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スイートピーの種まきと育苗

スイートピーの種まき方法と時期|十月に固い種を傷付けてまき、冬の寒さに当てて春に咲かせる

スイートピーの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
地域と地温に合わせる
まき方
直まき / ポットまき
まず確認
秋にまいて小苗で冬を越すのが基本です。固い種の下処理と、まきどきの見極めで発…

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秋にまいて小苗で冬を越すのが基本です。固い種の下処理と、まきどきの見極めで発芽と花付きが変わります。

固い種は一晩水に浸けるか傷を付ける

スイートピーの種は皮が固く、そのままでは水を吸わずに発芽がそろいません。まく前の晩に水に浸けてふくらませるか、爪切りやヤスリで皮に小さな傷を付けてからまきます。黒くて特に固い種ほど傷付けの効果があり、白っぽい種は浸けるだけで十分です。

一晩水に浸ける
まく前日の夜にぬるま湯に浸け、翌朝ふくらんだ種だけをまきます。ふくらまない種は皮に傷を付けてもう半日浸けます。
傷付けは芽の反対側
種の丸い側面にヤスリで小さく擦り傷を付けます。へその黒い部分は芽と根が出る場所なので、そこは避けます。
ポットに二〜三粒を一センチの深さ
三号ポットに二〜三粒を置き、一センチほど土をかけます。移植を嫌うので、直まきかポットまきで根を動かさないようにします。
本葉二枚で一本に間引く
本葉が二枚になったら、勢いの良い一本を残してはさみで地際を切ります。抜くと残す苗の根が傷みます。

発芽から冬越しまでの苗の管理

発芽適温は十五〜二十度で、十月なら一週間から十日で芽が出ます。本葉が出たら日当たりの良い屋外に置き、寒さに当てながら締まった苗にします。暖かい室内で育てると徒長(光が足りず茎だけ細長く伸びること)して寒さに弱くなります。

本葉が四〜五枚になったら先端を摘む摘心(先端の芽を摘んで枝数を増やすこと)をします。これでわき芽が二〜三本伸び、春の花数が倍になります。摘まないと一本の弱いつるが伸びるだけで、花が少ない株になります。

苗の良し悪しは、茎を指で触って確かめます。固く締まって太いなら順調、柔らかく細長いなら光不足です。葉の色は濃い緑で、節の間が詰まっている姿を目標にします。

発芽まで乾かさない
土の表面が乾く前に朝の水やりを続けます。芽が出たら回数を減らし、表面が乾いてから与えます。
本葉四〜五枚で摘心
本葉が四〜五枚になったら、一番上の節を指で摘み取ります。十一月中に済ませると、わき芽が冬までに伸び始めます。
屋外の日向で寒さに慣らす
本葉が出たら室内に入れず、日当たりの良い屋外に置きます。強い霜が降りる夜だけ不織布をかけます。
十一月中に植え付け
本葉四〜六枚、草丈十センチほどの苗を、十一月中に花壇かプランターに植えます。根鉢は崩さず、株間は二十〜三十センチにします。

植え付け場所と土づくり

スイートピーは日当たりと水はけの良い場所を好み、酸性の土を嫌います。植え付けの二週間前に苦土石灰を一平方メートルに百グラムほどまいて耕し、一週間前に堆肥と元肥(植え付け前に土へ混ぜる肥料)を入れておきます。つるが一メートル半以上伸びるので、支柱を立てる場所も先に決めます。

場面向き不向き理由
南向きのフェンス際最適日当たりが良く、フェンスがそのまま支柱になる
建物の南側の壁際冬の寒風を避けられる。夏の反射熱は花後なので問題ない
前年に豆類を育てた場所不可連作障害で生育が止まる。三〜四年空ける
水がたまりやすい低地不向き冬の過湿で根が腐る。高畝にする
深型プランター深さ三十センチ以上、二株まで。支柱を立てる

発芽しない、苗が弱いときの原因

種がまばらにしか芽を出さない、苗がひょろひょろで倒れる、冬に枯れる、といった失敗は原因がはっきりしています。表で切り分けて、次のまき方を直してください。

起きたこと原因直し方
芽が出ない、出てもばらばら種が固く水を吸わなかった一晩浸けるか傷を付けてからまく
土の中で種が腐ったまき時が早く暑い・過湿十月中旬以降にまき、水を控える
苗が細長く倒れる室内で育てた・日照不足屋外の日向に出し、深植えで立て直す
冬に苗が枯れた苗が大きすぎた・強い霜遅めにまいて小苗で越冬、霜の夜は不織布
春まきで花が少ない低温に当たる期間が不足来年は秋まきに切り替える

スイートピーの種と豆には有毒成分があり、食用のエンドウとは別物です。食べないでください。まいた後の残りの種は子どもの手の届かない場所に保管します。

秋まきか春まきかを決める

スイートピーは秋にまいて冬を越し、春に咲かせるのが本来の育て方です。冬の低温に当たることで花芽が付き、四月から五月に長い花茎に香りの良い花を次々に咲かせます。春まきもできますが、株が小さいうちに暑さが来て花期が短くなります。

関東平野部の露地なら十月上旬から中旬にまき、本葉三〜四枚の小苗で冬を越すのが最も安全です。大きくなりすぎた苗は寒さに弱く、小さすぎると根が張らないため、まきどきを外さないことが大切です。

まきどきの目安は、朝の土を触って冷たさを感じ始めたころ、最高気温が二十五度を下回るようになったころです。暑いうちにまくと種が腐り、遅いと根が張る前に冬が来ます。迷ったら十月十日前後を目安にしてください。

作型まきどき向いている理由と注意
秋まき(基本)10月上旬〜中旬冬の寒さで花芽が充実し、四〜五月に長く咲く。寒冷地は霜よけが要る
秋まき遅め10月下旬〜11月上旬苗が小さいまま冬を越すので霜に強い。花期はやや遅れる
春まき3月上旬〜中旬寒冷地向き。低温に当たる期間が短く、花数は秋まきの半分ほど
宿根スイートピー3月または10月多年草の別種。香りは弱いが毎年咲く

スイートピーは連作を嫌います。前年にスイートピーやエンドウ、豆類を育てた場所は避け、鉢植えなら新しい土を使います。

種まきの手順

スイートピーは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

スイートピーの種まきでよくある質問

スイートピーの種はいつまく?

地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。

スイートピーの種はどうやってまく?

直まき / ポットまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。

スイートピーの種は何cmの深さにまく?

種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。

スイートピーの種まき後は毎日水やりする?

回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。

スイートピーは何日で発芽する?

発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。

スイートピーの間引きはいつする?

葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。

スイートピーの種まきに使うもの

草花の種は野菜より小さいものが多く、覆土の厚さで発芽が決まります。光を好む種はほとんど土をかけません。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。
    数量の目安
    セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L。

    粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいもの。

    好光性の種は土をかけないので、ジョウロだと流れます。発芽まではすべて霧で与えます。

  • セルトレイ・浅鉢探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
    規格の目安
    128 穴のセルトレイか、深さ 5cm 前後の浅い育苗箱。

    種が小さいほど深い容器は要りません。浅いほうが土が乾きすぎず、温度も上がりやすくなります。

  • 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
    規格の目安
    差し込み式、長さ 10cm 前後。

    草花は発芽まで 2 週間以上かかるものもあります。まいた日を書いておかないと、待つか諦めるかを判断できません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 種が大きい草花なら、ポットに直接まけばセルトレイは要りません。
  • 温室やヒーターマットは、暖かい時期にまくなら要りません。

スイートピーの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はスイートピーの育て方にまとめています。

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