GadeninEnglishアプリを入れる
🥕 野菜・果菜

チンゲンサイの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

種まきから40日ほどで収穫できる、失敗の少ない中国野菜です。春と秋にまけますが、秋まきが虫害も少なく育てやすいです。株元が丸くふくらんだら採り頃で、小株のうちに採ると柔らかく食べられます。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

チンゲンサイの写真

科: アブラナ科属: Brassica日当たり: 日なた〜半日陰水やり: 乾いたらたっぷり耐寒性: やや強い

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗収穫

9月のチンゲンサイは「播種・育苗」の時期です。 9月の畑仕事を見る

チンゲンサイの月別の作業を詳しく見る

チンゲンサイを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

播種日

春・秋どちらも可能です。播種日と季節ごとの収穫までの日数を残しましょう。

間引きと防虫ネット

本葉2枚と4枚で間引き、播種直後からネットをかけます。日付を残しましょう。

収穫日

株元が丸くふくらみ、草丈15〜20cmが採り頃です。日付を残しましょう。

チンゲンサイの種まきと間引きを詳しく見る

収穫までのコツ

チンゲンサイを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

条間は20cmあける

葉が斜め上に開くので、条を詰めると隣と重なって株元が扁平になります。20cm以上とると光が下まで届きます。

草丈20cmを目安に切る

大きくしすぎると葉柄に筋が入ります。20〜25cmで地際にナイフを入れると、白い株元がきれいな形で残ります。

肥料は元肥中心で組み立てる

生育期間が短く、追肥の効きを待っている余裕がありません。植え付け前に完熟堆肥と化成をすき込んで一気に育てます。

半月おきにずらしてまく

一度に採れすぎても食べきれません。2週間おきに少量ずつまけば、柔らかい株を長い期間続けて収穫できます。

夏まきは白い寒冷紗で覆う

高温期は発芽が揃わず葉焼けも起きます。白い寒冷紗をトンネル状にかけると地温が下がり、株の揃いが良くなります。

チンゲンサイの収穫と保存を詳しく見る

チンゲンサイの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

チンゲンサイの病害虫(26

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

萎黄病

病気一般的な内容Foa / Foc

症状 下葉から黄化し、葉柄がねじれて株が片側に傾く。導管が褐変し、生育が止まって結球しないまま枯れることがある。

予防 抵抗性品種を選び、アブラナ科・イチゴの連作を避ける。無病苗を使い、汚染土壌を農具や靴で持ち込まない。

対処 発病株は根ごと抜き取って処分する。治療は困難なので、輪作や太陽熱消毒で次作の菌密度を下げることを優先する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Candidatus、Fusarium oxysporum、Fusarium oxysporum f. sp. apii ほか8

うどんこ病

病気一般的な内容Ec

症状 はじめ葉表に白い斑点が点在し、やがて葉全体が白い粉状に覆われる。進行すると葉が黄化・褐変して枯れ上がり、光合成が落ちて生育と収量が低下する。

予防 日当たりと風通しを確保し、混み合った下葉やわき芽を早めに整理する。窒素過多の軟弱徒長を避け、抵抗性品種を選ぶと発生を抑えやすい。

対処 初発の葉は見つけ次第切除して株外へ持ち出す。まん延前に登録のある殺菌剤を葉裏まで丁寧に散布し、同一系統の連用を避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59

菌核病

病気一般的な内容

症状 地際や茎、結球部が水浸状に軟腐し、白い綿毛状の菌糸で覆われる。やがて内部や表面に黒い菌核が形成され、株は萎れて枯死する。

予防 排水を良くし、密植と過湿を避ける。菌核は土中で数年生存するため、被害株は菌核ごと取り除き、イネ科との輪作や深耕を行う。

対処 発病株は周囲の土ごと除去して処分する。発生しやすい時期には登録のある殺菌剤を株元中心に散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotinia bulborum、Sclerotinia intermedia、Sclerotinia rubi ほか5

黒腐病

病気一般的な内容Xcc

症状 葉の縁からV字形の黄変が進み、葉脈が黒く網目状に浮き出る。進行すると株全体が萎れて枯れる。

予防 健全種子・健全苗を使い、連作を避ける。雨天時の作業や整枝を控え、株間を空けて葉を乾きやすくする。

対処 発病葉と発病株は早めに取り除き、圃場外で処分する。残渣は必ず片づけ、翌作はアブラナ科以外を作付けする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria alternata、Alternaria citri、Botryosphaeria obtusa ほか10

コナガ

害虫一般的な内容Px

症状 葉裏の葉肉だけが食べられ、表皮が残って白い窓のような跡になる。生育が進むと小さな穴が多数開き、生長点も加害される。

予防 定植時から防虫ネットで覆い、アブラナ科の連作と近接作付けを避ける。収穫後の残渣を速やかに処分する。

対処 刺激すると糸を吐いて落ちるため手取りは効率が悪く、若齢期の薬剤散布が中心となる。抵抗性回避のため作用機構の異なる剤をローテーションする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): コナガ

