基本情報
- 系統・区分
- 柑橘・香酸/香り果樹
- 熟期
- 11〜1 月
- 育てやすさ
- ★★☆☆☆(5 段階で 2)
常緑果樹。暖地・鉢植え向きが多く、寒さと過湿に注意。果汁・香り・観賞用途で栽培。
概要説明
仏手柑は、果実の先が指のように何本にも裂けて仏の手を合わせたような形になる香酸柑橘で、シトロンの変種です。インド北東部から中国に伝わり、日本には江戸時代までに渡来して、鹿児島や和歌山、香川などで細々と栽培されてきました。果実は 15〜25 センチと大きく、黄色に熟すと強い芳香を放ち、果肉と果汁はほとんどなく、白い綿状の部分と果皮を利用します。生食はできませんが、皮を砂糖漬けやマーマレード、砂糖菓子にすると香りを生かせ、正月の飾りや生け花にも使われます。常緑の低木で樹勢は弱く、樹高は 2〜3 メートルにとどまり、枝には短いトゲがあります。寒さには非常に弱く、氷点下 2 度ほどで葉や枝が傷むため、暖地以外では鉢植えで冬は室内の明るい窓辺に取り込みます。花は春から夏にかけて数回咲き、白い花弁の外側が紫を帯びます。日当たりと水はけのよい土を好み、鉢植えでも 2〜3 年で実をつけ始めます。
仏手柑の特徴
- 先が指のように裂けた形が特徴のシトロンの変種で、種名としての名前
- 果実は 15〜25 センチと大きく、黄色に熟すと強い芳香を放つ
- 果肉と果汁がほとんどなく、果皮と白い綿状部分を利用する
- 常緑低木で樹勢が弱く樹高 2〜3 メートル
- 氷点下 2 度ほどで葉や枝が傷む寒さに弱い樹
- 花は春から夏に数回咲き、花弁の外側が紫を帯びる
向いている使い方
- 果皮を砂糖漬けやマーマレードに
- 正月飾りや生け花の材料に
- 香りを楽しむ室内の明るい窓辺の鉢植えで
仏手柑の育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめは仏手柑の育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- 仏手柑の苗選びと植え付け — 仏手柑は柑橘の中でも寒さに弱く、関東の露地では冬を越せません。鉢植えで動かせるように植えます。
- 仏手柑の剪定とトゲ処理 — 仏手柑は実を枝先に付けるため、切り過ぎると翌年の実がなくなります。トゲを外しながら混んだ枝だけ抜きます。
- 仏手柑の水やりと肥料 — 仏手柑は一度の水切れで若い実を落とします。鉢の重さで判断する水やりと、時期を分けた肥料で株を保ちます。
- 仏手柑の月別の作業 — 仏手柑は春に植え、初夏に花、秋に実、冬に室内へという一年です。月ごとの作業を表にまとめました。
- 仏手柑の病害虫と寒害 — 仏手柑で困るのは春のアゲハの幼虫、室内のカイガラムシ、そして冬の寒さです。症状から原因を絞ります。
- 仏手柑の収穫と利用 — 仏手柑は果肉がほとんどなく、皮の香りと指のような形を楽しむ果実です。色と香りで採りどきを決めます。
この品種を記録すると
アプリで作物に「仏手柑」、品種に「仏手柑」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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