穫りごろは直径十五センチ
白い花蕾の直径が十五センチほど、手で押して固く締まっていれば収穫どきです。大きくしようと待つと、粒が立ってざらつき、味も落ちます。カリフラワーは採り遅れの損が大きい作物です。
覆ってから暖かい時期は十日、寒くなってからは二十日ほどが目安です。五日おきに葉をめくって確かめ、締まりが緩む前に切ります。
| 状態 | 判断 | すること |
|---|---|---|
| 直径10センチで固い | まだ早い | 覆いを戻して5日待つ |
| 直径15センチで固く締まる | ちょうどよい | その日に切る |
| 表面の粒が立ってきた | 採り遅れ | すぐ切って早めに食べる |
| 押すとふわりと沈む | 緩んでいる | 味が落ちる前に切る |
外葉を数枚残して切る
包丁を茎に当て、花蕾の下から一息に切ります。外葉を三枚から四枚残して切ると、持ち帰るときに花蕾がぶつかって傷むのを防げます。葉は台所で落とせば済むので、畑では付けたままにします。
花蕾は物に当たると傷が付き、そこから茶色く変わります。かごに入れるときも花蕾を下にせず、切り口を下にして立てて運ぶと、家に着くまできれいなままです。
- 外葉ごと切る
- 花蕾の五センチほど下で茎を水平に切ります。外葉を数枚残すと、運ぶ間の当たりから花蕾を守れます。
- 切り口を下にして運ぶ
- かごには切り口を下にして立てて入れます。花蕾を下にすると重みで傷が付き、そこから傷み始めます。
- その日のうちに冷やす
- 収穫後は鮮度が落ちるのが早い野菜です。持ち帰ったら葉を落として冷蔵庫へ入れます。
- 残った株は抜く
- 穫ったあとの株は放置せず抜いて処分します。虫と病気を翌年へ持ち越さないためです。
脇から小さな花蕾が出ることもありますが、白い品種ではほとんど育ちません。株を残すより次の作物に切り替えるほうが得です。
保存はゆでてから冷凍が確実
生のまま冷蔵庫に入れると、三日から五日で花蕾が黄ばんできます。すぐに食べ切れない量が穫れたときは、小房に分けてかために下ゆでし、冷凍しておくと一か月は使えます。
生で保存するときは、切り口をぬらした紙で包み、袋に入れて立てて野菜室に置きます。寝かせると重みで花蕾がつぶれ、そこから傷みます。
| 状態 | 保存の方法 | もつ日数 |
|---|---|---|
| 丸のまま | 紙で包み袋に入れ立てて冷蔵 | 3〜5日 |
| 小房に分けた生 | 袋に入れて冷蔵 | 2〜3日 |
| かために下ゆで | 水気を切り冷凍 | 1か月 |
| 酢漬け | 密閉して冷蔵 | 2週間 |
茎と葉も食べられる
花蕾の下の太い茎は、皮をむけば甘みがあって食べられます。捨ててしまう人が多い部分ですが、輪切りにしてゆでると芯の部分がやわらかく、花蕾とは違う歯ざわりが楽しめます。
外葉も若いものなら食べられます。固い葉脈を落として細く刻み、炒め物や汁物に入れます。家庭菜園で穫った株は市販品より葉が新しいので、この使い方が生きます。
- 茎の皮をむく
- 外側の固い皮を包丁で厚めにむきます。むいた中が白くみずみずしければ、そのまま食べられます。
- 輪切りにしてゆでる
- 一センチほどの輪切りにし、花蕾より一分ほど長くゆでます。甘みが出て、あえ物や煮物に向きます。
- 若い葉を刻む
- 外葉のうち緑の濃い若い葉を選び、固い葉脈を落として細く刻みます。炒め物や汁物に入れます。
小房への分け方と下ゆで
カリフラワーは茎の分かれ目に包丁を入れると、力を入れずにきれいに分かれます。花蕾の側から切ると粒がぼろぼろ落ちるので、必ず裏返して茎の側から切ります。
下ゆではかために止めるのがこつです。ゆですぎると崩れて水っぽくなります。塩を少し入れた湯で二分から三分、芯にわずかな固さが残るところで引き上げます。
- 裏返して茎から切る
- 花蕾を下に向け、茎の分かれ目に包丁を入れて手で割ります。粒が落ちず形がきれいに残ります。
- 塩を入れた湯でゆでる
- 湯一リットルに塩を小さじ一杯入れ、二分から三分ゆでます。芯にわずかな固さが残るところで止めます。
- ざるにあげて冷ます
- 水に取らずざるに広げて冷まします。水に取ると味が抜け、水っぽい仕上がりになります。
- 小分けにして冷凍
- 水気を切り、使う分ずつ袋に入れて冷凍します。凍ったまま汁物や炒め物にそのまま使えます。
黄ばんだり傷んだときは
保存中に色が変わったり、黒い点が出ることがあります。全部が傷んでいるとは限らないので、どこまで食べられるかの目安を持っておくと無駄が出ません。
- 黄ばんだだけなら食べる
- 日に当たった黄ばみや保存中の色抜けは、味に大きく響きません。加熱調理に回せば気になりません。
- 黒い点は削り落とす
- 表面に浮いた小さな黒い点は、包丁の先で薄く削り落とせば食べられます。広がっていれば処分します。
- ぬめりがあれば捨てる
- 触ってぬるつく、においが変わったという場合は傷んでいます。その部分だけでなく全体を処分します。
- 残りはすぐゆでる
- 少し傷み始めたものは、傷んだ部分を落としてすぐゆでます。ゆでておけば数日は使えます。
カリフラワーの収穫に使うもの
穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。
- 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
- 規格の目安
- 刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。
引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。
- 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
- 規格の目安
- 20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。
袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。
- 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
- 規格の目安
- 厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。
穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。
- 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
- 規格の目安
- 通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。
根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。
- よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
- 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。
カリフラワーの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はカリフラワーの育て方にまとめています。
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