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ハギの剪定と切り戻し

ハギの剪定|冬に地際まで切り戻して毎年新しい枝に咲かせる

ハギの栽培イメージ

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ハギは春に伸びた枝に秋の花を付けます。冬に地際近くまで切り戻すことで、毎年若い枝にたくさんの花が咲きます。

剪定は冬の強い切り戻しが基本

ハギは春に株元から伸びた新しい枝の先に、その年の秋の花を付けます。古い枝には花が付かず、放置すると枝が絡んで藪のようになります。剪定の基本は、落葉後の12月から2月に全ての枝を地際から10センチから20センチで切り戻すことです。これだけで毎年若い枝がそろって伸び、株の大きさも一定に保てます。

切り戻しを怖がって枝を残すと、古い枝が硬くなって花が減り、株元が見苦しくなります。ハギは切るほど元気になる木なので、思い切って切って構いません。

目的時期切り方
毎年の更新12〜2月全ての枝を地際から10〜20センチで切る
大きさを抑える6月上旬伸びた枝を半分ほどに切り詰める
姿を整える6月上旬内側に向く枝と細い枝を付け根で抜く
花後の片付け11月花がらの付いた枝先を軽く切る

7月以降に切ると花芽を落とします。夏の切り詰めは6月上旬までに終えます。

冬の切り戻しの手順

落葉して枝だけになった12月から2月に作業します。全ての枝を地際から10センチから20センチの高さでそろえて切ります。太い枝はのこぎり、細い枝は太枝ばさみを使います。切る位置は節のすぐ上で、株元に残す高さは毎年同じにすると、株が同じ大きさで安定します。

何年も切り戻していない株は、株元が太く硬くなっています。それでも地際近くで切れば春に芽が出ます。芽が出るのは4月中旬以降なので、切った後に動きがなくても慌てないことです。

切る高さを決める
地際から10センチから20センチの高さに目安を決めます。株全体を同じ高さでそろえると、春の枝が均等に伸びます。
外側から切る
外側の枝から順に切ると、内側の枝が見やすくなります。太い枝はのこぎりで下から切り込みを入れてから上から切ります。
古い切り株を取り除く
株元に前の年の枯れた切り株が残っていたら、根元で切り落とします。株元がすっきりして新芽が出やすくなります。
切った枝を片付ける
切った枝は量が多いので、30センチほどに刻んで袋に入れます。株元に残すと病害虫の越冬場所になります。

初夏の切り詰めで大きさを抑える

冬に切り戻しても、春に伸びる枝は夏までに2メートル近くなることがあります。大きさを抑えたいなら、6月上旬までに伸びた枝を半分ほどに切り詰めます。切った位置から複数の枝が分かれて伸び、秋には花の付く枝が増えます。ただし切った分だけ開花は少し遅れます。

6月中旬を過ぎてから切ると、切った枝に花芽が作られる時間がなく、その枝には花が付きません。切り詰めは6月上旬までと決めておきます。

5月末に高さを見る
枝が1メートルを超えていたら切り詰めの候補です。目標の高さの半分ほどの位置で、葉の付け根のすぐ上を切ります。
細い枝を抜く
同時に、株の内側に向かう枝と鉛筆より細い枝を付け根から抜きます。残した枝が太く育ちます。
6月上旬までに終える
切り詰めは6月10日ごろまでに終えます。それ以降は切らず、伸びるままにします。迷ったら切らないほうが花は確実に付きます。

花後の片付けと株の整理

花が終わる10月から11月に、花がらの付いた枝先を軽く切っておくと、種が落ちてこぼれ種で広がるのを防げます。本格的な切り戻しは落葉後まで待ちますが、通路にはみ出した枝はこの時期に短くしても翌年に影響しません。落ちた葉は集めて処分します。

株が古くなって中心部の芽が出なくなったときは、株元を掘って外側の若い部分を残し、中心の古い部分を取り除きます。株分けを兼ねて3月に行うと、株が若返ります。

花がらを切る
花が終わった枝先を20センチほど切ります。種を落とさないことで、周囲に勝手に生えるのを防げます。
はみ出した枝を短くする
通路にかかる枝は、この時期に適当な長さで切って構いません。冬にどうせ地際まで切るので影響はありません。
落ち葉を片付ける
株元に落ちた葉を集めて処分します。うどんこ病が出た年は特に念入りにします。葉を残すとカビの胞子が越冬して翌年に再発します。

剪定で失敗したときの立て直し

ハギで多い失敗は、切り戻しをせずに古い枝を残して花が減ることと、7月以降に切って花芽を落とすことです。どちらも株が枯れたわけではないので、翌年の冬に地際まで切り戻せば、翌々年には若い枝に花が戻ります。切り戻しの高さを毎年変えると株の姿が乱れるので、一定の高さで切るようにします。

冬の切り戻しの後に春の芽吹きが遅いと、切りすぎて枯らしたと心配になりますが、ハギの芽吹きは4月中旬以降です。5月に入っても動かないときだけ、根の問題を疑います。

失敗の場面起きること立て直し
切り戻しをしなかった古い枝が絡み花が減る翌冬に地際まで切り戻す
7月以降に切ったその年の花が減る翌年は6月上旬までに切る
高さをまちまちに切った枝の伸びがそろわない翌冬に同じ高さでそろえる
4月に芽が出ない切りすぎたと心配になる4月中旬まで待つ。5月まで動かなければ根を確かめる

ハギの剪定に使うもの

剪定でいちばん多い失敗は、切れない道具で無理に切ることです。切り口が潰れると、そこから枯れ込みます。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ バイパス 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm まで。バイパス式。手の大きさに合ったものを。

    生きた枝を切るならバイパス式です。アンビル式は枝を潰すので、切り口がふさがるまでに時間がかかります。

  • 剪定のこぎり探す言葉「剪定のこぎり 折込 24cm 生木」
    規格の目安
    刃渡り 24cm 前後、生木用の粗い刃。折込式は持ち運べます。

    直径 2cm を超えたらのこぎりに切り替えます。太い枝は下側に受け口を入れてから切ると、樹皮が裂けません。

  • 癒合剤探す言葉「癒合剤 トップジン 剪定」
    規格の目安
    ペースト状で刷毛の付いたもの。

    直径 3cm を超える切り口に塗ります。乾燥と雨から切り口を守るためで、小さい切り口には要りません。

  • 消毒用アルコール探す言葉「消毒用アルコール スプレー」
    規格の目安
    濃度 70〜80%。スプレー式。

    木を変えるたびに刃を拭きます。切り口から入る病気は、道具が運ぶことが少なくありません。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 直径 3cm 以下の切り口には癒合剤は要りません。塗りすぎると内側が乾かないこともあります。
  • 電動の剪定ばさみは、木が何本もあるようになってからで十分です。

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