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チンゲンサイの種まきと間引き

チンゲンサイの種まき方法と時期|四十日で穫る秋まきの手順

チンゲンサイの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
地域と地温に合わせる
まき方
すじまき
まず確認
チンゲンサイは種まきから四十日から五十日で穫れます。秋にすじまきし、二回の間…

読むのに約 5

チンゲンサイは種まきから四十日から五十日で穫れます。秋にすじまきし、二回の間引きで株間十五センチにします。

秋まきが主力、春と夏はおまけ

チンゲンサイは春から秋までまけますが、いちばん作りやすいのは秋まきです。九月にまくと気温が下がる中で育ち、虫が減り、株が締まって甘くなります。春まきはとう立ち(花芽が伸びて株が固くなること)しやすく、夏まきは虫と暑さで葉が傷みます。

関東の露地なら九月上旬から十月上旬にまき、十月中旬から十一月に収穫します。まく日を一週間ずつずらすと、収穫も分散して食べ切れます。

チンゲンサイの種をまいた後に土をやさしく押さえる様子
チンゲンサイはまいた後に土を軽く押さえると、種と土が密着し水を吸いやすくなります。
まき時収穫向き不向き
3月下旬〜4月5月低温でとう立ちしやすい。トンネル向き
5月〜8月6月〜9月虫と暑さで難しい。ネット必須
9月上旬〜10月上旬10月中旬〜11月いちばん失敗が少ない

すじまきで一センチ間隔に流す

深さ一センチほどの溝に、一センチ間隔で流すようにまく「すじまき」が基本です。条間(溝と溝の間)は二十センチにします。厚くまくと間引きが大変になり、薄いと欠株ができるので、一センチ間隔を意識します。

覆土(かぶせる土)は五ミリほどにし、手のひらで軽く押さえて種と土を密着させます。まいたあとはたっぷり水を与え、発芽まで表面を乾かさないようにします。二十度前後なら三日から四日で発芽します。

まき溝を作る
板の縁や支柱を土に押しつけて、深さ一センチのまっすぐな溝を作ります。条間は二十センチにします。
一センチ間隔で流す
種を親指と人差し指でつまみ、溝に沿ってすり合わせながら落とします。固まった場所は指でならします。
薄く覆土して押さえる
溝の両側の土を指でつまんで寄せ、五ミリほどかぶせます。手のひらで軽く押さえ、たっぷり水を与えます。
まいた日に防虫ネット
発芽直後から虫が来るので、まいた日にネットをかけます。裾を土で押さえて隙間をなくします。

ポットにまいて苗を作り、本葉三枚で植える方法もあります。虫の多い時期や、畝が空くのを待つときに便利です。

土は石灰で中和し、元肥はふつうに

チンゲンサイは酸性の土を嫌うので、まく二週間前に苦土石灰をまいて耕します。一週間前に完熟堆肥元肥(前もって入れる肥料)を混ぜ込み、幅六十センチの畝を立てます。生育が速いので、元肥がしっかり入っていれば追肥は一回で足ります。

前作がアブラナ科(小松菜、大根、キャベツなど)だった畝は避けます。同じ仲間を続けて作ると根こぶ病が出やすくなります。畝ごとに前作を記録しておくと、輪作の計画が立てやすくなります。

二週間前に石灰
苦土石灰を一平方メートルに百グラムほどまき、二十センチの深さまで耕します。石や固い土の塊はこのときに取り除きます。
一週間前に堆肥と元肥
一平方メートルあたり完熟堆肥を二キロ、化成肥料をひと握りほど混ぜ込み、幅六十センチの畝を立てます。
表面を平らにならす
レーキで表面を平らにし、大きな塊が残っていないかを確かめてからまき溝を作ります。

二回の間引きで株間十五センチにする

発芽が揃ったら二回に分けて間引き(込みすぎた株を抜くこと)をし、最終的に株間を十五センチにします。チンゲンサイは葉の付け根が横に広がる野菜なので、株間が狭いと株元が締まらず、細長い株になります。

