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🥕 野菜・果菜

芽キャベツ(メキャベツ)の育て方|栽培方法と収穫までのコツ

茎に小さな球が鈴なりにつくキャベツの仲間です。生育期間が長く、夏に植えて冬に収穫します。球を大きくするには下葉かきが必要で、寒さに当たるほど甘くなります。背が高くなるので支柱を立てます。

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芽キャベツの写真

科: アブラナ科属: Brassica日当たり: 日なた水やり: 乾いたらたっぷり耐寒性: 強い

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗生育収穫

9月の芽キャベツは「播種・育苗」の時期です。 9月の畑仕事を見る

芽キャベツの月別の作業を詳しく見る

芽キャベツを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

定植日

7〜8月に定植します。暑い時期なので日付と苗の様子を残しましょう。

下葉かきをした日

球が見え始めたら下の葉を順に取ります。作業日を残しましょう。

収穫を始めた日

下の球から直径2〜3cmで採ります。日付を残しましょう。

芽キャベツの苗と植え付けを詳しく見る

収穫までのコツ

芽キャベツを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

株間45cmで支柱を添える

草丈が80cmを超え、葉と球の重みで株が傾きます。45cm間隔で植え、定植1か月後に1mの支柱を立てて麻ひもで留めると安定します。

11月に頂部の芽を止める

先端が伸び続けると養分が上へ流れ、下の球が締まりません。頂点の若い葉を摘み取ると、残る球へ養分が回って肥大がそろいます。

定植は8月中に終える

収穫までに4か月以上かかるため、9月植えでは球ができる前に冬が来ます。真夏の作業になりますが、8月中の定植が収量を左右します。

追肥は月に一度続ける

生育期間が長く、肥料が切れると茎の途中から球がつかなくなります。定植1か月後から毎月、株の周囲に化成肥料を施して土を寄せます。

霜が降りてから下段を採る

寒さに当たると苦みが抜けて甘みが増します。12月以降、下のほうの締まった球からねじり取れば、上の球が育つ間も収穫が続けられます。

芽キャベツの収穫と保存を詳しく見る

芽キャベツの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

芽キャベツの病害虫(33

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

萎黄病

病気一般的な内容Foa / Foc

症状 下葉から黄化し、葉柄がねじれて株が片側に傾く。導管が褐変し、生育が止まって結球しないまま枯れることがある。

予防 抵抗性品種を選び、アブラナ科・イチゴの連作を避ける。無病苗を使い、汚染土壌を農具や靴で持ち込まない。

対処 発病株は根ごと抜き取って処分する。治療は困難なので、輪作や太陽熱消毒で次作の菌密度を下げることを優先する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Candidatus、Fusarium oxysporum、Fusarium oxysporum f. sp. apii ほか8

うどんこ病

病気一般的な内容Ec

症状 はじめ葉表に白い斑点が点在し、やがて葉全体が白い粉状に覆われる。進行すると葉が黄化・褐変して枯れ上がり、光合成が落ちて生育と収量が低下する。

予防 日当たりと風通しを確保し、混み合った下葉やわき芽を早めに整理する。窒素過多の軟弱徒長を避け、抵抗性品種を選ぶと発生を抑えやすい。

対処 初発の葉は見つけ次第切除して株外へ持ち出す。まん延前に登録のある殺菌剤を葉裏まで丁寧に散布し、同一系統の連用を避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59

菌核病

病気一般的な内容

症状 地際や茎、結球部が水浸状に軟腐し、白い綿毛状の菌糸で覆われる。やがて内部や表面に黒い菌核が形成され、株は萎れて枯死する。

予防 排水を良くし、密植と過湿を避ける。菌核は土中で数年生存するため、被害株は菌核ごと取り除き、イネ科との輪作や深耕を行う。

対処 発病株は周囲の土ごと除去して処分する。発生しやすい時期には登録のある殺菌剤を株元中心に散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotinia bulborum、Sclerotinia intermedia、Sclerotinia rubi ほか5

黒腐病

病気一般的な内容Xcc

症状 葉の縁からV字形の黄変が進み、葉脈が黒く網目状に浮き出る。進行すると株全体が萎れて枯れる。

予防 健全種子・健全苗を使い、連作を避ける。雨天時の作業や整枝を控え、株間を空けて葉を乾きやすくする。

対処 発病葉と発病株は早めに取り除き、圃場外で処分する。残渣は必ず片づけ、翌作はアブラナ科以外を作付けする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria alternata、Alternaria citri、Botryosphaeria obtusa ほか10

