まき時をずらして切らさない
ルッコラは一株から採れる量が少なく、サラダに使うとすぐになくなります。一度に全部まくより、二週間おきに一条ずつまくほうが食卓に合います。生育期間が短いので、空いた畝に差し込む使い方もできます。
秋なら九月上旬、九月下旬、十月中旬の三回にまくと、十月から十二月まで途切れずに採れます。まいた日を書いた札を立てておくと、次にどこへまくかで迷いません。

- 畝を三つに区切る
- 一区画にまいたら二週間あけて次の区画にまきます。三区画あれば六週間分の収穫が続いていきます。
- まいた日を札に書く
- 区画の端に日付を書いた札を立てます。収穫までの日数の感覚がつかめ、翌年の計画にも使えます。
春と秋、どちらにまくか
ルッコラは暑さに弱く、気温が二十五度を超えると葉が固くなって辛みが強く出ます。関東平野の露地なら、いちばん失敗が少ないのは九月から十月にまく秋まきです。気温が下がる中で育つと葉が厚く柔らかくなります。
春まきは三月下旬から四月上旬にまき、五月中に採り切ります。五月を過ぎると日が長くなって花芽ができ、葉が固くなります。夏に作るなら半日陰の場所を選び、量を減らして短期間で採ります。
| 時期 | 収穫までの日数 | 向き不向き |
|---|---|---|
| 3月下旬〜4月上旬 | 三十日から四十日 | 五月中に採り切れば柔らかい |
| 5月〜8月 | 二十日から三十日 | 辛みが強く花が早い。半日陰なら可 |
| 9月〜10月中旬 | 三十日から四十日 | いちばん柔らかく作りやすい |
| 10月下旬〜11月 | 五十日以上 | 不織布で保温すれば冬も少しずつ |
薄くすじまきにする
ルッコラの種は小さく、厚くまくと芽が押し合って細く伸びます。深さ五ミリの浅い溝を作り、一センチ間隔を目安に流すようにまきます。溝と溝の間は十五センチから二十センチあけます。
覆土(種にかぶせる土)は三ミリから五ミリの薄さで十分です。種が見えなくなればよく、厚くかぶせると発芽が遅れて欠株が出ます。まいたあとは手のひらで軽く押さえ、土と種を密着させます。
- 浅い溝を作る
- 支柱や板の縁を土に押しつけて、深さ五ミリのまっすぐな溝を作ります。溝の底は平らにならしておくと、種が片寄りません。
- 一センチ間隔で流す
- 種を親指と人差し指でつまみ、こすり合わせながら溝に落とします。固まった場所は指先でならして間隔をそろえます。
- 薄く覆土して押さえる
- 溝の両側の土を寄せて三ミリから五ミリかぶせ、手のひらで軽く押さえます。押さえないと水が種に届きません。
- たっぷり水を与える
- ジョウロのはす口を上に向け、雨のように降らせます。強い水流だと種が流れて一か所に固まります。
ルッコラの種は袋に多く入っています。一度に全部まかず、二週間おきに少しずつまくと長く穫れます。
プランターでも同じ手順で育つ
ルッコラは根が浅いので、深さ十五センチのプランターで十分に育ちます。ベランダの半日陰でも作れるのが利点で、真夏でも西日を避けられる場所なら少量を作れます。
土は野菜用の培養土をそのまま使えます。容器は乾きやすいので、露地より水やりの回数が増えます。乾かしてから与えることを繰り返すと、葉が固くなって辛みが強く出ます。
| 容器 | まき方 | 採れる量の目安 |
|---|---|---|
| 標準プランター(六十五センチ) | 二条すじまき | 十株から十六株 |
| 丸鉢(直径二十四センチ) | ばらまき | 六株から八株 |
| 深型の発泡箱 | 三条すじまき | 二十株前後 |
容器では毎回新しい培養土を使います。アブラナ科を続けて同じ土で作ると、根に不調が出やすくなります。
発芽は三日、そこから三回の間引き
二十度前後なら三日から四日で芽が出ます。発芽がそろったら成長に合わせて三回に分けて間引きます。一度に広く間引くと、残した株が風で倒れたり土が乾いて弱ったりします。
一回目は子葉が開いたころに二センチ、二回目は本葉二枚で四センチ、三回目は本葉四枚で六センチから八センチにします。株間が狭いままだと葉柄だけが伸びて、収穫できる葉が少なくなります。
- 子葉が開いたら二センチ
- 混んだ場所を優先して抜きます。茎がまっすぐで子葉の形が整った株を残し、曲がった株から抜いていきます。
- 本葉二枚で四センチ
- 隣の葉が触れ合う前に広げます。抜くときは株元を指で押さえ、残す株の根が持ち上がらないようにします。
- 本葉四枚で六センチ
- 最終の株間にします。摘み取りながら長く使うなら八センチまで広げると、株が大きく育って収穫が続きます。
発芽がそろわないときの切り分け
芽が出ない、一部だけ出ない、出たのに細く伸びる。原因は水と覆土と温度と虫に分かれ、土を掘って種を見れば区別が付きます。まき直すか待つかを早く決めるほど、収穫の予定が崩れません。
- 一部だけ出ない
- その場所が乾いたか覆土が厚すぎます。指で掘って種を確かめ、白くふやけていなければ土をならしてまき直します。
- 全体に出ない
- 気温が高すぎるか低すぎます。二十五度を超える時期は発芽が悪くなるので、涼しくなるまで待ってまき直します。
- 細く伸びて倒れる
- 日照不足による徒長(日光が足りずひょろ長く伸びること)です。日の当たる場所へ移し、間引いて風を通します。
- 芽が食われて消える
- キスジノミハムシかネキリムシです。まいた日から防虫ネットをかけ、株元の土を掘って虫を探します。
種まきの手順
ルッコラは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。
覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。
ルッコラの種まきでよくある質問
ルッコラの種はいつまく?
ルッコラは一株から採れる量が少なく、サラダに使うとすぐになくなります。一度に…。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。
ルッコラの種はどうやってまく?
すじまき / ばらまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。
ルッコラの種は何cmの深さにまく?
種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。
ルッコラの種まき後は毎日水やりする?
回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。
ルッコラは何日で発芽する?
発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。
ルッコラの間引きはいつする?
葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。
ルッコラの種まきに使うもの
種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。
数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。
- 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
- 規格の目安
- 粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
- 数量の目安
- セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。
粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。
- 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
- 規格の目安
- 500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。
ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。
- 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
- 規格の目安
- 幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
- 数量の目安
- 畝 1 本(3m)で 4m。
発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。
- 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
- 規格の目安
- 差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。
まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。
- 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
- 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。
ルッコラの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はルッコラの育て方にまとめています。
iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。
この記事は広告を含みます。