採りごろは草丈と株元で決める
チンゲンサイは草丈が十五センチから二十センチになり、株元の葉柄がふっくらと丸みを帯びたら採りごろです。種まきから四十日から五十日が目安ですが、天候で前後するので、日数より株の姿で判断します。
採り遅れると葉柄が固くなり、葉も筋っぽくなります。とう立ち(花芽が伸びること)が始まると一気に味が落ちるので、大きくしようと待つより、採りごろの株から順に採り切ります。
- 株元の丸みを見る
- 葉柄の付け根がふっくらと丸くなっていれば採りごろです。まだ平らなら数日待ちます。
- 大きい株から順に採る
- 同じ日にまいても大きさは揃いません。採りごろの株から順に採ると、残った株も太ります。
- 根元をナイフで切る
- 株元を片手で押さえ、地際で根元をナイフで切ります。引き抜くと隣の株の根が浮きます。
まいた日と初収穫の日を記録しておくと、翌年は「この品種は何日で採りごろ」が自分の畑の数字で分かります。
採ったらすぐ日陰へ、保存は立てて
チンゲンサイは採ったあとしおれやすいので、朝の涼しいうちに採り、すぐ日陰に置きます。保存は湿らせた新聞紙に包み、冷蔵庫の野菜室に立てて入れると三日から四日持ちます。横に寝かせると葉が起き上がろうとして養分を使い、早く傷みます。
大量に採れたときは、さっとゆでて水気を絞り、小分けにして冷凍します。炒め物やスープにそのまま使えます。生のまま冷凍すると葉柄の食感が落ちるので、ゆでてからにします。
| 状態 | 保存の仕方 | 持つ期間 |
|---|---|---|
| 採りたて | 湿らせた新聞紙に包み、野菜室に立てる | 三日から四日 |
| 大量 | さっとゆでて水気を絞り冷凍 | 一か月ほど |
| 外葉が傷んだ | 外葉を取って同じく野菜室 | 二日から三日 |
ミニチンゲンサイは若採りで
草丈十センチほどで採る「ミニチンゲンサイ」は、株間を十センチと狭くして、まいてから三十日ほどで採ります。柔らかく、丸ごと炒めたりスープに入れたりできます。株間を詰めるぶん、間引きは一回で済みます。
ふつうの品種を若採りしても構いませんが、ミニ用の品種のほうが株元が早く締まって形がよくなります。プランターで育てるなら、土の量が少なくて済むミニ用が向いています。
- 株間十センチにする
- 一回目の間引きで四センチ、二回目で十センチにします。ふつうの株間より詰めて植えます。
- 草丈十センチで採る
- まいてから三十日ほど、草丈が十センチになったら根元から切ります。待つとふつうの大きさになります。
まき時をずらして長く穫る
一度にまくと一度に採りごろになり、食べ切れずに採り遅れます。秋まきは九月上旬から十月上旬の間に、一週間ずつ三回に分けてまくと、収穫も三週間に分散します。畝の半分ずつ、あるいは条ごとにまき時を変えます。
ふつうの品種とミニ用の品種を一緒にまくのも一つの方法です。ミニが先に採れて、ふつうの品種は後から採れます。条ごとに品種を変えると管理も簡単です。
- 一週間ずつ三回に分ける
- 同じ畝でも条ごとにまく日をずらします。まいた日を条の端に書いた札を立てておきます。
- 品種を組み合わせる
- 収穫までの日数が違う品種を組み合わせると、同じ日にまいても採りごろがずれます。条ごとに品種を変えると管理も簡単です。
外葉から少しずつ採る方法もある
株ごと採らずに、外側の葉柄を数枚ずつかき取って採る方法もあります。中心の葉が残るので株は育ち続け、一株から長く穫れます。ただし株元が締まった形にはならないので、丸ごとの姿で使いたいときは株ごと採ります。
かき取るときは葉柄の付け根を親指で押さえ、外側へ倒すようにすると、株を傷めずに取れます。取ったあとの付け根が湿ったままだと腐るので、晴れた日の午前中に行います。
- 外側の葉柄から取る
- いちばん外側の葉柄を付け根で外側へ倒して取ります。一度に取るのは三枚までにします。
- 中心の葉は残す
- 中心の若い葉を残せば株は育ち続け、一週間ほどでまた外葉が取れます。中心まで取ると株が止まります。
収穫でつまずいたときの切り分け
葉柄が固い、株元が締まらない、採ったらすぐしおれる、花茎が伸びた。収穫期の悩みは、時期・水・株間のどれかで説明できることが多く、次回のまき方で防げます。
- 葉柄が固く筋っぽい
- 採り遅れか乾きすぎです。適期を過ぎた株は早めに採り、次回はまき時を分散させます。
- 株元が締まらず細長い
- 株間が狭いか窒素が多すぎです。次回は間引きを早めて株間十五センチを守り、追肥を控えて土寄せをします。
- 採ってすぐしおれる
- 日中に採って温まっています。朝の涼しいうちに採り、すぐ日陰に置いて新聞紙に包みます。
- 花茎が伸びた
- とう立ちです。柔らかいうちなら花茎ごと食べられます。春は保温、秋は採り遅れに注意します。
チンゲンサイの収穫に使うもの
穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。
- 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。
引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。
- 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
- 規格の目安
- 20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。
袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。
- 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
- 規格の目安
- 厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。
穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。
- 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
- 規格の目安
- 通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。
根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。
- よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
- 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。
チンゲンサイの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はチンゲンサイの育て方にまとめています。
iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。
この記事は広告を含みます。