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ソラマメの収穫と保存

ソラマメの収穫時期|さやが下を向くサインと収穫後の扱い

ソラマメの栽培イメージ

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開花後35〜40日、さやが下を向き背の筋が黒ずんだ頃が適期。鮮度は3日です。

適期は開花後35〜40日

収穫の目安は、そのさやが咲いてから35〜40日です。株全体で一斉には来ないので、下のさやから順に採り上げていきます。日付を覚えておくと迷いません。

日数だけで決めないでください。春の気温が高い年は35日を待たずに適期が来ますし、寒い年は45日近くかかります。日数は目印にして、最後はさやの向きと色で決めます。

段階さやの向き採るかどうか
開花直後〜20日上を向いているまだ早い
30日ごろ横を向き始める数日待つ
35〜40日下を向き、つやが出る適期
45日以降下向きのまま黒ずむ採り遅れ

下段のさやほど早く適期に入ります。株ごとではなく、さやごとに判断して数回に分けて採ります。

見極めの三つのサイン

さやが下を向く
上向きだったさやが横から下向きに変わります。中の豆が重くなった結果なので、最も分かりやすい合図です。
背の筋が黒くなる
さやの背にある筋が黒褐色に色づきます。これは豆が完全に太ったしるしで、迷ったらこの筋を見ます。
表面につやが出る
さやの緑が濃くなり光沢が出ます。うぶ毛が寝てつやが出たら、指で押して弾力を確かめます。
外から豆の形が見える
さやの上から豆の輪郭がはっきり浮き出て、指で押すと弾力の中に硬さを感じます。ここまで来たら数日以内に採ります。

三つのうち二つがそろえば採ってよい、と決めておくと判断が速くなります。全部そろうのを待つと遅れます。

採り方と道具

採るときに次のさやを傷めないことが要点です。ソラマメの枝は見た目より裂けやすく、手でもぎ取ると付け根から縦に割れて、上に残したさやの太りが止まります。

はさみで付け根を切る
手でねじると枝が裂けて、上のさやの生育が止まります。付け根をはさみで切り落とします。
朝のうちに採る
気温が上がる前の午前が最良です。日中に採ったさやは畑の熱を持ったまま傷みが進みます。
採ったら日陰へ
採ったさやを畑に置いたままにしません。初夏の日ざしにさらすだけで風味が落ちるので、かごに入れてすぐ日陰か涼しい室内へ運びます。
下から順に採り上げる
一株の中でも下段のさやから適期が来ます。全部を一度に採らず、数日おきに回って下から採ると、残したさやが太ります。

収穫は数回に分かれます。1回目を早めに始めると、残ったさやに養分が回って後半が太ります。

早採りと採り遅れ

状態見た目使い道
早採りさやが上向きで細いさやごと焼くと甘い
適期下向き・背の筋が黒い塩ゆで、そのまま食べる
やや遅れ皮が厚く白っぽい皮をむいて煮る、つぶす
完全に遅れさやが黒く豆が硬い乾燥豆として使う

採り遅れても捨てる必要はありません。ただし食感は戻らないので、用途を切り替えて使い切ります。

鮮度は3日、落ち方が速い

ソラマメはさやから出した瞬間から風味が落ちる作物です。おいしく食べられるのは収穫からおよそ3日。買うより育てる価値が大きいのは、この落ち方の速さのためです。

さやから出さない
食べる直前までさやのまま置きます。さやが乾燥と酸化を防ぐので、むいた豆とは日持ちがまるで違います。
袋に入れて冷蔵する
さやのままポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室へ。それでも目安は3日で、日を追って甘みが減ります。
すぐ食べないならゆでて冷凍
固めに塩ゆでして水気を切り、冷凍します。生のまま凍らせるより食感が残り、1か月ほど持ちます。
置き方もつ目安向く場面
さやのまま冷蔵3日そのまま食べる
むいて冷蔵1日当日に調理する
固ゆでして冷凍1か月少しずつ使う

来客に合わせて採る、という発想が合う作物です。前日でなく当日の朝に採るだけで味が変わります。

収穫が終わったら

最後のさやを採ったら株を早めに抜きます。老化した株はアブラムシと病気の温床になり、そのまま置くと隣の畝の作物に被害が移ります。

梅雨に入ってから片付けると、湿った茎葉が畑で腐って病原菌の巣になります。収穫が終わった日のうちに切るくらいの感覚でちょうどよい作物です。

地際で切って根は残す
根粒菌の付いた根を土に残すと、次作の窒素源になります。地上部だけを切り取って持ち出します。
茎葉は畑の外へ
アブラムシや病斑が付いた茎葉はその場でうねに敷きません。まとめて処分し、越冬源を断ちます。
次作の間隔を空ける
同じ場所でのソラマメやエンドウは4〜5年あけます。立枯れが出た畝は特に厳密に守り、区画の図に記録しておきます。
後作は夏野菜でよい
6月に空いた畝は、根粒菌の働きで窒素がやや残っています。肥料を控えめにして夏の果菜やイモ類につなぐと相性がよいです。

収穫日と株ごとの出来を記録しておくと、翌年のまき日や整枝(枝の数と向きを整えること)の本数を数字で見直せます。

うまく太らないときの原因を切り分ける

収穫まで来たのにさやが少ない、豆が小さいという年があります。多くは春の作業か天候に理由があり、収穫期に手を打っても間に合いません。何が起きたのかを残すと、翌年の作業の順番が決まります。

採る前に段ごとに見る
下段だけが太っているのか、株全体が細いのかで原因が変わります。下段が正常なら株の力ではなく、後半の乾燥を疑います。
採り遅れは戻せない
硬くなった豆は加熱しても食感が戻りません。皮をむいて煮込みや揚げ物に回し、株はそのまま片付けに進みます。
株を抜く前に数える
一株から採れたさやの数を数えておきます。十本を下回る年が続くなら、株間と枝数の設計から見直す目安になります。
片付けで来年に効かせる
老化した株を残すとアブラムシが畑に居座ります。収穫が終わった日のうちに地上部を切り、畑の外へ持ち出します。
症状考えられる原因翌年への直し方
花は咲いたがさやが付かない低温と訪花昆虫の不足開花期はネットを外し、風よけだけ残す
さやが二粒までしか太らない枝が多く養分が分散した3月に枝を6〜7本まで絞る
豆に黒い斑点が出るアブラムシと病気の持ち越し秋の被覆を早め、収穫後の株を残さない
さやが上を向いたまま止まる摘心が遅れて先端が伸びた花が5〜6段そろった頃に先端を摘む

さやの数が少ない年は、たいてい3月と4月の作業に理由があります。収穫期の手当てでは取り返せません。

ソラマメの収穫に使うもの

穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。

  • 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
    規格の目安
    刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。

    引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。

  • 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
    規格の目安
    20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。

    袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。

  • 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
    規格の目安
    厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。

    穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。

  • 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
    規格の目安
    通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。

    根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
  • 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。

ソラマメの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はソラマメの育て方にまとめています。

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