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レンゲは手のかからない草花ですが、水と土の条件が合わないと一気に弱ります。肥料を与えるより、根が気持ちよく働ける環境を整えることが管理の中心です。
プランターで育てる場合も考え方は同じです。土の量が限られる分だけ乾きやすいので、水やりの回数だけは畑より多くなります。肥料の入った培養土を使うと茎葉が茂りすぎることがあるので、肥料分の少ない草花用の土が向いています。
| 項目 | 目安 | 外したときの症状 |
|---|---|---|
| 日当たり | 一日中よく日が当たる | 茎が間延びして花が少ない |
| 水 | 湿り気は保ち水はためない | 乾けば育ちが止まり、過湿で根腐れ |
| 土の酸度 | 酸性に傾けない | 根粒が付かず葉が黄ばむ |
| 肥料 | 基本は与えない | 与えすぎると茎葉ばかり茂る |
肥料はほとんど要らない
レンゲの根に付いた根粒菌は、空気中の窒素を植物が使える形に変えて渡します。そのため窒素の肥料はほぼ要りません。窒素を多く与えると、根粒菌が働かなくなるうえに茎葉が茂りすぎ、病気も出やすくなります。
痩せた土で育ちが悪いときも、まず疑うのは肥料不足ではなく根粒菌の有無と土の酸度です。根を一株掘り上げて、小さなこぶが付いているかを確かめると原因が絞れます。
- 根のこぶを確かめる
- 育ちの悪い株を一つ掘り上げ、土を水で洗い流して根を見ます。小さなこぶがたくさん付いていて、切ると中が赤みを帯びていれば根粒菌が働いています。
- こぶが無ければ菌を補う
- こぶが見当たらない場合、その土には菌がいません。今年は育ちを見守り、次にまくときは根粒菌入りの種を選ぶか、レンゲの跡地の土を混ぜます。
水は湿り気を保ってためない
かつて水田の裏作に植えられていたように、レンゲは湿り気のある土を好みます。一方で、根が水に浸かった状態が続くと酸素が足りずに傷みます。湿っているが水は引いている、という状態を保つのが理想です。
見分け方は簡単で、雨の翌日に土を踏んで水がにじみ出るようなら過湿です。反対に、晴れが続いて土の表面がひび割れ、葉がしおれて見えるようなら乾きすぎです。春先は乾く日が増えるので、花が咲くまでは特に気を付けて見ます。
| 植えた場所 | 水やり | 気を付けること |
|---|---|---|
| 畑や花壇 | 根付いた後は雨任せ | 晴れが続く春先だけ様子を見る |
| 水田の跡や低い場所 | 基本は不要 | 溝を掘って雨水を抜く |
| プランター | 表面が乾いたらたっぷり | 受け皿の水は捨てる |
冬越しは見守るだけ
レンゲは寒さに強く、地面に葉を広げた姿で冬を越します。霜で葉先が赤紫に色づくことがありますが、春に暖かくなれば新しい葉が伸びてきます。慌てて掘り返したりせず、見守るのが一番です。
- 霜柱の浮き上がりを直す
- 霜柱で株が持ち上がり、根が見えていることがあります。そのままだと根が乾いて傷むので、暖かい日中に株元の土を軽く押さえて戻します。
- 冬の長雨の後を見回る
- 雨の後に水が引かない場所がないか確かめます。水たまりができる場所は、溝を延ばして水の通り道をつなげておきます。
- 鳥に食べられたら覆う
- 冬は青い葉が少ないため、鳥がレンゲの若い葉をついばむことがあります。被害が続くときは、目の粗い網や不織布で上を覆います。
春先は込み合いと虫に気を配る
暖かくなると茎が一気に伸び、厚くまいた場所では株同士が重なり合います。湿気がこもると菌核病やうどんこ病が出やすくなるので、春先は風通しと虫の付き方を見るのが仕事になります。
- 込みすぎた場所を間引く
- 株が重なって地面が見えないほど込んでいる場所は、弱い株を抜いて風の通り道を作ります。全体を均一にするより、湿気のこもる場所を減らす意識で抜きます。
- 茎の先の虫を見る
- 伸び始めた茎の先にアブラムシが群がっていないか見回ります。少ないうちに水で洗い流すか、群れた茎ごと摘み取れば広がりを抑えられます。
- 倒れた茎はそのままでよい
- レンゲの茎はもともと地面を這うように伸びるので、横に倒れていても心配はありません。茎の先が立ち上がって花茎を出せば、花はきちんと咲きます。
元気がないときの見分け方
葉の色や株の姿から、どの条件が合っていないかを読み取れます。原因によって手当てが逆になることもあるので、症状を見てから手を打ちます。
初夏に株全体が黄ばんで枯れていくのは、暑さで寿命を迎えたためで、病気ではありません。レンゲは夏を越せない草花なので、その時期になったら刈り取って片付けます。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 葉全体が黄色っぽい | 根粒菌がいない、酸性の土 | 根のこぶを確かめ、次作で補う |
| 株がしおれて根が黒い | 水がたまって根腐れ | 溝を掘り傷んだ株を抜く |
| 茎ばかり伸びて倒れる | 肥料の与えすぎ、日照不足 | 肥料をやめ日当たりを確保 |
| 株元に白い綿状のかび | 菌核病 | 株を抜いて畑の外で処分 |
よくある質問
よくある失敗と戻し方は?
葉の色や株の姿から、どの条件が合っていないかを読み取れます。原因によって手当てが逆になることもあるので、症状を見てから手を打ちます。
レンゲの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
レンゲの長く咲かせるコツは作物ページに
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