コナガ

害虫一般的な内容Px

症状 葉裏の葉肉だけが食べられ、表皮が残って白い窓のような跡になる。生育が進むと小さな穴が多数開き、生長点も加害される。

予防 定植時から防虫ネットで覆い、アブラナ科の連作と近接作付けを避ける。収穫後の残渣を速やかに処分する。

対処 刺激すると糸を吐いて落ちるため手取りは効率が悪く、若齢期の薬剤散布が中心となる。抵抗性回避のため作用機構の異なる剤をローテーションする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): コナガ

白さび病

病気一般的な内容Ac

症状 葉裏に乳白色でやや盛り上がった不整形の斑点ができ、表皮が破れて白い粉を出す。葉表は淡黄色に変色し、多発すると株の外観と商品価値が落ちる。

予防 密植と過湿を避け、株間の風通しを保つ。被害葉と残さを処分し、アブラナ科の連続作付けを避ける。

対処 発病葉は摘み取って処分する。発生初期に登録のある殺菌剤を葉裏中心に散布し、多湿が続くときは間隔を詰めて防除する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Albugo candida、Albugo ipomoeae-aquaticae、Albugo ipomoeae-hardwickii ほか5

苗立枯病

病気一般的な内容

症状 地際部がくびれて水浸状〜褐色に細くなり、苗がぱたりと倒伏する。発芽前に侵されると出芽自体がそろわず、欠株となる。

予防 清潔な新しい培土と消毒済みの容器を使い、播種後の過湿と厚まきを避ける。換気して苗を締めて育てることが最大の予防である。

対処 発病苗と周囲の培土は速やかに取り除く。灌水を控えて表面を乾かし、必要に応じて登録のある薬剤で灌注処理を行う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Achlya klebsiana、Cylindrocladium canadense、Fusarium avenaceum ほか41

軟腐病

病気一般的な内容Pcc

症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。

予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

ネギアザミウマ

害虫一般的な内容Tt

症状 葉の表面に白いかすり状の細かい斑点が縦に並び、進むと葉全体が白っぽく変色する。生育が止まり、収量と品質が落ちる。

予防 葉の付け根に潜むため、乾燥期は潅水と圃場周辺の除草を徹底する。銀色マルチと防虫ネットで飛来を減らす。

対処 葉の隙間に薬液が届くよう展着剤を併用して散布する。抵抗性がつきやすいので系統の異なる剤を交互に使う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネギアザミウマ

ネグサレセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 根の表面に黒褐色の細長い壊死斑ができ、細根が腐って減る。地上部は生育が揃わず、株が小さいまま葉色が薄くなる。

予防 被害の出た区画では同科の連作を避け、緑肥やイネ科作物を輪作に組み込む。清潔な用土と健全な苗を使う。

対処 被害根は残さず抜き取って処分し、土壌の太陽熱消毒を行う。密度が高い圃場では栽培する作物自体を切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネグサレセンチュウ属、ミナミネグサレセンチュウ、スズランネグサレセンチュウ ほか8

ネコブセンチュウ

害虫一般的な内容

症状 日中に株が萎れ、施肥や潅水をしても回復しない。抜き取ると根に大小の こぶ が数珠状に付き、細根が乏しい。

予防 同じ科の連作を避け、対抗植物のマリーゴールドや緑肥を輪作に入れる。抵抗性台木の接ぎ木苗を使うのも有効だ。

対処 被害株は根ごと抜き取り圃場外へ持ち出す。夏季は透明マルチによる太陽熱消毒で土壌中の密度を下げる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

根こぶ病

病気一般的な内容Pb

症状 日中に葉が萎れ、朝夕は回復する状態を繰り返し、生育が著しく劣る。抜き取ると根に紡錘形〜不整形のこぶが多数付いている。

予防 石灰資材で pH を 7 前後に矯正し、高畝で排水を良くする。抵抗性品種を選び、アブラナ科の連作と汚染土の持ち込みを避ける。

対処 発病株はこぶごと抜き取り、圃場外で処分する。多発地では数年アブラナ科を作らず、必要に応じ登録のある薬剤の土壌混和を行う。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Plasmodiophora brassicae

灰色かび病

病気一般的な内容

症状 花や果実、葉に水浸状の褐色病斑ができ、表面に灰色のふわふわしたかびを密生する。果実は軟腐して落果し、収穫後も貯蔵中に腐敗が進む。

予防 咲き終わった花弁や枯れ葉をこまめに取り除き、湿気のこもらない株間を保つ。雨よけと換気で結露を減らすと効果が高い。

対処 発病部位は胞子を飛ばさないよう静かに袋へ入れて処分する。多湿期には登録のある殺菌剤を予防散布し、耐性菌回避のため系統を替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2

半身萎凋病

病気一般的な内容Va / Vd

症状 下葉の片側だけが黄変・萎凋し、症状が上位葉へ進む。茎の導管が淡褐色に変色し、株は生育不良のまま枯れていく。

予防 抵抗性台木の接ぎ木苗を使い、ナス科・ウリ科の連作を避ける。被害残さを持ち込まず、地温の上がりすぎ・下がりすぎを避ける。

対処 発病株は抜き取り処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作で菌密度を下げ、必要なら登録のある土壌消毒剤を検討する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Verticillium albo-atrum、Verticillium dahliae、Verticillium nigrescens ほか1

斑点細菌病

病気一般的な内容

症状 葉に水浸状の小斑ができ、のちに褐色になって周囲が黄化する。果実にも水浸状やかさぶた状の斑点ができ、そこから腐敗が進む。

予防 健全種子・健全苗を用い、同じ科の連作を避ける。雨よけとマルチで泥はねを防ぎ、風通しをよくして結露を減らす。

対処 発病葉・発病果は早めに除去して圃場外へ持ち出し、周囲株に銅剤を予防散布する。作業は葉が乾いた時間帯に行い、雨中や露のある朝の管理を避ける。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax valerianellae、Burkholderia andropogonis、Herbaspirillum sp. ほか23

べと病

病気一般的な内容Hb

症状 葉表に淡黄色〜黄褐色の角形病斑ができ、葉裏の同じ位置に灰紫色のかびを生じる。病斑が融合して葉が枯れ上がり、株全体が早期に衰える。

予防 密植を避け、株元の泥はねをマルチで防ぐ。夕方の灌水を控えて葉を長時間濡らさず、連作は避ける。

対処 発病葉は早期に除去し圃場外へ処分する。多湿が続く時期は予防的に登録のある殺菌剤を散布し、葉裏にかかるようにする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Bremia centaureae、Bremia lactucae、Bremia taraxaci ほか30

輪紋病

病気一般的な内容Mb

症状 枝幹の表面がいぼ状に隆起して粗くなり、そこが伝染源となる。果実には褐色の円形病斑ができ、同心円状の輪紋を描きながら軟らかく腐敗する。

予防 いぼ症状の出た枝は剪定して処分し、樹体を健全に保つ。落果や被害果を園内に残さず、袋かけで果実への感染を減らす。

対処 腐敗果は早めに取り除いて処分する。梅雨から夏の降雨期に登録のある殺菌剤を定期散布し、枝幹の伝染源を減らす。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria linariae、Alternaria solani、Ascochyta compositarum ほか22

芽キャベツの病害虫と障害を詳しく見る

記録されている病名(16

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

こうがいかび病こぶ病バーティシリウム萎凋病ピシウム腐敗病モザイク病先枯病子苗立枯病株腐病根朽病植物寄生性線虫石灰欠乏症腐敗病黄化病黒すす病黒斑病黒斑細菌病

よくあるトラブル

球が大きくならない

下葉かきの遅れか肥料不足です。球が見えたら下葉を取り、月2回追肥します。

球がゆるんで開く

暖かい時期についた球は締まりません。寒くなってからつく球を本命にします。

葉が虫食いだらけ

アオムシ・コナガです。定植直後から防虫ネットをかけます。

品種一覧(7

Gadenin の作物マスタに登録されている芽キャベツの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

2

1

その他4

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芽キャベツを扱う園芸 YouTube を、再生数の伸びで毎日集計しています。育て方を動画で確かめたいときに。

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この作物でよく出る用語

本文に出てくる言葉の意味は、園芸用語集で短く説明しています。

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