GadeninEnglishアプリを入れる
ブルーベリーの月別の作業

ブルーベリーの月別作業カレンダー|剪定・施肥・水やりの年間の流れ

ブルーベリーの栽培イメージ

読むのに約 4

いつ何をするかを月ごとに並べます。剪定と施肥の時期を外すと1年分の収穫が減ります。

年間の全体像

ブルーベリーの1年は、冬に骨格を決め、春に伸ばし、夏に採り、秋に翌年の花芽を作る循環です。どの月の作業も次の季節への準備なので、1つ抜けると必ず翌年に響きます。

月ではなく株を見る
同じ月でもその年の気温で1週間から2週間ずれます。萌芽、開花、色づきという株の変化を目印にして、表の時期を前後に動かします。
抜けを翌月に持ち越さない
剪定と施肥は適期を外すと効果が出ません。できなかった月の作業は無理に取り戻さず、次の作業に切り替えて1年を組み直します。
時期株の状態主な作業
12〜3月休眠冬剪定・植え付け・植え替え・春肥
4〜5月開花と新梢の伸長受粉・芽出し肥・水やりを増やす
6〜8月果実肥大と収穫収穫・夏剪定・防鳥・毎日の潅水
9〜11月花芽分化と落葉お礼肥の締め・マルチ補充・土の準備

地域で2週間から1か月ずれます。暖地は早め、寒冷地は遅めに読み替え、萌芽や開花の実際を目印にします。

冬 12月から3月

3月に与える春肥は、萌芽と開花に使う分です。芽が動いてから与えたのでは間に合わないので、芽が膨らむ前に施します。量は成木で1株あたり50グラム前後、若木はその半分にとどめます。

作業ねらい
12月落葉を待って枯れ枝を整理病害虫の越冬場所をなくす
1〜2月冬剪定と古い主軸の更新翌年の結果枝を作る
2月下旬〜3月春肥・植え付け・植え替え萌芽に合わせて養分と根の場所を用意

剪定は1月から2月が最も見やすい時期です。花芽と葉芽の違いは剪定のページで確認してから切り始めます。

春 4月から5月

春は花と新梢が同時に動く、株が最も消耗する時期です。やることは多くありませんが、開花との前後関係を外すと受粉も肥料も無駄になります。守る作業と与える作業を順に並べます。

開花期は薬剤を避ける
訪花昆虫が受粉を担います。花が咲いている間の散布は控え、必要があれば開花の前か、花が落ちてからにします。
遅霜に備える
寒冷地や盆地では4月の遅霜で花が傷みます。開花中に冷え込む予報が出たら不織布をかけ、鉢植えは軒下へ移します。
芽出し肥は5月上旬
新梢が伸び始める5月上旬から中旬に追肥(育てている途中で足す肥料)します。春肥の3分の1程度の量にとどめ、株元から離してまいて水を与えます。
若木は花を摘む
1年目から2年目の株は咲いた花をすべて摘み取ります。株を作る年と割り切ると、3年目以降の収量が明確に伸びます。
地域開花の目安遅霜の警戒
暖地3月下旬〜4月中旬ほぼ不要
中間地4月上旬〜4月下旬4月中旬まで
寒冷地4月下旬〜5月中旬5月上旬まで

5月は乾きが急に強まる月です。冬の感覚のまま水やりを続けると、果実が肥大しないまま収穫期に入ります。

夏 6月から8月

6月から8月は水と鳥の勝負です。果実が肥大する時期に乾かすと粒が小さいまま止まり、色づいた実は数日で鳥に持っていかれます。どちらも起きてからでは取り返せません。

作業注意
6月防鳥ネットの設置と潅水を毎日に色づく前に張らないと初日で食われる
6月下旬〜7月上旬夏剪定7月を過ぎると翌年の花芽が付かない
7〜8月収穫とお礼肥青くなってから数日待って採る

収穫の終わりに与えるお礼肥は9月の花芽分化(翌年の花のもとが枝の中にできること)に使われます。遅れると翌年の花芽の数がそのまま減ります。

秋 9月から11月

秋は来年の花芽が決まる時期で、目立つ作業は少ないのに翌年への影響が最も大きい季節です。株を刺激せず静かに保ちながら、植え替えマルチの補充という冬への備えだけを進めます。

9月は花芽が決まる
日が短くなると翌年の花芽が作られます。この時期に水切れさせたり強く切ったりすると花芽が減るので、静かに管理します。
10月から11月に植え替え
鉢植えは根が動きにくいこの時期に一回り大きな鉢へ移します。用土は必ず酸性のものを使い、古い土は残しすぎません。
マルチを補充する
夏に分解して薄くなったバークやもみ殻を足します。厚さ3から5センチに戻し、冬の乾燥と凍結から浅い根を守ります。
紅葉は切らずに待つ
葉が赤くなっても養分が枝へ戻る途中です。完全に落葉してから剪定に入ると、翌年の伸び方がはっきり違ってきます。

秋に肥料は与えません。9月以降の窒素は枝の充実を遅らせ、寒害や枝枯れを受けやすくします。

その月に迷ったら

迷ったときは、その作業が休眠期の作業か生育期の作業かで判断します。切る・植え替える・大きく動かす作業は休眠期、与える・守る作業は生育期に割り当てると大きく外しません。

よくある迷い答え理由
12月に剪定してよいか落葉していれば可、確実なのは1〜2月休眠が浅いと切り口から傷みやすい
8月に肥料を足すか収穫後のお礼肥だけにする遅い窒素は花芽分化を乱す
9月に植え替えるか10月まで待つ残暑のうちの根いじりは回復が遅い

系統で収穫時期が1か月ほどずれます。早生か晩生かを系統別のページで確認し、この表を前後に動かします。

やり損ねた月の立て直し方

作業を落とした月があっても、たいていは次の適期に回せます。ただし夏剪定お礼肥だけは期限があり、株の姿を見て遅れたと分かったら、取り返さずに翌年へ組み直すほうが株のためになります。

やり損ねた作業気づいた時期立て直し方
冬剪定4月の萌芽の後強く切らず、枯れ枝と内向き枝だけ抜く
春肥開花が終わった後量を半分にし、芽出し肥とまとめて与える
夏剪定7月中旬より後切らずに見送り、翌年の6月下旬に回す
お礼肥9月に入ってから与えず翌春へ回し、水とマルチで守る

遅れを取り返そうとして量を増やすのがいちばん危険です。9月以降の窒素は花芽分化を乱し、翌年の収量をそのまま減らします。

ブルーベリーの栽培に一年を通して使うもの

木の作業は冬と夏に固まります。冬に剪定と寒肥、生育期に袋かけと防鳥。この 4 つを季節の前にそろえておきます。

数量は植えて数年たった木 1 本を単位にしています。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm 程度まで切れるもの。バイパス式(刃が交差するもの)。

    アンビル式は枝を潰します。生きた枝を切るならバイパス式で、切り口が滑らかなほど早くふさがります。

  • 剪定のこぎり探す言葉「剪定のこぎり 折込 24cm」
    規格の目安
    刃渡り 24cm 前後の折込式。生木用の刃(目の粗いもの)を選びます。

    直径 2cm を超える枝は、はさみで切ろうとすると枝も刃も傷めます。工作用ののこぎりは生木で目が詰まります。

  • 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合肥料。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に 1〜2kg。樹冠(枝の広がり)の外周に沿って埋めます。

    冬に入れて、春に効き始めるのを狙う肥料です。ゆっくり分解するので、休眠期のうちに入れておきます。樹種と樹齢で必要な量は変わるので、詰めたいときは施肥基準を見てください。

    出典: 農林水産省「施肥基準 — 果樹」

  • 防鳥ネット探す言葉「防鳥ネット 目合い25mm」
    規格の目安
    目合い 20〜25mm。小鳥まで防ぐなら 15mm。
    数量の目安
    高さ 2m の木 1 本を覆うのに 4m × 4m 程度。

    色づく直前にかけます。目合いが大きすぎると小鳥が入り、細かすぎると風で煽られて枝を傷めます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。低く仕立てるならずっと不要です。
  • チェーンソーは家庭の果樹には要りません。剪定のこぎりで足ります。

ブルーベリーの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はブルーベリーの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ブルーベリーについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる