GadeninEnglishアプリを入れる
ツバキの水やりと肥料

ツバキの水やりと肥料|根の少ない木を乾かさず、肥料は控えめに

ツバキの栽培イメージ

読むのに約 3

ツバキは根が少なく乾燥に弱い一方、肥料は多く必要としません。夏の水と年二回の肥料で毎年安定して咲きます。

水やりは根の少なさを前提に考える

ツバキは根が少なく、地植えでも根付くまでの二年は乾燥に弱い木です。根付いてからは雨だけで育ちますが、真夏に雨が一週間以上降らないときは水を与えます。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷり与え、夏は朝夕確かめます。

時期地植えの目安鉢植えの目安
春(3月〜5月)植え付け二年目までは乾いたら表面が乾いたら
梅雨(6月〜7月上旬)不要土が乾いたときだけ
真夏(7月〜8月)一週間雨がなければたっぷり朝夕、乾いていれば
秋(9月〜11月)雨任せ表面が乾いたら
冬(12月〜2月)不要乾いたら暖かい日の午前中

常緑なので冬も葉から水分が抜けます。冬の鉢を完全に乾かすと、春につぼみが落ちて葉も傷みます。

肥料は花後と秋の二回

ツバキは肥料をあまり必要としません。多く与えると葉ばかり茂って花が減り、枝が徒長します。追肥(育ちの途中で足す肥料)は花後の三月から四月と、九月から十月の二回、緩効性の粒状肥料か油かすを株元から離して置く程度で十分です。

つぼみが付いている秋から冬に窒素の多い肥料を与えると、つぼみが落ちることがあります。秋の肥料はリン酸とカリの多いものを選び、十月中旬までに済ませます。

花後の礼肥
花が終わったら、緩効性肥料か油かすを規定量、株元から二十センチ離して円を描くように置きます。新芽の伸びが良くなります。
九月の秋肥
九月中旬から十月上旬に同じ量を置きます。つぼみが太り、冬の寒さに耐える力が付きます。十月中旬以降は与えません。
真夏と冬は与えない
七月と八月は根が弱っているので肥料を吸えず、冬は生育が止まっています。この時期に与えると根を傷めます。
鉢植えは半量
鉢は肥料が効きすぎるので、地植えの半量を同じ時期に置きます。葉の縁が茶色くなったら肥料が多い目安です。

つぼみの整理で花を大きくする

ツバキは枝先に複数のつぼみを付けます。すべて咲かせると小さくなり、開かずに落ちるものも出ます。大輪の品種では、一つの枝先につぼみを一つか二つ残し、他は十月ごろに指で取ります。小輪や一重の品種は数で見せるので整理しなくて構いません。

十月に枝先を見る
十月につぼみが小豆ほどの大きさになったら、枝先ごとに数を数えます。三つ以上付いていれば整理します。
大きいつぼみを残す
一番大きく健全なつぼみを残し、他は指で横に倒すように取ります。無理に引っ張ると残すつぼみも傷めます。
小輪種は整理しない
一重や小輪の品種、ワビスケ系はつぼみが多いのが魅力です。整理せずそのまま咲かせます。

夏の乾燥と葉焼けから守る

ツバキが枯れる原因で最も多いのは夏の水切れと葉焼けです。株元を腐葉土やバークチップで五センチほど覆うマルチで、地表の乾燥と温度上昇を抑えます。鉢植えは午後に日陰になる場所へ移し、鉢の側面が熱くならないようにします。

梅雨明け前にマルチ
梅雨が明ける前に株元を腐葉土かバークチップで覆います。幹に直接触れないよう、幹の周りは少し空けます。
夕方に葉を見る
夕方に葉が垂れていたら水が足りていません。翌朝たっぷり与え、土の奥まで乾いていれば時間をかけて数回に分けて通します。
鉢は半日陰へ
鉢植えは七月から九月上旬まで、午前だけ日の当たる場所へ移します。動かせないときは遮光ネットで三割ほど光を弱めます。

葉焼けした葉は茶色くなって戻りません。翌年の新葉に入れ替わるまで残しておき、株の体力を守ります。

冬の管理とつぼみを守る

ツバキは寒さに強く、関東平野部では地植えの防寒は不要です。ただし乾いた北風が当たるとつぼみが茶色くなって落ち、葉が変色します。風の当たる場所では寒冷紗や不織布で風よけをします。鉢植えは軒下に置き、乾いたら暖かい日の午前中に水を与えます。

場面冬の管理注意点
地植えの風の当たらない場所何もしない落ちた花を拾う
地植えの北風が当たる場所北側に風よけを立てるつぼみが茶色くなったら風が原因
鉢植え軒下に置き乾いたら水完全に乾かさない
植え付け一年目株元にマルチ、風よけ霜柱で根が浮くのを防ぐ

葉とつぼみで分かるトラブルと直し方

ツバキの不調は葉の色とつぼみの落ち方に出ます。水切れ、風、肥料、虫の四つが主な原因で、症状の出方が違うので見れば切り分けられます。

症状原因直し方
葉が茶色く縮れて落ちる水切れたっぷり水を通し、マルチで覆う
葉の表面が茶色く焼ける夏の西日半日陰へ移す。焼けた葉は残す
つぼみが茶色くなって落ちる寒風か乾燥風よけを立て、冬も水を切らさない
つぼみが多く付くが開かないつぼみの付けすぎ十月に一枝一つか二つに整理
葉が黄色く葉脈だけ緑土がアルカリ性ピートモスと鹿沼土で酸性に戻す
葉に黒いすすが付くカイガラムシの排せつ物虫を落とし、庭木用の殺虫剤

ツバキの育てている間に使うもの

草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。

    咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。

    つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。

    花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。

ツバキの長く咲かせるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はツバキの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ツバキについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる