庭植えの水やりは一年目と真夏だけ
庭に植えて二年目以降のコデマリは、雨だけで育ちます。水をやるのは植え付けから一年目と、真夏に十日以上雨がなく葉が朝もしおれているときだけです。鉢植えは土の量が限られるので、春から秋は表土が乾いたら鉢底から流れるまでやり、冬は乾き気味に保ちます。
| 場面 | 水やりの目安 | 見て決める合図 |
|---|---|---|
| 庭植え一年目 | 雨が十日なければ株元にたっぷり | 新芽の先がしおれる |
| 庭植え二年目以降 | 基本やらない | 真夏に朝も葉がしおれたまま |
| 鉢植え・春〜秋 | 表土が乾いたら底から出るまで | 鉢を持ち上げて軽い |
| 鉢植え・冬 | 一週間に一回程度 | 土が完全に乾いて三日たつ |
落葉後の冬も根は少しずつ水を吸っています。鉢植えを完全に乾かしたままにすると春の芽吹きが弱るので、忘れずに月に数回はやってください。
肥料は年二回、寒肥と花後のお礼肥
肥料は冬の寒肥(休眠期に施す遅効きの肥料)と、花が終わった直後のお礼肥の二回で十分です。寒肥は一月から二月に、株元から少し離れた場所に溝を掘って堆肥と油かすを入れます。お礼肥は五月から六月に緩効性の化成肥料を株元にひと握りまきます。
肥料が多すぎると枝ばかり伸びて花が減り、枝も軟らかくなって垂れすぎます。葉が濃い緑で枝が親指ほど太くなっていたら、翌年の寒肥を減らします。鉢植えは春と秋に緩効性の置き肥を鉢の縁に置くだけにして、液体肥料は使いません。
- 寒肥は枝先の真下に溝を掘る
- 枝が広がった外周の真下、株元から五十センチほどの位置に深さ二十センチの溝を掘り、堆肥二握りと油かす一握りを混ぜて埋め戻します。
- お礼肥は花後すぐ
- 花が散り終わって剪定した直後に、緩効性肥料をひと握り株元にまいて軽く土と混ぜます。七月以降は与えません。
- 葉の色を見て翌年を決める
- 葉が濃く枝が太すぎるなら翌年は寒肥を半分に、葉が薄く枝が細いなら堆肥を増やします。
株元の乾きと蒸れを防ぐ
夏の乾きと冬の凍結から根を守るため、株元に腐葉土やわらを五センチほど敷いておきます。ただし枝の根元まで埋めると株元が蒸れて枝が枯れ込むので、株元から十センチほどは土を見せておきます。雑草も株元に生えると風を止めるので、春と秋に抜きます。
株の内側は枝が混み合いやすく、風が通らないとうどんこ病やアブラムシが出やすくなります。花後の剪定で内側の細い枝を抜き、夏に葉が重なりすぎているときは混んだ部分の枝を数本抜いてすき間を作ります。
- 敷きわらは株元を空ける
- 腐葉土やわらは株の周囲に敷き、枝の根元から十センチは土のまま残します。埋めると蒸れて枝が枯れます。
- 夏に内側をのぞく
- 七月に株の内側をのぞいて、葉が重なって暗ければ細い枝を数本根元から抜きます。枝先は切りません。
鉢植えの管理と植え替え
鉢植えは八号鉢以上の深い鉢に、赤玉土七に腐葉土三の配合で植えます。根の張りが早いので二年に一回、落葉期の二月から三月上旬に一回り大きい鉢へ植え替えるか、根を三分の一ほど切り詰めて同じ鉢に戻します。植え替えないと鉢の中で根が詰まり、夏に水切れして葉が落ちます。
- 二年に一回、落葉期に
- 鉢底から根が出ていたり、水がしみ込むのが遅くなっていたら植え替えの合図です。二月から三月上旬に行います。
- 根鉢の外側を三分の一ほぐす
- 鉢から抜いた根鉢の外側と底を、古い根を切りながら三分の一ほどほぐします。中心の根は崩しません。
- 枝も三分の一切り詰める
- 根を切った分、枝も三分の一ほど切り詰めて釣り合いを取ります。その年の花は減りますが株が安定します。
- 植え替え後は日陰で一週間
- たっぷり水をやり、一週間は風の弱い半日陰に置いてから日なたへ戻します。新芽が動けば根付いています。
鉢植えは枝が垂れる分、鉢台に載せて下に空間を作ると姿がきれいに見えます。地面に直接置くと枝が地面に着いて傷みます。
葉が黄ばむ、落ちるときの原因と手当て
夏に下葉から黄ばんで落ちるのは、鉢植えなら根詰まりか水切れ、庭植えなら乾きすぎです。鉢を持ち上げて軽ければ水切れなので朝にたっぷりやり、湿っているのに落ちるなら根詰まりで、秋まで待って落葉期に植え替えます。庭植えは株元に腐葉土を敷いて乾きを和らげます。
春の新葉が黄色っぽく縮れるのは、アブラムシがついているか、寒肥(休眠期に施す遅効きの肥料)が根に触れて根を傷めたかです。葉裏に虫がいれば落とし、いなければ肥料が原因なので水をたっぷりやって薄めます。秋の紅葉で葉が黄色から赤に変わるのは自然な落葉の準備で、心配いりません。
| 症状 | 原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 夏に下葉から黄ばんで落ちる | 水切れ・根詰まり | 朝に水、落葉期に植え替え |
| 春の新葉が縮れて黄ばむ | アブラムシ・肥料の当たり | 虫を落とす、水で薄める |
| 葉が濃緑で枝が太く花が少ない | 肥料過多 | 翌年の寒肥を半分に |
| 秋に葉が黄色や赤に変わる | 自然な紅葉 | 何もしない |
コデマリの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
コデマリの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はコデマリの育て方にまとめています。
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