採りごろは長さと双葉で決める
収穫の目安は、茎の長さが五センチから八センチ、双葉が開いて緑になったころです。日数ではなく姿で決めます。同じ五日目でも、室温が高い年は伸びすぎ、寒い年はまだ短いということが普通に起きます。
採り遅れると茎が硬くなり、辛みが強くなります。緑が濃くなりすぎたと感じたら、その日のうちに採って冷蔵してください。一日で味が変わります。
| 状態 | 見えること | 判断 |
|---|---|---|
| 茎3センチ、双葉が黄色い | まだ光に当てて間もない | 1日から2日待つ |
| 茎5センチから8センチ、双葉が緑 | 容器の口に届く | 採りごろ |
| 茎10センチ以上で倒れる | 伸びすぎ | すぐ採る。加熱して使う |
| 双葉のふちが茶色い | 乾きか傷み | 傷んだ部分を除いて早めに使う |
根元から切るか、まとめて出すか
瓶やザルで育てたものは、根がからんでいるのでまとめて取り出し、あとから根の部分を切り落とします。紙やスポンジで育てたものは、清潔なはさみで根元から一度に切るときれいにそろいます。
全部を一度に採る必要はありません。使う分だけ切り取り、残りはそのまま置いて翌日に採ることもできます。ただし置いておける日数は一日か二日で、それを過ぎると伸びすぎて味が落ちます。
- 容器から出す
- 瓶ならネットを外して逆さにし、かたまりごとボウルに出します。無理に引くと茎が切れます。
- 根をそろえて切る
- かたまりの根側をそろえ、清潔なはさみで1センチほど切り落とします。種の殻もここで多く落ちます。
- 使う分だけ採る
- 全部使わないなら、必要な分だけ切って残りは容器に戻します。戻したあともすすぎを続けます。
種の殻を洗い流す
収穫したものには茶色い種の殻が混ざっています。食べても害はありませんが、口に残るので洗い流します。ボウルにたっぷりの水を張って泳がせると、殻は下に沈み、スプラウトは水に浮きます。
浮いたものをすくい取り、二回ほど水を替えれば十分きれいになります。強くもむと茎が折れるので、水の中で軽く揺らす程度にしてください。
- ボウルに水を張る
- 深めのボウルにたっぷり水を入れ、収穫したスプラウトを放します。手で軽くかき混ぜます。
- 浮いたものをすくう
- 殻が底に沈んだら、上に浮いているスプラウトを手ですくい上げます。底に残った水と殻は捨てます。
- 水を替えてくり返す
- 新しい水でもう1回か2回同じことをくり返します。殻がほとんど見えなくなれば十分きれいです。
- 水気をよく切る
- ざるにあげて振り、さらに清潔な布巾か紙で軽く押さえて水気を取ります。水が残ると傷みが早まります。
保存は冷蔵で二日から三日
洗って水気を切ったものを、乾いた紙を敷いた保存容器に入れ、ふたをして冷蔵します。二日から三日で食べ切るのが目安で、それ以上置くと双葉が黄ばんで匂いが出ます。作りすぎないことがいちばんの保存法です。
水気が残っているとその部分から傷みます。紙が湿ったら取り替えると一日ほど長く持ちます。冷凍は向きません。解凍したときに形が崩れ、水っぽくなってしまうためです。
| 用途 | 保存の仕方 | 持つ期間 |
|---|---|---|
| すぐ食べる | 洗って水気を切る | その日のうち |
| 数日で使い切る | 紙を敷いた容器で冷蔵 | 2日から3日 |
| 切らさず食べたい | 3日ずらして2つ仕込む | 常に採りたてがある |
| 冷凍 | 向かない | 解凍すると形が崩れる |
食べる前によく洗う
室内で湿った状態で育てるものなので、食べる直前にもう一度流水で洗ってください。特に生で食べる場合は、収穫のときに洗ってあってもあらためて洗います。小さな子どもや体調のすぐれない人が食べるときは加熱すると安心です。
匂いに少しでも違和感があれば食べません。青くささは正常ですが、すっぱさや土のような匂いは傷みの合図です。判断に迷うくらいなら捨てて次を仕込むほうが確実です。
- 流水で洗う
- 食べる直前にざるに入れ、流水を当てながら軽くかき混ぜて洗います。強くもまないようにします。
- 匂いを確かめる
- 洗ったあとに匂いをかぎます。青くささだけなら問題ありません。すっぱい匂いがあれば捨てます。
- 心配なら加熱する
- 汁物に散らす、炒め物の仕上げに加えるなど、加熱して使えばより安心です。香りは残ります。
できが悪いときの原因と直し方
収穫してみたら短い、細い、そろわないという結果になることがあります。多くは温度と日数の読み違いで、次に同じ季節で作るときに一日か二日延ばせば解決します。記録を残すと二回目から安定します。
辛みが強すぎる場合は、光に当てすぎたか採り遅れです。緑化を一日にとどめるか、収穫を一日早めると穏やかな味になります。好みで調節できる部分です。
| 症状 | 原因 | 次に直すこと |
|---|---|---|
| 茎が短くて量が少ない | 収穫が早い、温度が低い | 1日から2日長く育てる |
| 茎が細くて頼りない | 種を入れすぎた | 種の量を半分にする |
| 長さがそろわない | 種が古い、置き方が片寄った | 新しい種にし、底に均一に広げる |
| 辛みが強すぎる | 光に当てすぎ、採り遅れ | 緑化を1日にして早めに採る |
| 殻が口に残る | 洗いが足りない | 水を替えて2回以上洗う |
ブロッコリースプラウトの収穫に使うもの
穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。
- 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。
引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。
- 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
- 規格の目安
- 20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。
袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。
- 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
- 規格の目安
- 厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。
穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。
- 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
- 規格の目安
- 通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。
根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。
- よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
- 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。
ブロッコリースプラウトの収穫までのコツは作物ページに
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