間引きでは抜く株ではなく残す株を先に決めます。双葉が左右対称で、葉の色が濃く、茎が太くまっすぐなものを残します。間引き菜は柔らかく、炒め物や味噌汁に使えます。

回数時期残す株間
1回目発芽が揃ったころ(本葉1枚)4センチ
2回目本葉3〜4枚15センチ

間引きは残す株を先に決める

残す株を決めたら、その根元を指で押さえながら隣の株を真上にそっと引き抜きます。押さえずに引くと、残す株の根まで浮いて弱ります。間引いたあとは株元に土を寄せて、残した株がぐらつかないようにします。

間引いた株は畑に置かず持ち帰ります。置いたままにすると虫を呼び、腐って病気の元になります。柔らかい間引き菜は炒め物や味噌汁に向くので、その日のうちに使い切ります。

残す株を選ぶ
双葉が左右対称で葉の色が濃く、茎が太くまっすぐな株を残します。ひょろりと伸びた株は抜きます。
根元を押さえて抜く
残す株の根元を指で押さえ、抜く株を真上にそっと引きます。土が固ければ地際で切ります。
株元に土を寄せる
間引いたあとの穴を埋めるように条間の土を株元へ寄せ、残した株を安定させます。寄せた土が付け根を締め、風で倒れるのも防ぎます。
間引き菜は持ち帰る
柔らかい間引き菜は炒め物や味噌汁に向きます。畑に置くと虫を呼ぶので、その日のうちに使います。

種まきでつまずいたときの切り分け

発芽しない、発芽が揃わない、芽が切られて消える。種まき直後の悩みは水と虫がほとんどです。まき直しは十分間に合うので、原因を確かめてからまき直します。

一週間たっても芽が出ない
乾いたか、覆土が厚すぎです。土を掘って種を確かめ、腐っていれば水を控えめにしてまき直します。
芽が一か所に固まった
種が水で流れました。固まった場所を早めに間引き、欠けた場所には追いまきします。次回はジョウロの口を低くして与えます。
芽が根元から切られる
夜に活動する虫(ネキリムシ)です。株元の土を掘って見つけ、取り除きます。防虫ネットは効きません。
双葉に小さな穴
小さな黒い虫(キスジノミハムシ)です。まいた日から防虫ネットをかけて防ぎます。葉が大きくなれば目立たなくなります。

種まきの手順

チンゲンサイは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

チンゲンサイの種まきでよくある質問

チンゲンサイの種はいつまく?

地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。

チンゲンサイの種はどうやってまく?

すじまきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。

チンゲンサイの種は何cmの深さにまく?

種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。

チンゲンサイの種まき後は毎日水やりする?

回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。

チンゲンサイは何日で発芽する?

発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。

チンゲンサイの間引きはいつする?

葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。

チンゲンサイの種まきに使うもの

種まきで失敗する原因のほとんどは、覆土の厚さと、発芽までの乾きです。そこを外さないための道具だけを挙げます。

数量は幅 60cm × 長さ 3m の畝 1 本(約 1.8 ㎡)で計算しています。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ない「種まき用」と書かれたもの。
    数量の目安
    セルトレイ 128 穴 1 枚で約 2L、ポット 9cm なら 1 個 0.3L。

    粒の粗い培養土だと、小さな種が粒の隙間に落ちて深く埋まり、出てきません。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいものほど種が流れません。

    ジョウロで直接かけると、まいた種が寄ってしまいます。発芽までは霧で、根が張ってからジョウロに切り替えます。

  • 不織布(べたがけ用)探す言葉「不織布 べたがけ 農業用」
    規格の目安
    幅 135cm 前後、目付 20g/㎡ 前後。透水性があり、かけたまま水をやれるもの。
    数量の目安
    畝 1 本(3m)で 4m。

    発芽までの乾燥と、鳥・強い雨から守れます。防虫ネットより目が細かいぶん保温もでき、寒い時期の種まきで差が出ます。

  • 園芸ラベル探す言葉「園芸 ラベル 差し込み」
    規格の目安
    差し込み式の白いもの、長さ 10cm 前後。油性ペンで書きます。

    まいた日と品種を書いて挿しておくと、発芽が遅いときに「まだ待つ」のか「まき直す」のかを判断できます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 直まきするなら、セルトレイもポットも要りません。
  • 高価な殺菌済みの培土でなくても、市販の野菜用培養土をふるいにかければ細かい土が作れます。

チンゲンサイの収穫までのコツは作物ページに

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