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モロコシの病害虫と障害

モロコシの病害虫と障害|アブラムシ、メイガ、鳥害と倒伏を防ぐ

モロコシの栽培イメージ

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モロコシは丈夫ですが、アブラムシ、茎に入る蛾の幼虫、鳥、倒伏の四つに悩まされます。症状から原因を見分けて対処します。

症状から原因を見分ける

モロコシは病気で全滅することはまずなく、困るのは虫と鳥と倒伏です。それぞれ対処が違うので、まず株の姿を見て何が起きているかを切り分けます。

症状原因対処
葉の裏や穂に小さな虫が群れるアブラムシ水で流すか、野菜用の殺虫剤
茎に穴が開き、おがくずのような粉アワノメイガの幼虫穴の下で茎を切って幼虫を出す
穂の実が抜けて軸だけ残るスズメやカラス袋かネットをかぶせる
株が根元から倒れる土寄せ不足か肥料過多束ねて支柱で支え、翌年は土寄せを増やす
葉に赤茶色の細長い斑点葉の病気下葉を取り除く。広がらなければ放置
穂が黒い粉のかたまりになる黒穂病袋をかぶせて穂を切り、畑の外へ捨てる

アブラムシは穂が出たころに集まる

モロコシにはアブラムシがよく付きます。葉の裏に付く程度なら影響は小さいですが、穂に群がると実の入りが悪くなり、排せつ物で穂が黒くべたつきます。穂が出たら週に一回、穂と葉の裏を見て、いれば早めに落とします。

少ないうちならホースの水で流すか、指でつぶします。穂全体に広がったら野菜用の殺虫剤を使いますが、花粉が飛んでいる間は避けて、受粉が終わってから使います。

穂が出たら週一で見る
穂の付け根と葉の裏を見ます。緑や黒の小さな虫が数匹なら、指でつぶすか水で流します。
群れになったら薬
穂全体に広がったら、野菜用の殺虫剤を使います。使用回数と収穫前日数を表示で確かめます。
天敵を残す
テントウムシやヒラタアブの幼虫がいれば、薬は使わずに任せます。一週間で数が減ることが多いです。

茎に入る蛾の幼虫は穴で見つける

アワノメイガの幼虫は茎の中に入って食い進み、茎が折れたり穂が枯れたりします。茎に小さな穴が開き、そこからおがくずのような粉が出ていたら中に幼虫がいます。穴の少し下で茎を切り開くと見つかるので、取り除きます。

穂が出る直前の七月下旬から八月が侵入の時期です。この時期に茎を見回り、粉を見つけたらすぐ対処します。予防には穂が出る前に野菜用の殺虫剤を茎の付け根に使いますが、家庭菜園なら見つけ次第取り除くだけで足ります。

七月下旬から茎を見る
週に一回、茎の付け根から穂の下までを見て、穴と粉を探します。粉は茶色く湿った塊です。
穴の下で切り開く
穴の五センチ下からカッターで縦に浅く切り、中の幼虫を取り出します。切った茎はテープで巻けば枯れません。
折れた茎は早めに刈る
食われて折れた株は実が入らないので、地際で切って畑の外へ出します。中に幼虫が残っていると翌年に出ます。

鳥害は実が膨らんでから収穫まで

スズメとカラスはモロコシの実が白く膨らむ八月末から、収穫まで毎日来ます。実が固まっても食べるので、穂が出て受粉が終わったらすぐ袋かネットをかぶせます。株数が少ないなら穂ごとに袋、多いなら畝全体をネットで覆います。

カラスは穂を丸ごと折って持ち去ることがあり、袋だけでは防げないことがあります。カラスが来る畑では、目合い二センチ以下のネットで畝全体を覆います。

受粉が終わったら袋
花粉が飛び終わる八月末に、目の粗い袋を穂にかぶせて茎に結びます。袋は雨で乾くものを選びます。
カラスが来るならネット
穂より三十センチ高い支柱を立て、目合い二センチ以下のネットを渡します。裾を地面まで下ろして石で押さえます。
食われた穂を見たら
実が抜けた穂を見つけたら、その日のうちに袋やネットの隙間を探して直します。一度味を覚えると毎日来ます。

袋は花粉が飛んでいる間にかぶせると受粉が悪くなります。穂の先の花が茶色くなってからかぶせます。

倒伏は土寄せと肥料でほぼ決まる

モロコシが倒れる原因は、土寄せ(株元に土を盛ること)が足りず支え根が浮いていることと、肥料の入れすぎで茎が細長く伸びる徒長(茎がひょろ長く伸びること)の二つです。台風はきっかけにすぎず、二回の土寄せと控えめな追肥で、強風でも斜めになる程度で済みます。

原因見分け方防ぎ方
土寄せ不足株元を揺すると根が動く七月と八月上旬の二回土を寄せる
肥料過多葉が濃い緑で茎が細長い追肥を減らし、二回目は半分に
株間が狭い茎が細く下葉が枯れ上がる株間二十五センチで一本立ち
強風畑全体が同じ向きに倒れる三日以内に束ねて支柱で支える

実が入らないときの切り分け

穂は出たのに実が膨らまない、穂が小さい、実が軽い。原因は開花期の天候、まき時の遅れ、肥料、虫の四つが多く、翌年のまき時と管理を変えることで防げます。

穂は出たのに実がない
開花期に長雨か強い乾きが続くと受粉が悪くなります。翌年はまき時を二週間ずらし、開花期は乾かさないようにします。
穂が小さい
遅まきか二回目の追肥の遅れです。翌年は六月中にまき、穂が出る前に追肥を済ませます。
実が軽く白いまま
収穫が早すぎたか、アブラムシで養分を吸われています。実が固まるまで待ち、穂の虫は早めに落とします。
穂が途中で枯れた
茎の中に蛾の幼虫がいます。穂の下の茎に穴がないか見て、見つけたら取り除きます。翌年は七月から茎を見回ります。

モロコシの収穫までのコツは作物ページに

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