底に水が残り続ける根腐れの見分け方から読む

水苔で植えた株や板に付けた株は、鉢植えよりさらに乾きが速くなります。夏は二日から三日で軽くなるので、毎日手で確かめます。

季節ごとの間隔の目安

間隔は日数ではなく気温と土の乾きで決まります。下の表は五号鉢を室内で管理する場合の目安で、実際には毎回鉢を持ち上げて重さを確かめてから決めます。

季節室温の目安水やりの間隔与え方
春(4〜6月)15〜25℃土の表面が乾いたら鉢底から流れるまでたっぷり
夏(7〜9月)25℃以上3〜5日に1回朝か夕方に。霧吹きも毎日行う
秋(10〜11月)15〜20℃7日に1回少しずつ間隔を空けて慣らす
冬(12〜3月)5〜15℃2〜3週間に1回暖かい日の午前に少量だけ

ほかのサボテンの育て方をそのまま当てはめないでください。冬でも完全に断水すると、リプサリスは茎が細って戻らなくなります。

乾き具合の確かめ方

リプサリスは水切れの合図が茎に出やすい植物です。張りを確かめる習慣がつけば、日数を数えなくても適切な間隔がわかるようになります。

鉢の重さで判断する
水やり直後に鉢を持ち上げて重さを覚えます。明らかに軽くなったときが与えどきで、吊り鉢では下ろすついでに確かめられます。
指を土に入れる
人差し指を第一関節まで差し込み、湿り気を感じなければ与えます。ほかのサボテンより早めが目安になります。
茎の張りを見る
指で軽くつまんで弾力があれば足りています。細くしぼんで柔らかいときは水切れなので、すぐに与えます。
しわが寄る前に与える
しわが寄ってから与えても回復はしますが、細くなった茎は太さが戻りません。その手前で与える習慣をつけます。

与え方と受け皿の水

鉢底から流す
少量を何度も与えるのではなく、鉢底の穴から流れ出るまでたっぷり注ぎます。細い根に新しい空気を送るためです。
吊り鉢は下ろして与える
吊したまま与えると水が偏り、床もぬれます。下ろして水やりし、水が切れてから吊し直します。
受け皿を空ける
流れ出た水を受け皿にためたままにすると、底の細い根から腐りはじめます。十分ほど置いてから捨てます。
月に一度全体を洗う
風呂場でシャワーを当てて株全体を洗います。ほこりが落ち、カイガラムシの予防にもなって一石二鳥です。

水は室温に戻したものを使います。冬に冷たい水をそのまま注ぐと根が冷え、そのまま傷んでしまうことがあります。

しわと根腐れの見分け

茎に張りがなくなる症状は、水切れでも根腐れでも起こります。手当てが正反対になるので、土の湿り具合を必ず確かめてから動きます。

状態水切れか根腐れかやること
土が乾き茎にしわが寄る水切れたっぷり与え、翌日の張りを確かめる
土が湿り茎が柔らかい根腐れ水を止め、風の通る場所で鉢を乾かす
株元が黒く茎が抜ける根腐れが進んでいる健全な茎を切って挿し木でやり直す
茎の色が濃いまま張りが戻らない根が少ない小さい鉢に植え替えて根を作り直す

根腐れを疑ったら鉢から抜いて根を見ます。白か薄い茶色なら健康、黒くて指でつぶれる根は切り取って乾いた土に植え直します。

冬と留守中の水やり

冬は室温が下がるぶん水を減らしますが、完全に止めてはいけません。二週間から三週間に一度、暖かい日の午前に少量ずつ与えて茎の張りを保ちます。

旅行などで留守にするときは、出かける前にたっぷり与えて明るい日陰へ移します。一週間程度なら、この方法で問題なく持ちます。

場面水やりの目安気をつけること
冬、室温15℃以上10日に1回午前に与え夜までに表面を乾かす
冬、室温5〜15℃2〜3週間に1回、少量断水はしない。茎の張りで判断する
夏に1週間の留守出発前にたっぷり明るい日陰へ移し風を止める
夏に2週間以上の留守出発前にたっぷり受け皿に浅く水を張っておく

帰宅したら受け皿の水はすぐ捨てます。長く水に浸かったままだと、留守中は無事でも戻ってから根が傷みはじめます。

リプサリスの水やりに使うもの

「何日おき」で決めると必ず外します。乾いたかどうかを見る道具と、鉢底から抜けるようにする道具に分けます。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。電池の要らないものが手軽です。

    表面の乾きと、鉢の中の乾きは一致しません。挿して確かめる習慣が付くと、やりすぎがなくなります。

  • 注ぎ口の細いジョウロ探す言葉「ジョウロ 室内 注ぎ口 細い」
    規格の目安
    容量 1〜2L。注ぎ口が細く長いもの。

    葉の間から株元へ差し込んで注げます。葉に水を溜めると、そこから腐る植物があります。

  • 受け皿探す言葉「鉢 受け皿 室内」
    規格の目安
    鉢底より一回り大きいもの。

    鉢底から抜けた水を受けるためのものです。**溜まった水はそのつど捨てます。** 溜めたままにするのが根腐れの典型です。

  • 霧吹き(葉水用)探す言葉「園芸 霧吹き 葉水」
    規格の目安
    300〜500ml。霧の細かいもの。

    水やりの代わりにはなりませんが、葉裏に当てるとハダニが付きにくくなります。乾燥する冬の室内で効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 自動給水器は、留守が続くときだけで十分です。日常は自分で見るほうが確実です。
  • 多肉植物には霧吹きは要りません。かえって蒸れの原因になります。

リプサリスの上手に育てるコツは作物ページに

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