白さび病

病気一般的な内容Ac

症状 葉裏に乳白色でやや盛り上がった不整形の斑点ができ、表皮が破れて白い粉を出す。葉表は淡黄色に変色し、多発すると株の外観と商品価値が落ちる。

予防 密植と過湿を避け、株間の風通しを保つ。被害葉と残さを処分し、アブラナ科の連続作付けを避ける。

対処 発病葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を葉裏中心に散布し、多湿が続くときは間隔を詰めて防除する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Albugo candida、Albugo ipomoeae-aquaticae、Albugo ipomoeae-hardwickii ほか5

炭疽病

病気一般的な内容

症状 葉や果実に淡褐色〜黒褐色の円形病斑ができ、中央がややくぼんで輪郭がはっきりする。湿ると病斑上に鮭肉色の粘質な胞子塊がにじみ出る。

予防 雨よけと敷きわらで泥はねを防ぎ、風通しをよくする。被害残さは土中にすき込まず処分し、無病苗を用いる。

対処 病斑のある葉・果実は早めに摘み取って処分する。梅雨期は登録のある殺菌剤を降雨の前後に散布して感染を抑える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66

軟腐病

病気一般的な内容Pcc

症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。

予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

ネギアザミウマ

害虫一般的な内容Tt

症状 葉の表面に白いかすり状の細かい斑点が縦に並び、進むと葉全体が白っぽく変色する。生育が止まり、収量と品質が落ちる。

予防 葉の付け根に潜むため、乾燥期は潅水と圃場周辺の除草を徹底する。銀色マルチと防虫ネットで飛来を減らす。

対処 葉の隙間に薬液が届くよう展着剤を併用して散布する。抵抗性がつきやすいので系統の異なる剤を交互に使う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギアザミウマ

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

根こぶ病

病気一般的な内容Pb

症状 日中に葉が萎れ、朝夕は回復する状態を繰り返し、生育が著しく劣る。抜き取ると根に紡錘形〜不整形のこぶが多数付いている。

予防 石灰資材で pH を 7 前後に矯正し、高畝で排水を良くする。抵抗性品種を選び、アブラナ科の連作と汚染土の持ち込みを避ける。

対処 発病株はこぶごと抜き取り、圃場外で処分する。多発地では数年アブラナ科を作らず、必要に応じ登録のある薬剤の土壌混和を行う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Plasmodiophora brassicae

半身萎凋病

病気一般的な内容Va / Vd

症状 下葉の片側だけが黄変・萎凋し、症状が上位葉へ進む。茎の導管が淡褐色に変色し、株は生育不良のまま枯れていく。

予防 抵抗性台木の接ぎ木苗を使い、ナス科・ウリ科の連作を避ける。被害残さを持ち込まず、地温の上がりすぎ・下がりすぎを避ける。

対処 発病株は抜き取り処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作で菌密度を下げ、必要なら登録のある土壌消毒剤を検討する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Verticillium albo-atrum、Verticillium dahliae、Verticillium nigrescens ほか1

べと病

病気一般的な内容Hb

症状 葉表に淡黄色〜黄褐色の角形病斑ができ、葉裏の同じ位置に灰紫色のかびを生じる。病斑が融合して葉が枯れ上がり、株全体が早期に衰える。

予防 密植を避け、株元の泥はねをマルチで防ぐ。夕方の灌水を控えて葉を長時間濡らさず、連作は避ける。

対処 発病葉は早期に除去し圃場外へ処分する。多湿が続く時期は予防的に登録のある殺菌剤を散布し、葉裏にかかるようにする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Bremia centaureae、Bremia lactucae、Bremia taraxaci ほか30

輪紋病

病気一般的な内容Mb

症状 枝幹の表面がいぼ状に隆起して粗くなり、そこが伝染源となる。果実には褐色の円形病斑ができ、同心円状の輪紋を描きながら軟らかく腐敗する。

予防 いぼ症状の出た枝は剪定して処分し、樹体を健全に保つ。落果や被害果を園内に残さず、袋かけで果実への感染を減らす。

対処 腐敗果は早めに取り除いて処分する。梅雨から夏の降雨期に登録のある殺菌剤を定期散布し、枝幹の伝染源を減らす。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria linariae、Alternaria solani、Ascochyta compositarum ほか22

チンゲンサイの病害虫と障害を詳しく見る

記録されている病名(12

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

えそモザイク病ピシウム腐敗病モザイク病尻腐病白斑病立枯病腐敗病葉腐病黄化病黒すす病黒斑病黒斑細菌病

よくあるトラブル

葉が虫食いだらけ

アオムシ・コナガ・ハムシです。播種直後から防虫ネットをかけるのが最も確実です。

春にとう立ちした

低温にあった後に暖かくなると花芽がつきます。春まきは3月中旬以降にし、早めに収穫します。

株元が太らない

密植か日照不足です。株間15cmを確保し、日当たりの良い場所で育てます。

品種一覧(14

Gadenin の作物マスタに登録されているチンゲンサイの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

1

青美

2

2

1

1

1

1

陽春

その他5

この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

この記事は広告を含みます。

次に読む

チンゲンサイについて、続けて読むならこちら。

Gadenin でチンゲンサイを記録すると

作物名に「チンゲンサイ」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる