支柱の種類を場所で選ぶ
スイートピーの巻きひげは細いものにしか巻き付けません。太い支柱一本では絡めず、風でずり落ちて倒れます。ネットか、細い支柱を複数組み合わせたものを用意します。高さは一メートル半から二メートル、つるが伸びる前の二月までに立てておきます。
フェンスやトレリスがある場所なら、それを支柱として使えます。網目が十センチ以上あるフェンスは、園芸ネットを重ねて張ると巻きひげが絡みやすくなります。
支柱の太さの目安は、巻きひげが一周できる細さです。指で触って鉛筆より太いと感じるものには絡めないので、太い支柱を使うなら細いひもや園芸ネットを添えます。
| 場面 | 支柱の形 | ポイント |
|---|---|---|
| 花壇の一列 | 支柱を立てて園芸ネットを張る | 高さ一メートル半以上、両端の支柱を深く刺す |
| フェンス際 | フェンスに園芸ネットを重ねる | 網目が細かいほど絡みやすい |
| プランター | あんどん支柱か三本の細い支柱を三角に組む | 細いひもを二十センチおきに水平に回す |
| 壁際 | 壁から十センチ離してネットを張る | 壁に密着させると風通しが悪く病気が出る |
| 切り花用の畝 | 支柱にひもを段々に張る | 一本仕立てにして下から順に横ひもへ留める |
ネットは二月までに立てる
支柱は苗を植える十一月か、遅くともつるが伸び出す前の二月までに立てます。つるが三十センチを超えてから立てると、絡む場所がないまま倒れて折れたり、隣の株と絡み合ったりします。
- 両端の支柱を三十センチ埋める
- つるが茂ると風を受けて重くなります。両端の支柱は三十センチ以上土に刺し、斜めの控えを一本添えると倒れません。
- ネットはたるみなく張る
- 園芸ネットを支柱に結び、たるみがないよう上下と両端を留めます。たるむと巻きひげが絡んでも風で揺れて外れます。
- 株元から十センチ離す
- ネットの下端は株元から十センチほど離した位置に。近すぎると水やりの手が入らず、離れすぎると最初のつるが届きません。
- 最初の一本だけ手で絡める
- つるが十五センチほどになったら、先端を手でネットに軽く絡めます。一度絡めばあとは自分で登ります。
つるは横に広げて花数を増やす
つるを真上にだけ伸ばすと、花が上の方に集まって下がすかすかになります。摘心で出た二〜三本のわき芽(葉の付け根から出る新しい芽)を左右に振り分けてネットに這わせると、株全体に均等に花が付き、風通しも良くなります。
誘引の目安は、つるの先端がネットから十センチ以上離れていないことです。離れていたら手で軽く絡め直します。つるは朝は柔らかく昼は固くなるので、動かすなら朝が折れにくい時間です。
- わき芽を左右に振り分ける
- 摘心後に伸びた二〜三本のつるを、一本ずつ左右斜め上に向けてネットに誘引します。一株で幅五十センチほど使うつもりで広げます。
- 週に一回向きを直す
- つるは自分で登りますが、隣の株に絡んだり一か所に集まったりします。週に一回、絡まりをほどいて空いている場所へ導きます。
- 伸びすぎたつるは摘む
- ネットの上端を超えたつるは先端を摘みます。下の節からわき芽が出て、目の高さで花が咲きます。
- 巻きひげは切らない
- 巻きひげは絡む道具なので残します。切り花用に一本仕立てにする場合だけ、巻きひげを取ってひもで留める方法をとります。
切り花用の一本仕立て
花茎の長い切り花を目指すなら、わき芽を一本だけ残す一本仕立てにします。巻きひげを全部取り、横に張ったひもに二十センチおきにつるを留めていく方法で、花茎が四十センチ以上になります。手間はかかりますが、花屋の切り花に近い姿になります。
どちらの仕立てにするかは、二月までに決めておきます。三月にわき芽が伸びてから変えると、取るつるが大きくなっていて株の負担になります。
| 目的 | 仕立て | 作業 |
|---|---|---|
| 庭で花を楽しむ | わき芽二〜三本を広げる | 誘引は週一回、巻きひげは残す |
| 切り花で長い花茎を採る | 一本仕立て | 巻きひげとわき芽を取り、ひもに留める。花茎が長くなる |
| プランターでこんもり | あんどん仕立て | つるを円周に沿って巻き、上に達したら摘む |
支柱で失敗したときの立て直し
つるが絡まず倒れた、風で支柱ごと倒れた、上ばかりに花が付いた、といった失敗は春のうちに手当てできます。つるは折れやすいので、直すときは無理に引っ張らず、少しずつ動かします。
| 起きたこと | 原因 | 戻し方 |
|---|---|---|
| つるが絡まず地面を這う | 支柱が太い・ネットが遠い | 細いひもか園芸ネットを添え、先端を手で絡める |
| 風で支柱ごと倒れた | 支柱が浅い・控えがない | つるをほどかず支柱を立て直し、控えを追加 |
| 上にだけ花が付き下がすかすか | つるを上にだけ伸ばした | 上端を摘んでわき芽を出し、来年は横に広げる |
| 隣の株と絡み合った | 誘引をさぼった | 無理にほどかず、絡んだまま両方をネットに留める |
| つるが途中で折れた | 強く引っ張った | 折れた先を切り、下のわき芽を伸ばす |
スイートピーの支えを立てるのに使うもの
倒れてから支柱を足すと、そのときにはもう茎が折れています。つぼみが上がる前に立てておきます。
- リング支柱・朝顔支柱探す言葉「園芸支柱 リング 草花」
- 規格の目安
- 株を囲む輪のついたもの。鉢の直径に合うサイズ(8 号鉢なら直径 24cm 前後)。
茎を 1 本ずつ縛らずに、株ごと支えられます。花の重みで外へ倒れる草花に向きます。
- 細い支柱探す言葉「園芸支柱 8mm 90cm」
- 規格の目安
- 直径 8mm × 長さ 90〜150cm。緑色は花壇でも目立ちません。
- 数量の目安
- 株の高さ + 地中に挿す 20〜30cm を足した長さを選びます。
1 本を添えるだけで、伸びた花茎が風で折れるのを防げます。太すぎると花より支柱が目立ちます。
- 麻ひも・誘引テープ探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
- 規格の目安
- 太さ 2mm 前後の麻ひもか、幅 10mm の伸びる園芸テープ。
きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。
- 背の低い草花や、寄せ植えで互いに支え合っているものには要りません。
- 支柱は使い捨てにしません。洗って乾かせば何年も使えます。
スイートピーの長く咲かせるコツは作物ページに
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