水やりは土の表面が乾いてから
ジニアはメキシコ原産で乾燥に強く、湿りっぱなしの土を嫌います。花壇では根付いた後はほとんど水やりが要らず、真夏の日照りが続いたときだけ朝にたっぷりやります。プランターは土の表面が白く乾き、鉢を持って軽くなったころに与えます。
迷ったら、水をやらずに翌朝の葉を見てください。朝にぴんとしていれば足りています。昼にしおれても夕方に戻るなら、暑さによる一時的なもので水切れではありません。夕方にも戻らなくなって初めて水が足りないと判断します。
| 場面 | 水やりの目安 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 花壇・根付いた後 | 一週間雨がなければ朝に一回 | 毎日やると根が浅くなり倒れやすい |
| プランター・春〜梅雨 | 表面が乾いたら二〜三日に一回 | 受け皿の水は捨てる |
| プランター・盛夏 | 毎朝、夕方に葉がしおれていれば夕方も | 昼の水やりは根を蒸らす |
| 秋・涼しくなってから | 三〜四日に一回 | 夜に湿ったままだと灰色かび病が出る |
葉に水をかけず、株元に注ぎます。葉が濡れたまま夜を越すと、うどんこ病と黒斑病が広がります。
元肥は少なめ、追肥は月一回
元肥(植え付け前に土へ混ぜる肥料)を効かせすぎると葉ばかり茂って花が少なくなります。花壇なら一平方メートルに緩効性の化成肥料をひと握り、プランターなら培養土の規定量で十分です。追肥(育ちの途中で足す肥料)は花が咲き始めてから、月に一回を目安にします。
花壇の土が前作の野菜で肥えている場合は、元肥を入れずに植えても十分育ちます。特にトマトやナスの後は肥料が残っていることが多く、追加すると葉ばかりになります。
- つぼみが見えたら一回目
- 最初のつぼみが見えたころ、株元から少し離して緩効性肥料を一株あたり小さじ一杯ほど置きます。
- 液体肥料なら二週間に一回
- 規定より薄めの液体肥料を二週間に一回、水やりの代わりに与えます。濃いと葉先が茶色く焼けます。
- 葉色で足りているか判断
- 下の葉から黄色くなるなら肥料切れ、葉が濃緑で大きいのに花が付かないなら過多です。姿を見て次回の量を増減します。
- 九月に最後の追肥
- 秋の花のために九月上旬に一回与え、それ以降は与えません。遅い追肥は霜の前まで株を軟らかくして寒さに弱くします。
花がら摘みで次の花を呼ぶ
咲き終わった花を放っておくと種を作ることに養分が回り、新しいつぼみが減ります。花びらが色あせ、中心が茶色くなってきたころに、花のすぐ下ではなく葉の付け根の上で切ります。切った下の葉の付け根から二本の枝が出て、花数が倍になります。
矮性のプロフュージョン系は花がらが自然に隠れるので、放っておいてもある程度咲き続けます。それでも梅雨時に花がらが腐ってカビの元になるので、週に一回は取り除いてください。
- 色あせた花を見つける
- 外側の花びらが乾いて縮れ、中心の黄色い筒状花が茶色くなったら切りどきです。まだ色が鮮やかなら急ぎません。
- 葉の付け根の上で切る
- 花茎をたどって、最初の葉が付いている場所のすぐ上で切ります。茎だけ残すと枯れ込んで見た目も悪くなります。
- 週に一回まとめて
- 毎日見なくても、週末にまとめて切れば十分です。梅雨時はカビの元になるので、雨の合間に早めに済ませます。
花が減ったときの原因の見分け
夏の盛りに花が減るのは自然なことですが、株の姿を見ると原因が分かります。葉が黄色いのか濃いのか、茎が細いのか、うどんこ病の白い粉があるのかで手当てが変わります。
表で見当を付けたら、一つずつ直して一週間ほど様子を見ます。いくつも同時に変えると、何が効いたのか分からなくなります。切り戻しは最後の手段として取っておき、まず水と肥料と風通しを見直してください。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 葉が濃緑で大きく茎が太いのに花がない | 肥料過多 | 追肥を止め、切り戻して枝を増やす |
| 下葉から黄色くなり花が小さい | 肥料切れか水切れ | 薄い液体肥料と朝の水やりを再開 |
| 葉に白い粉、つぼみが開かない | うどんこ病 | 病葉を取り、風通しを確保して花用の殺菌剤 |
| 茎が細く倒れ、花がまばら | 日照不足か密植 | 日向へ移すか、間引いて株間を空ける |
夏の切り戻しで秋にもう一度咲かせる
七月下旬から八月上旬、花が小さくなり株が乱れてきたら、全体の三分の一から半分の高さで切り戻します。二週間ほど花が途切れますが、九月から霜が降りるまで、春より色の濃い花がまとまって咲きます。
切り戻した直後は葉が減って見た目が寂しくなりますが、一週間で新芽がふくらみ、二週間で葉が茂ります。切った後は水やりも控えめにし、新芽が動くのを確かめてから通常に戻します。
- 葉を残して切る
- 切った位置より下に葉が二対以上残るようにします。葉のない茎だけにすると芽が出ずに枯れる枝が出ます。
- 切った直後に薄い追肥
- 切り戻し後に規定の倍に薄めた液体肥料を一回与えると、新しい芽の立ち上がりが早くなります。
- 切った枝はさし芽に
- 切り取った枝の先端十センチは、さし芽にすれば秋の苗になります。増やし方のガイドを参照してください。
矮性のプロフュージョン系は切り戻しなしでも咲き続けます。乱れたところだけ軽く整える程度で十分です。
ジニアの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
ジニアの長く咲かせるコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はジニアの育て方にまとめています。
iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。
この記事は広告を含みます。