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芽キャベツの病害虫と障害

芽キャベツの病害虫と障害|夏の虫を防いで冬まで株を守る

芽キャベツの栽培イメージ

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芽キャベツはアオムシとコナガに真っ先に狙われます。植え付け直後からの防虫ネットと、球の腐りを防ぐ風通しが柱になります。

植えた日にネットをかける

芽キャベツはアブラナ科なので、アオムシ、コナガ、アブラムシ、ヨトウムシと虫の種類が多く、しかも植え付けが虫の最盛期である七月から八月に重なります。薬で追いかけるより、最初から入れないほうが確実です。

目の細かい一ミリ以下の防虫ネットを、植え付けたその日にかけます。株が大きくなるので、高さのあるトンネル支柱を使います。裾は土に埋めるか土のうで押さえ、隙間をひとつも残さないようにします。

植えた日にかける
苗を植えて水を与えたら、その日のうちに支柱を立ててネットをかけます。翌日ではもう卵を産まれています。
高さのある支柱を使う
芽キャベツは一メートル近くまで伸びます。低いトンネルでは葉が押されて傷むので、高いものを選びます。
裾を土で押さえる
裾を五センチほど土に埋め、風でめくれる場所は土のうを置きます。隙間があると中で虫が増えます。
背が超えたら外して見回る
株がネットを超えたら外し、代わりに二日に一度は葉裏と芯の中を見て、虫と卵を手で取り除くようにします。

ネットをかけていても、かける前に付いていた卵は防げません。植える前に苗の葉裏を確かめ、黄色い小さな粒が並んでいたら指でこすり落としてから植えます。

症状から虫を見分ける

葉に穴があく、葉が透けて白くなる、葉が縮れる、球の中に糞がある。症状で虫の種類が分かり、手の打ち方も変わります。少ないうちは手で取り、増えたときだけ野菜用の殺虫剤を使います。

薬を使う場合は、必ず容器のラベルで芽キャベツやキャベツに使えるかと、収穫までの日数を確かめます。収穫が始まってからは日数の短いものを選ぶか、手で取る方法に切り替えます。

症状考えられる虫手当て
葉が大きく食われ緑の虫アオムシ葉裏を見て手で取る。卵は黄色い粒
葉が透けて白く糸を引くコナガの幼虫小さく見つけにくい。ネットで防ぐのが基本
新芽が縮れ小さな虫が密集アブラムシ水で流すか指でつぶす。病気を運ぶ
夜のうちに葉が丸ごと消えるヨトウムシ朝に株元の土を掘って探し取り除く

球の中に虫が入るのを防ぐ

芽キャベツで厄介なのは、球の隙間に虫が入り込むことです。一度中に入ると外から取れず、薬もかかりません。収穫して割ってみたら中に糞があった、という失敗はここから起きます。

防ぎ方は球が小さいうちの見回りにつきます。下葉かきをして球の周りを開けておけば、虫がいてもすぐ見つかります。葉が茂って球が隠れている状態がいちばん危ないと覚えておきます。

下葉かきで球を見えるように
球の下の葉を取り、茎に沿って球が並んで見える状態にします。虫も糞もひと目で分かります。
球の付け根を確かめる
球と茎の間に糞の粒がないかを見ます。あれば中に虫がいるので、その球は採って処分します。
採った球は水に浸す
収穫した球は塩を少し入れた水に十分ほど浸します。中に入り込んでいた小さな虫が出てくるので調理前に確かめます。

球の腐りと蒸れを防ぐ

秋の長雨や、葉が茂りすぎた株では、球の付け根から茶色く腐ることがあります。原因は蒸れと、取り残した葉柄です。風が抜ける状態を保てば、薬を使わなくてもほとんど防げます。

株間を四十五センチ以上あけること、下葉かきをためないこと、葉柄を残さず取ることの三つが予防です。腐った球は早めに取り除き、周りの球へ広がるのを止めます。

葉柄を残さない
下葉かきのときに軸が残ると、そこが湿って腐りの入口になります。付け根から取るか、はさみで切り落とします。
腐った球はすぐ取る
茶色くやわらかい球を見つけたら、周りの球へ広がる前に手で取り、畑の外へ持ち出して処分します。跡は乾かします。
雨が続いたら見回る
三日以上雨が続いたあとは、茎に沿って球を触って確かめます。やわらかい球があれば取り除きます。

土の病気は輪作で防ぐ

アブラナ科を続けて作った畑では、根にこぶができて日中にしおれる根こぶ病が出ます。土の中の菌が原因で薬では治せません。芽キャベツは半年畑を占めるので、出ると被害が大きくなります。

同じ場所にはキャベツ、白菜、ブロッコリー、大根なども含めて二年以上あけます。石灰で酸性を弱め、畝を高くして水はけをよくすることも予防になります。出た株は根ごと抜いて畑の外で処分します。

しおれる株の根を見る
日中しおれて朝に戻る株を一株抜き、根にこぶがあれば根こぶ病です。畑の外で処分します。
アブラナ科を2年あける
キャベツ、白菜、ブロッコリー、大根、小松菜を同じ場所に続けません。畝ごとに記録を残すと迷いません。
石灰と高畝で予防
植え付けの二週間前に苦土石灰を入れて酸性を弱め、畝を十センチ以上高くして水はけをよくしておきます。

病害虫でつまずいたときの切り分け

葉が食われる、株がしおれる、球が腐る、球が黒く汚れる。原因が虫か病気か環境かで手当てが変わります。うつるものかどうかを先に見分けると、あわてずに済みます。

ネットの中で葉が食われる
裾の隙間か、かける前の卵です。裾を押さえ直し、葉裏と株元をすべて見て虫と卵を取ります。
日中しおれて朝に戻る
根こぶ病を疑います。一株抜いて根を確かめ、こぶがあれば周りの株も注意して見ます。
球の表面が黒くすすけた
アブラムシの排せつ物にかびが付いたものです。アブラムシを取り除き、外側の葉をむけば中は食べられます。
球が黄色くゆるむ
病気ではなく暖かさによるものです。下部の球に多く、早めに小さいうちに採ってしまうのが正解です。

芽キャベツの収穫までのコツは作物ページに

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