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ウコンの病害虫と障害

ウコンの病害虫と障害|根茎腐敗と葉を食べる虫を見分けて手当てする

ウコンの栽培イメージ

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ウコンは病害虫が少ない作物ですが、過湿による根茎腐敗と、葉を食べる蛾の幼虫、夏の乾きによる葉焼けが起きます。症状から原因を見分けて手当てします。

症状から原因を見分ける

ウコンはショウガの仲間で、家庭菜園ではあまり病害虫の被害を受けません。困るのは水はけの悪さから来る根茎の腐れと、葉を巻いて食べる蛾の幼虫、夏の乾きや強い日差しによる葉の傷みです。まず症状から原因を絞ります。

症状考えられる原因手当て
株元が黒く柔らかくなり倒れる根茎腐敗(過湿)抜き取り、排水、水を止める
葉が筒状に巻かれて中に虫ハマキムシ類の幼虫巻いた葉ごと取り除く
葉が白っぽくかすれるハダニ葉裏に水をかける
葉先が茶色く枯れる乾き、肥料の濃さ水やり、液肥を薄める
新しい葉が黄色い日照不足、過湿日当たりと排水を確かめる

根茎腐敗は水はけと連作で防ぐ

いちばん多い被害は根茎の腐れです。株元が黒く柔らかくなり、引くと簡単に抜けて悪臭がします。水はけの悪い畑、秋の長雨、同じ場所での連作で起きやすく、いったん腐ると治りません。腐った株は抜き取り、周りの土ごと捨てます。

予防は高畝と排水、そして連作を避けることです。同じ場所にウコンやショウガを続けて植えると土の中の病原菌が増えるので、二年から三年は間を空けます。プランターなら毎年新しい土にします。

腐った株を抜き取る
株元が黒く柔らかい株は根茎ごと抜き、周りの土も一緒に袋に入れて捨てます。畑に残すと広がります。
畝間に溝を切る
長雨で畝間に水がたまるなら、溝を切って畑の外へ流します。水がたまらない畝の高さにします。
来年は場所を変える
ショウガやミョウガも同じ病気にかかります。二年から三年は別の場所で育て、土を休ませます。

植える前に種芋を確かめ、切り口を乾かしてから植えるだけでも腐敗はかなり減ります。

葉を巻く虫は葉ごと取り除く

七月から九月に葉が筒状に巻かれ、中に緑や褐色の幼虫がいるのは蛾の幼虫です。葉が食べられても根茎への影響は小さいので、巻いた葉ごと切り取って捨てれば十分です。数が多いときは野菜用の殺虫剤を葉にかけます。

葉が白っぽくかすれ、裏に小さな点が動くのはハダニです。乾いた暑さで増えるので、葉裏に勢いよく水をかけて洗い流します。数日おきに繰り返すと減ります。

巻いた葉を見つけたら切る
筒状に巻いた葉は中に幼虫がいます。葉ごと切り取って袋に入れて捨てます。手で開いてつぶしても構いません。
ハダニは水で流す
葉裏に勢いよく水をかけて洗い流します。三日おきに三回ほど繰り返すと目立たなくなります。
多いときは野菜用の殺虫剤
被害が株全体に広がるときは野菜用の殺虫剤を表示に従って使います。収穫前の日数を確かめます。

夏の葉焼けと乾きの傷みは水と日よけで防ぐ

真夏の強い日差しと乾きで、葉の縁が茶色く枯れたり、葉全体が白っぽく焼けたりします。病気ではなく生理的な傷みで、根茎には大きな影響はありません。敷きわらで土の乾きを防ぎ、水を切らさないようにします。

プランターや鉢では西日が当たると鉢の中が高温になり根が傷みます。午後に日陰になる場所へ移すか、鉢を二重にして熱を防ぎます。葉焼けした葉は戻らないので、新しい葉が正常に出ていれば問題ありません。

敷きわらを厚くする
刈った草やわらを株元に五センチ以上の厚さで敷き、土の乾きと地温の上がりすぎを防ぎます。乾いたら足します。
鉢は西日を避ける
午後に日陰になる場所へ移すか、鉢を一回り大きな鉢に入れて二重にし、熱を防ぎます。

台風で倒れた株は起こして土を寄せる

草丈が一メートルを超える九月は台風の風で倒れやすくなります。倒れても根茎が土の中にあれば枯れることはなく、起こして株元に土を寄せれば回復します。放置すると根茎が土から浮いて緑化したり、傷から腐ったりします。

ウコンは草丈が一メートルを超え、葉が大きいので強風で倒れやすい作物です。台風の予報が出たら、前もって株元に土を寄せて固め、支柱を四隅に立ててひもを回しておくと倒れにくくなります。

台風の前に土寄せとひも
株元に土を寄せて固め、畝の四隅に支柱を立ててひもを回します。葉が擦れ合わない高さにします。
倒れたら起こして土を寄せる
風がやんだら株を起こし、根茎が浮いていれば土をかぶせて足で軽く踏み固めます。折れた茎は切ります。

被害が出たときの切り分けと戻し方

葉が黄色い、株が倒れた、根茎が小さい。ウコンの不調はこの三つにほぼ集まります。原因が病気か虫か環境かで対処が変わるので、株元と葉裏を見て一つずつ確かめてから手を打ちます。

下の葉から黄色くなる
秋なら自然な枯れ上がりで問題ありません。夏なら過湿か肥料切れです。株元が湿っていれば水を止め、乾いていれば追肥(育ちの途中で足す肥料)をします。
株全体が急にしおれる
根茎腐敗の可能性が高いです。株元を触って柔らかければ抜き取ります。固ければ水切れなので水を与えて様子を見ます。
葉に穴が開く
蛾の幼虫かバッタです。葉裏と巻いた葉を探して取り除きます。根茎には影響しないので慌てなくて構いません。
掘ったら根茎に黒い斑点
軽い腐敗の始まりです。斑点を切り落として早めに使い、種芋には使いません。来年は場所を変えます。

ウコンの収穫までのコツは作物ページに

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