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ハギの月別の作業

ハギの月別の作業|冬の切り戻しから秋の花までの年間カレンダー

ハギの栽培イメージ

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冬に切り戻し、春に芽吹き、初夏に切り詰め、秋に花。ハギの一年は作業が少なく、時期だけ守れば毎年咲きます。

一年の作業カレンダー

ハギの一年は、冬の切り戻しで始まり、秋の花で終わります。作業は冬の切り戻し、初夏の切り詰め、夏の支柱の3つが柱で、水も肥料もほとんど要りません。関東の平野部を基準にしており、寒冷地では芽吹きが5月にずれ、暖地では開花が10月にずれ込みます。

「冬に地際まで切る」「6月上旬以降は切らない」「肥料を与えない」の3つを守れば、ほかは放任でも毎年咲きます。手をかけすぎるほど花が減る木です。

主な作業目安
1月切り戻し地際から10〜20センチで全ての枝を切る
2月切り戻しの仕上げ、植え付け芽が動く前に
3月植え付け、株分け、鉢の植え替え芽吹き前に
4月芽吹きを待つ中旬から新芽が出る
5月芽の整理細い芽を抜き、太い枝を残す
6月切り詰め(上旬まで)枝を半分に切り詰めるならこの時期
7月何もしない花芽が作られる。切らない
8月支柱を立てる枝を受けるひもの輪を作る
9月開花水は控えめに
10月開花、花がらの整理花が終わったら枝先を切る
11月落葉、植え付け落ち葉を片付ける
12月切り戻し落葉したら始められる

7月から8月は「切らない」が唯一の作業です。支柱を立てる以外は手を触れません。

冬から春の作業:切り戻しと芽の整理

12月から2月に全ての枝を地際から10センチから20センチで切り戻します。植え付け株分けは2月下旬から3月が適期です。4月中旬から株元に新芽が出て、5月には枝が50センチほどに伸びます。芽が多すぎるときは、5月に鉛筆より細いものを抜き、太い芽を10本から15本残すと枝が締まります。

芽吹きが遅いのがハギの特徴で、4月上旬まで動きがなくても正常です。他の木が芽吹いても慌てず、4月中旬まで待ちます。枝の皮を爪で削って緑色なら生きています。

12〜2月に切り戻す
落葉したら全ての枝を地際から10センチから20センチでそろえて切ります。切った枝は刻んで袋に入れます。
3月に植え付けと株分け
芽が動く前に植え付けや株分けを済ませます。肥料は入れず、腐葉土を2割混ぜた土に植えます。
5月に芽を選ぶ
株元の芽が20本以上出ていたら、細いものを抜いて10本から15本にします。残した枝が太く育ちます。

初夏の作業:切り詰めの締め切り

6月上旬は、その年の大きさを決める最後の機会です。枝が1メートルを超えていて小さく保ちたいなら、半分ほどに切り詰めます。切らなければ2メートル近くまで伸びてしだれます。6月中旬以降は花芽が作られる時期に入るので、切ると花が減ります。この締め切りだけは守ります。

梅雨の時期はうどんこ病が出やすいので、内側に向く枝と細い枝を6月上旬に抜いて風通しを作っておきます。株元に落ちた葉も片付けます。

5月末に高さを確かめる
枝の長さを見て、目標より大きくなりそうなら6月上旬に切り詰めます。小さく保つ必要がなければ切りません。
内側の枝を抜く
株の中心に向かう枝と細い枝を付け根から抜き、風が通るようにします。抜くのは全体の2割ほどが目安で、抜きすぎると株が寂しくなります。
6月10日ごろまでに終える
切り詰めと枝抜きはこの時期までに終え、以降は切りません。6月中旬からは枝の葉の付け根に花芽が作られ始めるためです。

夏から秋の作業:支柱と開花

7月は何もしません。8月に枝がしだれ始めたら、株の周りに支柱を立ててひもで輪を作り、枝が地面に触れないようにします。9月から10月に開花し、この時期は水を控えめにすると花が長持ちします。花が終わったら枝先の花がらを切り、種を落とさないようにします。

11月に落葉したら株元の葉を集めて処分します。うどんこ病が出た年は、病葉が翌年の発生源になるので特に念入りに片付けます。

8月に支柱を立てる
株の周りに高さ50センチほどの支柱を4本から6本立て、ひもを一周させて枝を受けます。
開花中は水を控える
9月から10月は、鉢植えでも表土がしっかり乾いてから与えます。地植えは与えません。
花後に枝先を切る
10月下旬に花がらの付いた枝先を20センチほど切ります。こぼれ種で広がるのを防げます。

時期を外したときの立て直し

冬の切り戻しを忘れて春に芽が出てしまったなら、4月中に古い枝だけを地際で切り、新芽が出ている枝は残します。翌冬から通常の切り戻しに戻します。6月中旬以降に切ってしまって花が減った年は、株は元気なので翌年から締め切りを守れば戻ります。肥料を与えて枝ばかり茂ったなら、その年は支柱で受け、翌年から肥料を止めます。

植え付けが真夏になったときは、鉢のまま日なたで管理し、11月の落葉後に植えるほうが安全です。鉢は毎朝水を与え、根が回っていても秋まで植え替えません。

場面起きること立て直し
切り戻しを忘れて芽が出た古い枝と新枝が混ざる4月中に古い枝だけ地際で切る
6月中旬以降に切ったその枝に花が付かない翌年から6月上旬までに切る
肥料を与えた枝が茂り花が減り倒れる支柱で受け、翌年から肥料を止める
真夏に苗を買った植えると乾燥で枯れやすい鉢のまま管理し11月に植える

ハギの栽培に一年を通して使うもの

木の作業は冬と夏に固まります。冬に剪定と寒肥、生育期に袋かけと防鳥。この 4 つを季節の前にそろえておきます。

数量は植えて数年たった木 1 本を単位にしています。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm 程度まで切れるもの。バイパス式(刃が交差するもの)。

    アンビル式は枝を潰します。生きた枝を切るならバイパス式で、切り口が滑らかなほど早くふさがります。

  • 剪定のこぎり探す言葉「剪定のこぎり 折込 24cm」
    規格の目安
    刃渡り 24cm 前後の折込式。生木用の刃(目の粗いもの)を選びます。

    直径 2cm を超える枝は、はさみで切ろうとすると枝も刃も傷めます。工作用ののこぎりは生木で目が詰まります。

  • 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合肥料。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に 1〜2kg。樹冠(枝の広がり)の外周に沿って埋めます。

    冬に入れて、春に効き始めるのを狙う肥料です。ゆっくり分解するので、休眠期のうちに入れておきます。樹種と樹齢で必要な量は変わるので、詰めたいときは施肥基準を見てください。

    出典: 農林水産省「施肥基準 — 果樹」

  • 防鳥ネット探す言葉「防鳥ネット 目合い25mm」
    規格の目安
    目合い 20〜25mm。小鳥まで防ぐなら 15mm。
    数量の目安
    高さ 2m の木 1 本を覆うのに 4m × 4m 程度。

    色づく直前にかけます。目合いが大きすぎると小鳥が入り、細かすぎると風で煽られて枝を傷めます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。低く仕立てるならずっと不要です。
  • チェーンソーは家庭の果樹には要りません。剪定のこぎりで足ります。

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