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カモミールの種まき

カモミールの種まき方法と時期|秋まきで大株に育て春に花をたくさん咲かせる

カモミールの栽培イメージ
まずここだけ

種まきの結論

種まき時期
地域と地温に合わせる
まき方
ばらまき / 直まき
まず確認
カモミールは秋にまいて冬を越すと春に大株になり、花が長く咲きます。ジャーマン…

読むのに約 4

カモミールは秋にまいて冬を越すと春に大株になり、花が長く咲きます。ジャーマン種とローマン種の違い、光を好む種のまき方、間引きまでを説明します。

ジャーマン種とローマン種を選び分ける

カモミールには一年草のジャーマンカモミールと、多年草のローマンカモミールがあります。お茶にする花を多く穫るならジャーマン種です。草丈が五十センチほどになり、りんごのような甘い香りの花を春に次々と咲かせます。ローマン種は葉にも香りがあり、背が低く横に広がるので、グラウンドカバーや踏み込める芝の代わりに向きます。

種から育てやすいのはジャーマン種で、こぼれ種でも毎年生えてくるほど丈夫です。ローマン種は種からだと生育が遅く、苗から始めるほうが確実です。初めてなら、ジャーマン種を秋にまくのがいちばん失敗が少ない方法です。

種類性質向く使い方
ジャーマンカモミール一年草。草丈五十センチ。花に香りお茶用に花を穫る。秋まきで大株
ローマンカモミール多年草。草丈十五センチで横に広がるグラウンドカバー。葉の香りを楽しむ
ダイヤーズカモミール多年草。黄色い花染色用や観賞用。お茶には使わない

種は光を好むので土をかぶせない

カモミールの種は一ミリほどの細かさで、光が当たらないと発芽しません。土の表面にまいたら、覆土(かぶせる土)はせずに手のひらで軽く押さえて土と密着させるだけにします。土をかぶせてしまうのが、発芽しない原因の大半です。

細かい種を均一にまくには、種を乾いた砂や土と混ぜてからまくとばらつきが減ります。まいたあとの水やりはじょうろの細かい水か霧吹きで行い、種が流れないようにします。発芽までは一週間から十日で、その間は土の表面を乾かさないことです。

土の表面を平らにならす
苗床やプランターの土を湿らせてから表面を平らにします。でこぼこがあると種が低い所に集まって発芽が偏ります。
砂と混ぜてばらまく
種を同量の乾いた砂と混ぜ、指先でこすりながら薄くばらまきます。一か所に固まらないように二回に分けてまきます。
覆土せず軽く押さえる
土はかぶせず、手のひらか板で軽く押さえて種を土に密着させます。押さえないと乾いて発芽しません。
霧吹きで湿らせる
霧吹きか細かい水のじょうろで表面を湿らせます。発芽まで乾かさないよう、新聞紙を一枚かけておくと管理が楽です。

新聞紙をかけたら毎日めくって確かめ、芽が見えたらすぐに外します。外し忘れると芽が徒長(軟らかく間延びすること)します。

直まきと育苗のどちらでもよい

カモミールは移植にも強いので、花壇に直接まいても、ポットで苗を作ってから植えても構いません。花壇に広くまいて自然な群れ咲きにするなら直まき、限られた数を計画的に配置するなら育苗が向いています。

ポットまきなら、九センチのポットに種を五粒から六粒まき、本葉が出たら二本に間引き、本葉五枚から六枚で一本にして定植します。直まきなら、まき場所を三十センチ間隔で決め、それぞれに十粒ほどまいて間引いていきます。

まき方手順向く場面
直まき三十センチ間隔に十粒ずつ、間引いて一本に花壇に広く群れ咲きさせたい
ポットまき九センチポットに五六粒、本葉五枚で定植数を決めて配置したい、プランター
ばらまき花壇全体に薄くまき、混んだ所を間引く自然な雰囲気のハーブガーデン

間引きは二回、最終株間は三十センチ

発芽して本葉が二枚になったら一回目の間引き(込みすぎた株を抜くこと)をし、株間を五センチほどにします。本葉五枚から六枚で二回目の間引きをして、最終的に三十センチ間隔にします。ジャーマン種は一株が直径四十センチほどに広がるので、狭いと蒸れて病気が出ます。

間引くときは残す株の根を傷めないよう、地際でハサミで切るか、そっと引き抜きます。間引いた苗は移植できるので、空いた場所に植えれば無駄になりません。

本葉二枚で五センチ間隔に
弱い芽や重なった芽を抜き、五センチほどの間隔にします。地際でハサミで切ると隣の根を傷めません。
本葉五枚で三十センチに
残す株を決め、間の株を引き抜きます。抜いた苗は根を乾かさずに別の場所へ植えられます。
秋まきは冬前に株を落ち着かせる
十一月までに二回目の間引きを終え、株を三十センチ間隔にして冬を迎えます。込んだまま冬を越すと春に蒸れます。

秋まきが基本、春まきは花が少ない

関東の露地では、九月下旬から十月中旬にまくと、冬を小さな株のまま越し、三月から急に大きくなって四月下旬から六月まで花が咲きます。株が大きく育つ分、花の数が春まきの二倍から三倍になります。

春まきは三月中旬から四月にまき、五月下旬から花が咲きますが、すぐに梅雨と暑さが来るので株が小さいうちに終わります。寒冷地で冬越しが難しい場合は春まきにし、少し早めに室内で育苗すると花期が長くなります。

時期開花向き不向き
9月下旬〜10月中旬翌年4月下旬〜6月花が最も多い。関東以西の基本
3月中旬〜4月5月下旬〜6月花は少なめ。寒冷地向き
11月以降翌年5月〜6月冬に根が張れず小株になる。避ける

芽が出ないときの原因と直し方

まいて二週間たっても芽が出ないときは、土をかぶせたか、表面が乾いたか、種が古いかのどれかです。土をかぶせていたら表面をそっとかいて種を出し、乾いていたら霧吹きで湿らせて新聞紙をかけます。二年以上前の種は発芽率が落ちるので、まき直すなら新しい種を使います。

発芽したのにひょろひょろと倒れるのは、日照不足か、密にまきすぎたためです。日当たりのよい場所に移し、早めに間引いて風と光を入れます。倒れた芽は起こせないので、新しい芽が育つよう株元に土を少し寄せて支えます。

状態原因直し方
二週間たっても芽が出ない土をかぶせた、乾いた、種が古い表面をかいて光を当て、湿らせ直す
芽が細長く倒れる日照不足、密まき日向に移し、早めに間引く
芽が一部だけ固まって出た種が水で流れた混んだ所を間引き、空いた所へ移植
芽が出てすぐ消えた乾燥か、ナメクジの食害霧吹きで管理し、夜に見回る

種まきの手順

カモミールは、本文の時期と種袋の表示を確認してまきます。まいたら、種の大きさに合った量の土をかぶせます。

覆土して軽く押さえる(転圧という)と、種と土が密着し、水を吸いやすくなります。強く固めすぎないようにします。

カモミールの種まきでよくある質問

カモミールの種はいつまく?

地域と地温に合わせる。地域、品種、その年の気温で前後するため、本文の適期も確認してください。

カモミールの種はどうやってまく?

ばらまき / 直まきが目安です。種の性質に合わせた覆土と、発芽までの水分管理が大切です。

カモミールの種は何cmの深さにまく?

種の大きさや好光性・嫌光性によって異なります。本文の覆土の目安と、購入した種袋の表示を優先してください。

カモミールの種まき後は毎日水やりする?

回数ではなく土の乾き具合で判断します。発芽までは表土を乾かさず、過湿で水がたまる状態は避けます。

カモミールは何日で発芽する?

発芽日数は地温と品種で変わります。種袋の目安を確認し、適温と水分を保って待ちます。

カモミールの間引きはいつする?

葉が触れ合い始めた段階で、生育の良い株を残しながら数回に分けます。詳しい段階は本文で確認してください。

カモミールの種まきに使うもの

ハーブの種は小さく、光を好むものが多いので、土をほとんどかけません。

  • 種まき用土探す言葉「種まき培土 細粒」
    規格の目安
    粒径 2〜3mm の細かいもの。肥料分の少ないもの。

    粗い土だと、細かい種が粒の隙間に落ちて深く埋まってしまいます。

  • 霧吹き(ハンドスプレー)探す言葉「園芸 霧吹き 大容量」
    規格の目安
    500ml〜1L。霧の細かいもの。

    土をかけない種は、ジョウロだと流れます。発芽までは霧で与えます。

  • 浅い育苗箱・セルトレイ探す言葉「セルトレイ 育苗 128穴」
    規格の目安
    深さ 5cm 前後の浅い箱か、128 穴のセルトレイ。

    種が小さいうちは深い容器は要りません。浅いほうが地温も上がりやすくなります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 苗を買って育てるなら、種まきの資材は要りません。多年草のハーブは苗のほうが早いです。
  • ポットに直まきできる大きさの種なら、セルトレイは要りません。

カモミールの収穫までのコツは作物ページに

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