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家庭菜園ガイド · 目的別

プランターで育てる秋野菜のおすすめ。小松菜・ほうれん草・大根を 1 か月で収穫する

ベランダの 65cm プランターなら小松菜・ほうれん草・ミニ大根が失敗しにくい。まく時期、深さ、水やりの回数。

小松菜ほうれん草大根9月・10月プランター

結論

  1. 秋のプランターでおすすめは、小松菜 (30 日で収穫、いちばん簡単)・ほうれん草 (石灰を足せば安定)・ミニ大根 (深さ 30cm の鉢) の 3 つ
  2. 関東なら 9 月中旬〜10 月中旬にまく。65cm プランターに 2 条、発芽までは朝夕 2 回の水やりと防虫ネット
  3. 今日やるのは、プランターの深さを測って作物を決め、培養土を入れて種をまくこと

秋のプランター向け野菜 3 つの比較

秋は虫が減り、気温が下がって病気も出にくいので、プランター栽培を始めるのに向いた季節です。夏野菜のように支柱誘引もいらず、まいて 1〜2 か月で収穫できる葉物と根菜が中心になります。どれを選ぶかは、プランターの深さと、どのくらいの日当たりがあるかで決めます。

作物まき時 (関東)収穫まで必要な深さ難しさ
小松菜9 月上旬〜10 月下旬30〜40 日15cm 以上いちばん簡単。虫だけ注意
ほうれん草9 月下旬〜10 月下旬35〜50 日15cm 以上酸性に弱い。培養土なら安定
ミニ大根9 月中旬〜10 月上旬50〜60 日30cm 以上深さがあれば簡単。間引きが要
ラディッシュ9 月上旬〜10 月下旬25〜30 日15cm 以上最短。すき間に向く
リーフレタス9 月中旬〜10 月中旬40〜50 日15cm 以上虫が少なくネット不要なことも

おすすめ 1: 小松菜 (最初の 1 鉢に)

小松菜は秋のプランターでいちばん失敗が少ない野菜です。発芽が早く、日当たりが半日でも育ち、まいて 30 日ほどで収穫できます。65cm プランターに 2 条、条間 15cm ですじまきし、本葉 2 枚で 3cm、本葉 5 枚で 5〜6cm 間隔に間引きます。間引き菜もそのまま食べられます。

唯一の弱点は虫です。9 月にまくならまいた直後に目合い 1mm の防虫ネットをかぶせます。10 月中旬以降のまきなら、ネットなしでも被害は軽くなります。

おすすめ 2: ほうれん草 (石灰を意識する)

ほうれん草は酸性の土に弱く、畑では石灰が欠かせませんが、市販の野菜用培養土は pH が調整されているので、プランターでは初年度はそのまままけます。古い土を使い回すなら苦土石灰を 10 リットルあたり 10g 混ぜて 2 週間おきます。

種は皮が固いので、一晩水につけてからまくと発芽がそろいます。9 月上旬の暑いうちは発芽しにくいので、関東では 9 月下旬以降にまきます。20cm ほどに育ったら外葉からかき取るか、株ごと抜いて収穫します。

コツ

ほうれん草の種は「ネーキッド種子」と書かれた皮をむいたものなら、水につけずにそのまままけます。袋の表示を見て選びます。

おすすめ 3: ミニ大根 (深さ 30cm の鉢で)

普通の大根はプランターでは長さが足りませんが、20〜25cm で収穫する「ミニ大根」の品種なら深さ 30cm の鉢で育ちます。10 号鉢に 1 か所、65cm の深型プランターなら 3 か所に 4〜5 粒ずつ点まきします。培養土は石や固まりを取り除いておくと、又根になりにくくなります。

本葉 1〜2 枚で 3 本、本葉 5〜6 枚で 1 本に間引き、間引くたびに株元へ土を寄せます。関東では 10 月上旬までにまかないと、年内に太りません。

プランター共通の準備と水やり

秋の失敗のほとんどは、種まき直後の乾きと、虫です。培養土は新しいものを使うか、古い土なら根や石を取り除いて堆肥を 2 割ほど混ぜます。鉢底石を 2〜3cm 敷き、土は縁から 2cm 下まで入れます。

  • プランターの深さが作物に足りている (葉物 15cm、ミニ大根 30cm)
  • 鉢底穴があり、鉢底石を敷いている
  • 野菜用培養土 (元肥入り) を縁から 2cm 下まで入れた
  • 種は深さ 1cm、覆土は薄く、手で軽く押さえた
  • 発芽までは朝夕 2 回、発芽後は表面が乾いたら底から流れるまで
  • 9 月まきなら防虫ネットを袋状にかぶせた
注意

9 月の残暑では、コンクリートのベランダに直置きしたプランターは土の温度が 40℃ 近くまで上がり、発芽しません。すのこやレンガで床から浮かせ、午後は日陰になる場所に置きます。

地域とベランダ条件による違い

まき時は関東の平野部が基準です。東北や高冷地では 2〜3 週間早め、西日本では 2 週間遅らせても間に合います。ベランダは畑より暖かいので、11 月上旬まで小松菜をまけることもありますが、収穫までの日数は 60 日近くかかります。北向きや日照が 3 時間未満の場所は、ほうれん草より小松菜やリーフレタスが向きます。

失敗と戻し方

「芽が出ない」なら、たいてい水切れか土の温度です。5 日たっても出なければ、涼しい場所に移して同じプランターにまき直します。10 月中旬まででしたら、まき直しても年内に収穫できます。「芽は出たが細くひょろ長い」なら日照不足か密植で、思い切って間引いて日当たりのよい場所へ移します。

「葉が穴だらけ」なら虫です。葉裏の虫を取り、ネットをかぶせ直します。「ほうれん草だけ葉が黄色くて育たない」なら土が酸性で、株元に苦土石灰をひとつまみまいて様子を見るか、次の鉢から培養土を新しくします。

今日やること

  1. プランターの深さを測り、15cm なら小松菜かほうれん草、30cm ならミニ大根を選ぶ
  2. 培養土を入れて種をまき、水をやってから防虫ネットをかぶせる
  3. まいた作物と日付をアプリに記録し、間引きと収穫の目安日を確認する

よくある質問

1 つのプランターに複数の野菜を混ぜてまけますか?
できます。小松菜とラディッシュ、ほうれん草とリーフレタスのように、収穫までの日数が近い組み合わせが管理しやすいです。ミニ大根は深さと株間が必要なので、単独の鉢にします。
夏野菜を育てた土をそのまま使えますか?
根と石を取り除き、堆肥を 2 割と苦土石灰を少量混ぜて 2 週間おけば使えます。ナス科やウリ科のあとに葉物をまくのは問題ありません。ただし病気が出た土は、日光に当てて消毒するか新しくします。
秋野菜は肥料が要りますか?
元肥入りの培養土なら、小松菜とラディッシュは追肥なしで収穫できます。ほうれん草とミニ大根は本葉 4〜5 枚のときに液肥を 1 回、その後は葉色が薄くなったときだけ与えます。

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