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カブの収穫と保存

カブの収穫と保存|直径で採りごろを決め、葉は切って別に保存する

カブの栽培イメージ

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カブは適期を過ぎると割れや空洞が出ます。直径を目安に採り切り、葉と根を分けて保存します。

採りごろは直径で決める

カブは根の直径で採りごろを決めます。小カブは五センチ、中カブは八センチから十センチ、大カブは品種の表示に合わせます。日数はあくまで目安で、天候で前後するので、地面から出ている肩の直径を見て判断します。

採り遅れると根の中に空洞ができたり、皮が固くなったり、割れたりします。大きくしようと待つより、採りごろの株から順に採るほうが味がよく、畝も空いて次の作付けに移れます。

肩の直径を見る
地面から出ている根の肩の直径を測ります。土に埋まっている株は、指で土を少しよけて確かめます。
大きい株から順に採る
同じ日にまいても大きさは揃いません。採りごろになった株から順に採ると、残った株も太ります。
葉の付け根を持って引き抜く
葉の付け根をまとめて持ち、真上にゆっくり引きます。土が固いときは根の周りを少しほぐしてから抜きます。

まいた日と初収穫の日を記録しておくと、翌年は「この品種は何日で採りごろ」が自分の畑の数字で分かります。

採ったらすぐ葉を切り分ける

カブは採ったあとも葉が根の水分を吸い上げるので、葉を付けたままにすると根がしなびます。採ったらすぐに葉を根の上二センチほどで切り分け、根と葉を別々に保存します。葉も柔らかく、炒め物や漬物に使えます。

根は洗わずに新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室で一週間から十日持ちます。葉は湿らせた新聞紙に包んで二日から三日で使い切ります。

部位保存の仕方持つ期間
洗わず新聞紙に包んで野菜室一週間から十日
湿らせた新聞紙に包んで野菜室二日から三日
根が大量皮をむいて塩もみか酢漬け冷蔵で一週間

間引き菜も収穫のうち

カブは三回の間引きで、収穫の前から食べられます。一回目と二回目の間引き菜は柔らかい葉として、三回目は小さな根が付いた小カブとして使えます。捨てずに持ち帰り、畑に置いて虫を呼ばないようにします。

間引き菜は傷みやすいので、その日のうちに使います。味噌汁の具、おひたし、炒め物に向きます。土が付いたままだと早く傷むので、持ち帰ったらすぐ洗って水気を切っておきます。

一回目と二回目は葉として
本葉が小さいうちの間引き菜は柔らかく、おひたしや味噌汁に向きます。その日のうちに使います。
三回目は小カブとして
本葉四枚から五枚の間引き菜には小さな根が付いています。丸ごと浅漬けにしたり、根だけを味噌汁に入れたりできます。

まき時をずらして長く穫る

一度にまくと一度に採りごろになり、食べ切れずに採り遅れます。秋まきは九月中旬から十月上旬の間に、一週間ずつ三回に分けてまくと、収穫も三週間に分散します。畝の半分ずつ、あるいは条ごとにまき時を変えます。

品種を変えるのも一つの方法です。小カブと中カブを一緒にまくと、小カブが先に採れて中カブは後から採れます。種袋に書かれた収穫までの日数を見比べて組み合わせます。

一週間ずつ三回に分ける
同じ畝でも条ごとにまく日をずらします。まいた日を条の端に書いた札を立てておきます。
小カブと中カブを混ぜる
収穫までの日数が違う品種を組み合わせると、同じ日にまいても採りごろがずれます。条ごとに品種を変えると管理も簡単です。

寒さに当てると甘くなる

十一月以降、霜に当たったカブは根の中の糖が増えて甘くなります。急いで採るより、霜に一度か二度当ててから採るほうが味がよくなります。ただし土が凍ると根が傷むので、十二月に入ったら採り切ります。

霜で葉が傷んでも根は無事なことが多いので、葉の見た目で判断せずに根の状態を確かめます。肩を指で押して固さがあれば問題ありません。

霜に一度当ててから採る
初霜のあと数日おいてから採ると甘みが増します。葉がしおれても根は無事なので、あわてて採る必要はありません。
土が凍る前に採り切る
強い霜が続いて土が凍り始めたら、残りの株を全部採ります。凍った根は割れて傷みます。

採り切った根は土付きのまま新聞紙に包んで冷暗所に置けば、年末まで持ちます。

収穫でつまずいたときの切り分け

根が割れた、中がすかすか、根が固い、抜いたら根が二股。収穫期の悩みは、時期・水・土のどれかで説明できることが多く、次回のまき方で防げます。

根の中がすかすか
採り遅れです。適期を過ぎると空洞ができます。次回は直径で判断し、まき時を分散させます。
根が固くて筋っぽい
採り遅れか、春まきでとう立ちが始まっています。小さめでも早めに採り、春は小カブにします。
根が二股や曲がり
土の中の石や固い塊、または未熟な堆肥が原因です。次回は深く耕して石を取り、完熟堆肥を使います。
肩が緑で固い
土寄せ不足で日に当たりました。味は落ちますが食べられます。次回は間引きのたびに土を寄せます。

カブの収穫に使うもの

穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。

  • 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
    規格の目安
    刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。

    引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。

  • 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
    規格の目安
    20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。

    袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。

  • 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
    規格の目安
    厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。

    穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。

  • 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
    規格の目安
    通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。

    根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
  • 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。

カブの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はカブの育て方にまとめています。

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