GadeninEnglishアプリを入れる
コーヒーノキの月別の作業

コーヒーノキの月別の作業|屋外で育てる夏と室内で守る冬を切り替える一年

コーