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ズッキーニの植え付け・面積

ズッキーニの植え付けと必要面積|株間90センチと地温の目安

ズッキーニの栽培イメージ

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つるは伸びませんが株は1メートル以上に広がります。面積と地温を先に決めます。

つるは伸びないが株は大きく広がる

ズッキーニはカボチャの仲間ですが、つるが這わずに株元から葉柄を放射状に立ち上げます。地面を占領しない代わりに葉の直径は1メートルを超え、生育後半には隣の株と葉が重なり合います。

植える前に1株あたり畳半分ほどの面積を確保します。詰めて植えると葉が重なって株元が蒸れ、うどんこ病の始まりが早まるうえ、雌花が葉の下に隠れて授粉と収穫のたびに葉をかき分けることになります。

ズッキーニの苗を畝へ植え付ける様子
ズッキーニは根鉢を崩さず、株間を十分に取って植え付けます。
植える向きを決める
葉柄は日の当たる側へ倒れます。通路側へ倒れる向きに植えると通行のたびに折るので、畝の中央へ倒れる配置にします。
隣に何を植えるか
背の高い作物を南側に置くと葉が徒長(間のびして弱く伸びること)します。ズッキーニは北側か西側に配置し、株の上を遮らないようにします。
栽培のしかた1株が使う幅株数の目安
露地で放任1.2〜1.5メートル3.3平方メートルに2株
露地で支柱に立てる80センチ〜1メートル3.3平方メートルに3株
大型の容器1鉢に1株容量25リットル以上

植え付けは地温12℃以上になってから

定植の判断は暦ではなく地温で行います。最低地温が12℃を下回る時期に植えると根が動かず、活着が遅れて株が小さいまま雌花期に入ります。生育適温は20〜28℃で、日中が25℃前後で安定するころが最も伸びます。

早植えするとき
遅霜のおそれが残る時期に植えるなら、行灯や不織布で2週間ほど覆います。風で葉柄が折れるのを防ぐ効果もあり、活着が目に見えて早まります。
遅植えするとき
6月に入ってから植えると初期生育は速く、株が短期間で仕上がります。ただし収穫期がうどんこ病の最盛期と重なるため、採れる期間は短くなります。
地域種まき定植収穫
暖地3月中旬〜4月上旬4月中旬〜5月上旬6月〜8月
中間地4月上旬〜4月下旬5月上旬〜5月下旬6月下旬〜8月
寒冷地4月下旬〜5月中旬5月下旬〜6月中旬7月〜9月

畝幅90センチ・株間90センチが基準

畝幅90センチ、株間90センチ、1条植えが基準です。株間を70センチより詰めても収量は増えず、病気の回りだけが速くなります。畝は高さ15センチほど立て、水はけの悪い畑ではさらに高くします。

1条で植える
2条にすると株の中央が塞がり、授粉も収穫も手が入りません。畝が広い場合でも1条にし、余った幅は通路として使います。
通路を60センチ空ける
葉柄は横へ張り出すので、通路が狭いと通るたびに葉柄を折ります。折れた葉柄は光合成の量をそのまま減らし、次の実の肥大が鈍ります。
黒マルチを張る
地温を上げ、泥はねによる病気の持ち込みを減らします。アルミの筋が入ったものはアブラムシの飛来も抑えられ、初期のウイルス病対策になります。

元肥は控えめにし追肥で伸ばす

元肥(植える前に土へ混ぜておく肥料)を効かせすぎると葉柄ばかりが立って雌花が止まり、いわゆるつるぼけの状態になります。ズッキーニは収穫期間が2カ月近く続くので、元肥は標準量にとどめ、実が付き始めてからの追肥(育てている途中で足す肥料)で長く効かせます。

資材1平方メートルあたり入れる時期
堆肥2キログラム植え付けの2週間前
苦土石灰100グラム植え付けの2週間前
化成肥料50グラム植え付けの1週間前

土の酸度はペーハー6.0〜6.5が目安です。石灰と堆肥を同時に入れると効きが乱れるので、日をずらして入れます。

苗は本葉3〜4枚のうちに植える

苗の選びかた
本葉3〜4枚で葉柄が短く、子葉が残っている株を選びます。徒長して葉柄が間延びした苗は、植えた直後に倒れて根が浮きます。
植え穴の作りかた
植え穴にあらかじめ水を注ぎ、引いてから苗を置きます。根鉢は地面と同じ高さに合わせ、深植えにしません。深いと株元が蒸れて腐ります。
植えた後の1週間
活着するまでは乾かさず、朝に株元へ水を与えます。この時期に一度でも強く萎れさせると、最初の雌花が数節ぶん遅れます。
仮の支えを添える
割り箸ほどの短い支柱を1本添え、苗をゆるく留めます。風で株元が揺すられると細根が切れ、活着が1週間ほど遅れます。

接ぎ木苗は流通が少なく、多くは自根苗です。連作した畑では土壌病害が出やすいので、場所を移すほうが確実です。

容器で作るときの条件

根が浅く広く張るため、容器は深さより容量が効きます。25リットル未満では真夏に日に2回水をやっても萎れ、実が途中で止まります。1鉢1株を守り、直径40センチ以上のものを選びます。

容器の容量1日の水の量追肥の間隔
25〜30リットル朝夕2回7〜10日ごと
40リットル以上朝1回、猛暑日は2回10〜14日ごと
20リットル未満持続がむずかしい勧めない

容器は地面に直置きせず、レンガなどで浮かせます。底の温度が下がって根が傷まず、鉢底の水はけも保てます。

ズッキーニの植え付けに使うもの

植え付けの日にそろっていないと後から張り直しになるのが、マルチと防虫ネットです。苗を買う前に用意しておきます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 黒マルチ探す言葉「黒マルチ 穴あき 95cm」
    規格の目安
    幅 95cm、厚さ 0.02mm。株間の決まっている作物は穴あき(株間 30cm・45cm)が早いです。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。両端を埋めるぶんが要るので、畝の長さ + 1m で見ます。

    地温を上げ、雨のはね返りを止め、雑草を抑えます。土からはねる泥は病気の入り口なので、病気が出やすい畑ほど効きます。

  • マルチ押さえ(U 字ピン)探す言葉「マルチ押さえ ピン」
    規格の目安
    長さ 15cm 前後の鉄製。プラスチック製より風に強いです。
    数量の目安
    畝 1 本で 20〜30 本。50cm 間隔が目安。

    マルチは土をかぶせて留めるのが基本ですが、風の通る場所ではピンを足さないと一晩でめくれます。

  • 防虫ネット探す言葉「防虫ネット 目合い1mm」
    規格の目安
    目合い 1mm、幅 180cm。トンネル支柱(長さ 210cm・直径 8mm)と合わせて使います。
    数量の目安
    ネットは畝 1 本(3m)で 4m。支柱は 50cm 間隔で 7 本。

    1mm はモンシロチョウやコナガなど、卵を産みに来る蛾や蝶を止めるための目です。アブラムシやアザミウマはこれでは通ります。狙う虫で目合いを決めてください。

    出典: 農研機構「0.6mm 目合いネットによるアブラナ科野菜害虫の侵入阻止効果」

  • 移植ごて探す言葉「移植ごて ステンレス」
    規格の目安
    幅 6〜8cm のステンレス製。目盛りの付いたものは植え穴の深さを見るのに使えます。

    根鉢と同じ大きさの穴を掘るための道具です。柄と刃が一体になっているものは曲がりません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 支柱を立てない作物なら、トンネル支柱は要りません。
  • 穴なしマルチをカッターで開ければ、株間の違う作物にも 1 本で使い回せます。

ズッキーニの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はズッキーニの育て方にまとめています。

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