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コデマリの病害虫

コデマリの病害虫|アブラムシ、うどんこ病、カイガラムシの見分けと対処

コデマリの栽培イメージ

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コデマリは丈夫ですが、春のアブラムシと初夏のうどんこ病、古い枝のカイガラムシが毎年のように出ます。見分け方と手当てをまとめました。

症状から原因を切り分ける

コデマリの不調の大半は虫と蒸れです。新芽、葉の表裏、枝の付け根の三か所を見れば、何が起きているかほぼ分かります。多くは早めに見つけて落とすか、株の内側の風通しを直せば止まります。

症状考えられる原因最初にすること
新芽や花に緑の小虫が群れ、葉が縮れるアブラムシ水で流す、指でつぶす
葉の表に白い粉が広がるうどんこ病傷んだ葉を取り内側を間引く
枝に白や茶色の小さな貝殻状の粒カイガラムシ歯ブラシでこすり落とす
葉が白くかすれ、裏に細かい点ハダニ葉裏に水をかける
葉が筒状に巻き中に幼虫ハマキムシ巻いた葉ごと取る
枝先が黒く枯れ込む枯れ込み(蒸れ・傷)緑の部分まで切り戻す

アブラムシは四月の新芽に集中する

三月下旬から四月、芽吹きと同時にアブラムシが新芽の先と花房の根元に集まります。放っておくと新芽が縮れて葉が開かず、排せつ物にすす病がついて葉が黒くなります。花の時期と重なるので、毎朝の見回りで見つけ次第ホースの水で流します。

肥料の多い株ほど出やすく、冬の寒肥休眠期に施す遅効きの肥料)が多かった翌春は特に注意します。テントウムシやヒラタアブの幼虫が来れば数日で減るので、少数なら薬を使わず待つのも手です。増えて手に負えないときは、花木用の殺虫剤を新芽に丁寧にかけます。

新芽の先を指で触る
芽の先をなでてざらつきや小さな粒があればアブラムシです。葉が縮れる前に見つけるのがこつです。
水で流す
ホースの水を新芽と花房に勢いよくかけます。二日おきに三回繰り返すと大半が落ちます。
縮れた新芽は摘む
ひどく縮れた新芽は戻りません。摘み取って袋に入れて処分し、下から出る次の芽に期待します。

うどんこ病は株の内側から始まる

五月から六月、葉の表に白い粉をまいたような斑点が出て広がります。うどんこ病で、株の内側の混み合った部分、風の通らない場所から始まります。葉がすぐ枯れることはありませんが、光を奪われて枝が弱り、翌年の花芽が減ります。

白くなった葉は摘み取って処分し、株の内側の細い枝を根元から抜いて風を通します。花後の剪定で内側を空けておくことが一番の予防です。広がりが早いときは花木用の殺菌剤を葉の表裏にかけますが、同じ薬を続けると効かなくなるので二回目は別の系統にします。

白い葉を袋に入れて処分
白い粉が出た葉は摘み取り、地面に落とさず袋に入れて捨てます。落ちた葉が次の感染源になります。
内側の細い枝を抜く
株の中心で交差する枝、下を向いた枝を根元から切って、葉と葉のすき間を作り風を通します。
重曹水は初期だけ
水一リットルに重曹一グラムを溶かして葉にかける方法は、出始めの数枚には効きます。広がったら殺菌剤に切り替えます。

うどんこ病の菌は植物ごとに種類が違い、コデマリからバラやキュウリへ移ることはほぼありません。

カイガラムシは古い枝を冬に確かめる

古くなった枝に、白や茶色の小さな貝殻のような粒が並んでいたらカイガラムシです。動かないので虫に見えませんが、枝の汁を吸って枝を枯らし、排せつ物にすす病がついて枝が黒くなります。殻に守られていて薬が効きにくいので、見つけたら古い歯ブラシでこすり落とすのが確実です。

冬の落葉期は枝がよく見えるので、寒肥の作業のついでに株元の古い枝を確かめます。粒が多くついている古い枝は、こすり落とすより地際で切って処分するほうが早く、株の更新にもなります。五月から七月に殻のない幼虫が歩き回る時期だけは、花木用の殺虫剤が効きます。

落葉期に枝を一本ずつ見る
一月から二月に株元の枝を手でなでて、ざらつく粒があれば歯ブラシでこすり落とします。
多い枝は地際で切る
粒が枝全体に広がった古い枝は、こすらずに根元から切って袋に入れて処分します。株の更新にもなります。
初夏に幼虫を狙う
五月から七月に、殻のない黄色い幼虫が枝を歩きます。この時期だけ殺虫剤が効くので、見つけたら枝全体にかけます。

枝が枯れ込む、株が急に弱るときの手当て

枝先が黒く枯れ込んで下へ進むのは、剪定の切り口から菌が入ったか、株の内側の蒸れで枝が弱ったかです。枯れた部分の少し下、皮を削って緑色が見える位置まで切り戻します。切り口を斜めにして雨水がたまらないようにし、太い枝なら癒合剤を塗っておきます。

株全体が急に弱って葉が小さくなり、枝が細くなってきたら、古い枝ばかりになって株が老化しているか、根元にコガネムシの幼虫が入って根を食べているかです。株元を掘って白い幼虫が出てくれば取り除き、土を入れ替えます。幼虫がいなければ、冬に古い枝を三分の一抜いて株を若返らせます。

見た目原因対処
枝先から黒く枯れ込む切り口からの菌・蒸れ緑の部分まで切り戻し切り口を斜めに
株全体の葉が小さく枝が細い株の老化・根の食害株元を掘って確かめ、古い枝を更新
株の片側だけしおれるその側の根の傷み・幼虫その側の土を掘って根を見る
葉が筒状に巻いて中に糸ハマキムシ巻いた葉ごと摘んでつぶす

コデマリの長く咲かせるコツは作物ページに

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