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レンゲの冬越しと管理

レンゲの管理|肥料はほぼ要らず、水はけと酸度を整えて冬を越させる

春のレンゲ畑

読むのに約 4 分

レンゲは根粒菌の力で育つので肥料はほとんど要りません。気を付けるのは水のたまり方と土の酸度、春先の込み合いです。

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レンゲは手のかからない草花ですが、水と土の条件が合わないと一気に弱ります。肥料を与えるより、根が気持ちよく働ける環境を整えることが管理の中心です。

プランターで育てる場合も考え方は同じです。土の量が限られる分だけ乾きやすいので、水やりの回数だけは畑より多くなります。肥料の入った培養土を使うと茎葉が茂りすぎることがあるので、肥料分の少ない草花用の土が向いています。

項目目安外したときの症状
日当たり一日中よく日が当たる茎が間延びして花が少ない
水湿り気は保ち水はためない乾けば育ちが止まり、過湿で根腐れ
土の酸度酸性に傾けない根粒が付かず葉が黄ばむ
肥料基本は与えない与えすぎると茎葉ばかり茂る

肥料はほとんど要らない

レンゲの根に付いた根粒菌は、空気中の窒素を植物が使える形に変えて渡します。そのため窒素の肥料はほぼ要りません。窒素を多く与えると、根粒菌が働かなくなるうえに茎葉が茂りすぎ、病気も出やすくなります。

痩せた土で育ちが悪いときも、まず疑うのは肥料不足ではなく根粒菌の有無と土の酸度です。根を一株掘り上げて、小さなこぶが付いているかを確かめると原因が絞れます。

根のこぶを確かめる
育ちの悪い株を一つ掘り上げ、土を水で洗い流して根を見ます。小さなこぶがたくさん付いていて、切ると中が赤みを帯びていれば根粒菌が働いています。
こぶが無ければ菌を補う
こぶが見当たらない場合、その土には菌がいません。今年は育ちを見守り、次にまくときは根粒菌入りの種を選ぶか、レンゲの跡地の土を混ぜます。

水は湿り気を保ってためない

かつて水田の裏作に植えられていたように、レンゲは湿り気のある土を好みます。一方で、根が水に浸かった状態が続くと酸素が足りずに傷みます。湿っているが水は引いている、という状態を保つのが理想です。

見分け方は簡単で、雨の翌日に土を踏んで水がにじみ出るようなら過湿です。反対に、晴れが続いて土の表面がひび割れ、葉がしおれて見えるようなら乾きすぎです。春先は乾く日が増えるので、花が咲くまでは特に気を付けて見ます。

植えた場所水やり気を付けること
畑や花壇根付いた後は雨任せ晴れが続く春先だけ様子を見る
水田の跡や低い場所基本は不要溝を掘って雨水を抜く
プランター表面が乾いたらたっぷり受け皿の水は捨てる

冬越しは見守るだけ

レンゲは寒さに強く、地面に葉を広げた姿で冬を越します。霜で葉先が赤紫に色づくことがありますが、春に暖かくなれば新しい葉が伸びてきます。慌てて掘り返したりせず、見守るのが一番です。

霜柱の浮き上がりを直す
霜柱で株が持ち上がり、根が見えていることがあります。そのままだと根が乾いて傷むので、暖かい日中に株元の土を軽く押さえて戻します。
冬の長雨の後を見回る
雨の後に水が引かない場所がないか確かめます。水たまりができる場所は、溝を延ばして水の通り道をつなげておきます。
鳥に食べられたら覆う
冬は青い葉が少ないため、鳥がレンゲの若い葉をついばむことがあります。被害が続くときは、目の粗い網や不織布で上を覆います。

春先は込み合いと虫に気を配る

暖かくなると茎が一気に伸び、厚くまいた場所では株同士が重なり合います。湿気がこもると菌核病やうどんこ病が出やすくなるので、春先は風通しと虫の付き方を見るのが仕事になります。

込みすぎた場所を間引く
株が重なって地面が見えないほど込んでいる場所は、弱い株を抜いて風の通り道を作ります。全体を均一にするより、湿気のこもる場所を減らす意識で抜きます。
茎の先の虫を見る
伸び始めた茎の先にアブラムシが群がっていないか見回ります。少ないうちに水で洗い流すか、群れた茎ごと摘み取れば広がりを抑えられます。
倒れた茎はそのままでよい
レンゲの茎はもともと地面を這うように伸びるので、横に倒れていても心配はありません。茎の先が立ち上がって花茎を出せば、花はきちんと咲きます。

元気がないときの見分け方

葉の色や株の姿から、どの条件が合っていないかを読み取れます。原因によって手当てが逆になることもあるので、症状を見てから手を打ちます。

初夏に株全体が黄ばんで枯れていくのは、暑さで寿命を迎えたためで、病気ではありません。レンゲは夏を越せない草花なので、その時期になったら刈り取って片付けます。

症状考えられる原因手当て
葉全体が黄色っぽい根粒菌がいない、酸性の土根のこぶを確かめ、次作で補う
株がしおれて根が黒い水がたまって根腐れ溝を掘り傷んだ株を抜く
茎ばかり伸びて倒れる肥料の与えすぎ、日照不足肥料をやめ日当たりを確保
株元に白い綿状のかび菌核病株を抜いて畑の外で処分

よくある質問

よくある失敗と戻し方は?

葉の色や株の姿から、どの条件が合っていないかを読み取れます。原因によって手当てが逆になることもあるので、症状を見てから手を打ちます。

レンゲの育てている間に使うもの

草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。

    咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。

    つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。

    花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。

レンゲの長く咲かせるコツは作物ページに

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