季節で水やりを切り替える
スイートピーは過湿に弱く、特に冬の小苗は乾かし気味に育てます。庭植えなら冬はほとんど水やり不要で、二週間以上雨がなければ暖かい日の午前中に与える程度です。春につるが伸び出すと水の要求が増え、開花中に水を切らすとつぼみが落ちます。
迷ったら土を指で触って確かめます。表面が乾いて白っぽければ与え、湿っていれば待ちます。プランターは乾きが早いので、春以降は毎朝確かめてください。
開花中に一日でも水を切らすと、つぼみが黄色くなって落ちます。春以降は朝の見回りを習慣にし、葉が少しでも垂れていたらその場で与えます。
| 時期 | 庭植え | プランター |
|---|---|---|
| 10月〜11月(苗) | 植え付け直後に一回、以後は雨任せ | 表面が乾いたら午前中に |
| 12月〜2月(冬越し) | 二週間以上雨がなければ一回 | 四〜七日に一回、暖かい日の午前 |
| 3月(つるが伸びる) | 乾きが続けば一回 | 二〜三日に一回 |
| 4月〜5月(開花) | 一週間雨がなければ朝に | 毎朝、夕方にしおれていれば夕方も |
| 6月(終わり) | 不要 | 枯れ始めたら止める |
水は株元に注ぎ、葉や花にかけません。花に水がかかると花びらが傷み、うどんこ病と灰色かび病の元になります。
追肥は春から、月に二回
植え付け時の元肥(植え付け前に土へ混ぜる肥料)は緩効性肥料を控えめにし、冬の間は肥料を与えません。追肥(育ちの途中で足す肥料)は二月下旬から三月、つるが動き始めたころに一回目を与え、開花中は二週間に一回、薄めの液体肥料を続けます。
スイートピーは豆の仲間で、根に付く根粒菌が窒素を作るため、窒素の多い肥料は要りません。窒素過多になると葉ばかり茂って花が減り、うどんこ病にもかかりやすくなります。リン酸とカリが多めの花用肥料を選びます。
- つるが伸び始めたら一回目
- 二月下旬から三月、新しいつるが伸び始めたら、株元から少し離して緩効性肥料を一株小さじ一杯ほど置きます。
- つぼみが見えたら液体肥料
- 四月につぼみが見え始めたら、規定より薄めた液体肥料を二週間に一回、水やりの代わりに与えます。
- 開花中は切らさない
- 花が次々咲く四月から五月は肥料の消費が多い時期です。葉色が薄くなったら回数を週一回に増やします。
- 五月下旬で終える
- 気温が上がって花が小さくなったら肥料を止めます。株の終わりが近いので、種を採るなら残す花を決めます。
葉の色と姿で判断する
水と肥料が合っているかは、葉の色とつるの伸び方に出ます。表で見当を付けて、一つずつ直して一週間様子を見てください。いくつも同時に変えると、何が効いたか判断できなくなります。
| 葉の状態 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 葉が薄い黄緑で伸びが遅い | 肥料不足・低温 | 三月以降なら追肥。冬なら待つ |
| 葉が濃緑で大きく、つるばかり伸びて花がない | 窒素過多 | 肥料を止め、リン酸の多い肥料に替える |
| 下葉から黄色く枯れ上がる | 過湿・根の傷み | 水を減らし、株元の土を軽くほぐす |
| 葉先が茶色く焼ける | 肥料が濃い・水切れ | 液体肥料を薄め、朝の水を確かめる |
| 葉に白い粉 | うどんこ病 | 病葉を取り、風通しを良くする |
花がら摘みで花期を延ばす
スイートピーは咲き終わった花をそのままにすると、さやを作ることに養分を回して花が止まります。しおれた花は花茎の付け根から切り取り、種を作らせないようにします。切り花として咲きかけを毎日切っていくのが、最も花期を延ばす方法です。
花がら摘みの目安は、一茎の花が全部しおれて色があせたころです。まだ上の一輪が咲いているなら待ちます。切るときは葉を巻き込まないように、花茎だけを付け根で切ります。
- しおれた花茎を付け根で切る
- 花びらが縮んで色があせたら、花茎をたどって葉の付け根のところで切ります。さやがふくらむ前に切るのが目安です。
- 切り花にして楽しむ
- 一茎に三〜四輪あるうち、下の一〜二輪が開いたころに朝切ります。切るほど次の花が上がってきます。
- 種を採る株は残す
- 種を採りたいなら、五月中旬以降に咲いた花を数本残してさやを付けさせます。それまでは全部切って花を優先します。
つぼみが落ちるときの原因と手当て
つぼみが黄色くなって開かずに落ちるのはスイートピーでよくある症状です。多くは水切れ、急な温度変化、日照不足のいずれかで、病気ではありません。開花中の水と日当たりを見直すと、次のつぼみから止まります。
一度に多くのつぼみが落ちても株は元気なことがほとんどです。慌てて肥料を増やすと逆効果なので、まず水と置き場所を確かめてください。
| 状態 | 原因 | 手当て |
|---|---|---|
| つぼみが黄色くなって落ちる | 水切れ・乾燥した風 | 朝の水やりを確実にし、風の当たらない場所へ |
| 急に冷え込んだ後に落ちる | 低温 | 遅霜の予報が出たら夜だけ不織布をかける |
| 日陰側のつぼみだけ落ちる | 日照不足 | 支柱の向きを変えるか、周りの枝を整理する |
| つぼみに小さな虫 | アブラムシ | 水で流すか、花用の殺虫剤 |
スイートピーの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
スイートピーの長く咲かせるコツは作物ページに
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