GadeninEnglishアプリを入れる
ブラックベリーの収穫と保存

ブラックベリーの収穫と保存|黒くなってつやが消えたら食べごろ

ブラックベリーの栽培イメージ

読むのに約 4

ブラックベリーは黒くなってからさらに数日待ち、つやが消えて軽く引くと取れる状態が食べごろです。日持ちしないので保存法も説明します。

食べごろを見分ける

実は緑から赤、黒へと色が変わりますが、黒くなった直後はまだ酸っぱいです。黒くなって二〜三日置き、表面のつやが消えて少し柔らかくなり、軽く引くと軸から外れる状態が食べごろです。無理に引いて取れない実はまだ早いと判断します。

一つの房の中でも熟す順番があり、先端の実から黒くなります。房全体が黒くなるのを待つと先端の実が過熟になるので、房ごとではなく一粒ずつ見て取ります。触って少し沈むくらいの柔らかさなら食べごろで、硬いままなら翌日以降に回します。

見た目熟度判断
赤くて硬い未熟そのまま待つ
黒いがつやがあり硬い熟しかけ酸っぱい。2〜3日待つ
黒くつやが消え、軽く引くと取れる食べごろその日のうちに収穫
柔らかくつぶれやすい、汁が出る過熟加工に回す

品種によって熟しても粒に赤みが残るものがあります。色より、引いたときの取れやすさで判断します。

収穫のしかた

収穫は涼しい朝に行います。実を指で軽くつまんで引き、抵抗なく外れるものだけを取ります。実は柔らかく重ねるとつぶれるので、浅い容器に一〜二段に並べて運びます。熟した実は毎日増えるので、収穫期は二〜三日おきに見回ります。

朝の涼しいうちに
気温が上がると実が柔らかくなって傷みやすいので、朝の涼しいうちに収穫し、すぐに冷蔵庫へ入れます。昼に取った実は、その日のうちに食べるか加工に回します。
つまんで引く
親指と人差し指で実を軽くつまみ、そっと引きます。ラズベリーと違い、芯ごと取れるのが正常です。
浅い容器に並べる
深い容器に重ねると下の実が自分の重さでつぶれ、汁が出て周りの実も傷みます。浅いトレイやざるに一〜二段で並べ、日陰に置いて運びます。
傷んだ実を分ける
かびの出た実や虫食いの実は別の容器に分け、健全な実と一緒に保存しません。一粒のかびが一晩で容器全体に広がることがあります。

保存のしかた

ブラックベリーは収穫後の日持ちが特に短く、冷蔵でも二〜三日です。洗わずに容器に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れます。食べきれない分はその日のうちに冷凍するか、ジャムやソースにします。冷凍は粒をトレイに広げて凍らせてから袋に移すと固まりません。

冷凍した実は解凍すると汁が出て形が崩れるので、凍ったまま使うのが基本です。ヨーグルトに凍ったまま乗せたり、鍋に直接入れてソースにすると、香りが残ります。

保存方法日持ちの目安向く使い方
冷蔵 (洗わずに容器で)2〜3日そのまま食べる
冷凍 (トレイで凍らせて袋へ)3〜6か月スムージー、ソース、焼き菓子
ジャム冷蔵で2〜3週間、瓶詰めで数か月種が気になるなら裏ごし
果実酒、シロップ数か月香りと色を生かす

収穫量の目安

植えて二年目から実がなり、三〜四年目の成株では一株から1〜3キロほど取れます。実は一斉に熟さず、一か月ほど毎日少しずつ取れるのが特徴です。家庭では一株か二株で十分に楽しめます。株が古くなると実が小さくなるので、四〜五年で地下茎から出た若い株に更新します。

実が少ないと感じたら、まず二年目の枝が何本あるかを数えます。枝が2〜3本しかないなら前年の摘心と芽の整理が足りなかったと判断でき、今年出た一年目の枝を育てれば翌年は増えます。

実の数より枝の数を見る
一株に残す二年目の枝を4〜6本にすると、実が大きく甘くなります。枝を残しすぎると実が小さくなります。
収穫の記録を付ける
いつからいつまで取れたかを記録しておくと、翌年の日よけやネットの準備の時期が分かります。

収穫後の株の手当て

収穫を終えた枝は根元から切り、残った一年目の枝に追肥(育ちの途中で足す肥料)を与えて充実させます。落ちた実と傷んだ実は片付けて、コガネムシや病気の元を残しません。

実った枝を根元から切る
収穫が終わった枝は8月中に地際で切り、切った枝は処分します。実の跡が残る茶色の枝なら切って間違いなく、緑の新しい枝は残します。
追肥を与える
有機肥料をひとにぎり、鉢なら大さじ一杯を株元から離して置きます。9月以降は与えません。
落ちた実を片付ける
地面に落ちた実はその日のうちに集めます。コガネムシの産卵場所になり、翌年の幼虫が根を食べます。

実が酸っぱい・小さいときの原因と直し方

ちゃんと黒くなったのに酸っぱい、粒がまばらで小さいという失敗は、収穫の早さと水、受粉の問題がほとんどです。原因ごとに翌年の直し方を整理します。

失敗の姿原因翌年の直し方
黒いが酸っぱい黒くなってすぐ取ったつやが消えて軽く引けるまで待つ
粒が抜けてでこぼこ開花期の雨で受粉不良開花中は雨よけをかける
実が小さく硬い肥大期の水切れ、枝の残しすぎ6〜7月に水をやり、枝を4〜6本に
白い粒が混じる日焼け西日を寒冷紗で遮る

ブラックベリーの収穫に使うもの

木の実は、落として拾うと傷みます。高さのあるところから、傷めずに下ろすための道具です。

  • 収穫ばさみ(先丸)探す言葉「収穫ばさみ 果樹 先丸」
    規格の目安
    刃先が丸く、刃渡り 5cm 前後。

    引っぱって穫ると、枝が裂けて翌年の芽まで落ちます。軸を残して切るのが基本です。

  • 高枝切りばさみ(採果器付き)探す言葉「高枝切りばさみ 採果」
    規格の目安
    伸ばして 2〜3m。切った実を受ける籠の付いたもの。

    脚立で無理な姿勢を取るより安全です。籠付きなら、切った実がそのまま落ちません。

  • 収穫かご・コンテナ探す言葉「収穫かご 果樹 コンテナ」
    規格の目安
    20L 前後。浅めのものは実を重ねずに済みます。

    深い容器に積むと、下の実が自分の重さで傷みます。柔らかい果実ほど浅い容器で。

  • 保存用の緩衝材探す言葉「果物 緩衝材 ネット」
    規格の目安
    果実用のネットキャップか、新聞紙。

    一つずつ包むと、傷んだ実から隣へ移りません。長く置く実ほど効きます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 手の届く高さに仕立てているなら、高枝切りばさみは要りません。低く保つほうが管理も楽です。
  • 専用の収穫かごでなくても、浅い箱に新聞紙を敷けば足ります。

ブラックベリーの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はブラックベリーの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ブラックベリーについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる