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スイートピーの花を咲かせる

スイートピーの花を咲かせる|寒さに当てて花芽を作り、摘心で花数を増やす

スイートピーの栽培イメージ

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花が咲かない原因は寒さ不足と摘心忘れがほとんどです。冬の管理と春の日当たりで、香りの良い花を四月から一か月半咲かせます。

花が咲かないときは三つの条件を確かめる

スイートピーが咲くには、冬の低温に当たること、摘心でわき芽を出すこと、春に十分な日照があること、の三つが要ります。どれか一つ欠けると、つるは伸びても花が付かなかったり、数輪で終わったりします。自分の株がどこで止まっているかを表で確かめてください。

状態足りない条件対処
つるは伸びるが花芽が付かない冬の低温不足(室内で越冬した)今年は難しい。来年は屋外で冬越し
一本のつるに数輪で終わる摘心をしなかった上端を摘んでわき芽を出す。来年は本葉四〜五枚で摘心
つぼみは付くが開かず落ちる水切れ・日照不足朝の水やりと日当たりを確かめる
花は咲くが小さく色が薄い肥料不足・密植液体肥料を二週間に一回、株間を空ける
葉ばかり茂る窒素過多肥料を止め、リン酸の多い肥料に

冬の寒さが花芽を作る

スイートピーは冬の低温に一定期間当たることで花芽ができます。寒さから守ろうとして室内で冬越しさせると、春につるばかり伸びて花が咲きません。関東平野部なら屋外に置いたままで十分で、強い霜の夜だけ不織布をかける程度にとどめます。

小苗は氷点下五度程度まで耐えます。葉が霜で少し傷んでも、春には新しいつるが出てくるので心配は要りません。むしろ大きく育ちすぎた株のほうが寒さで傷みます。

屋外の日向で冬越し
本葉四〜六枚の小苗を日当たりの良い屋外に置きます。プランターも軒下ではなく、日の当たる場所に出したままにします。
強い霜の夜だけ覆う
氷点下三度以下の予報が出た夜だけ不織布をかけ、朝には外します。かけっぱなしにすると徒長します。
冬は水も肥料も控える
冬の間は乾かし気味に管理し、肥料は与えません。小さく固い苗で春を迎えるのが目標です。

摘心でわき芽を増やす

本葉が四〜五枚のときに先端を摘む摘心(先端の芽を摘んで枝数を増やすこと)で、わき芽が二〜三本伸びて花数が二〜三倍になります。秋に忘れた場合は、二月下旬から三月上旬、つるが動き出す前に摘めばまだ間に合います。

摘心した後は、一週間ほどでわき芽が動き出します。動かないなら寒さで止まっているだけなので、三月に入るのを待ちます。わき芽が伸び始めたら、それぞれを左右に振り分けてネットに絡めます。

本葉四〜五枚で先端を摘む
一番上の節を指で摘み取ります。残した葉の付け根からわき芽が出てきます。十一月までに済ませるのが理想です。
忘れたら三月上旬までに
秋に摘めなかった株は、三月上旬までにつるの先端を摘みます。それ以降は開花が遅れるので、摘まずにそのまま咲かせます。
わき芽は二〜三本残す
四本以上出たら弱いものを取り、二〜三本に絞ります。多すぎると一本ずつが細くなり、花茎が短くなります。

春の日当たりと風通し

三月以降、つるが伸びて花が咲く時期には一日六時間以上の日照が要ります。日照が足りないとつぼみが落ち、花色も薄くなります。壁際やフェンスに密着させると風通しが悪くなり、うどんこ病が出て花が止まるので、壁から十センチ以上離して支柱を立てます。

つぼみが付いたら、葉の裏側とつるの先端を週に一回確かめます。うどんこ病の白い粉やアブラムシを早く見つけるほど、花期を守れます。

場面日照結果の目安
南向きで午前から午後まで日が当たる六時間以上四月中旬から一か月半、次々咲く
東向きで午前中だけ三〜四時間花数は半分ほど、花期も短い
北側や建物の陰二時間以下つるは伸びるが花はほとんど付かない
南向きだが壁に密着六時間以上風通しが悪くうどんこ病で早く終わる

花を長く楽しむための収穫と種採り

スイートピーは咲いた花を切るほど次の花が上がります。切り花として毎朝切るのが、花期を延ばす最も確かな方法です。五月に入って気温が上がると花が小さくなり、六月には株が終わります。種を採るなら五月中旬以降の花を残してさやを付けさせます。

スイートピーの種は翌年も同じ花が咲きますが、近くに別の色があると混ざります。色を保ちたいなら、離れた場所の株から採ります。

朝に下の一〜二輪が開いたら切る
一茎に三〜四輪のうち、下の一〜二輪が開いたころに朝切って水に浸けます。全部開いてから切ると持ちが悪くなります。
花瓶では葉を減らす
水に浸かる葉は取り、水を毎日替えます。香りが強いので、寝室より居間や玄関に向きます。
種はさやが茶色くなってから
残したさやが茶色く乾いてはじけそうになったら摘み、室内で一週間乾かして種を取り出します。紙袋で冷暗所に保管します。
種は食べない
スイートピーの種と豆は有毒で、食用のエンドウとは別物です。採った種は食材と離して保管します。

スイートピーの花を咲かせ続けるのに使うもの

つぼみが上がってからやることは決まっています。摘む・支える・足す、の 3 つです。

  • 液体肥料(リン酸多め)探す言葉「液体肥料 開花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。N-P-K の真ん中(P)の数字が高いもの。

    つぼみを作る時期はリン酸が要ります。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり伸びて花が上がりません。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。

    種を作らせないことが、次の花を咲かせる条件です。花の下の節まで切り戻すのが基本です。

  • 支柱(草花用)探す言葉「園芸支柱 草花 リング」
    規格の目安
    直径 8mm・長さ 90〜150cm の細い支柱か、株ごと囲むリング支柱。

    花の重みで倒れると、そこから茎が折れます。咲いてから立てるのでは間に合わないので、つぼみのうちに。

  • 誘引用の麻ひも探す言葉「麻ひも 園芸 誘引」
    規格の目安
    太さ 2mm 前後。目立たない色のもの。

    きつく縛ると茎が食い込みます。8 の字にゆるく掛けて、茎が太る余地を残します。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 開花促進剤は、肥料と日当たりが足りているなら急ぎません。
  • リング支柱がなくても、細い支柱 3 本を株の周りに立てて麻ひもで囲めば同じことができます。

スイートピーの長く咲かせるコツは作物ページに

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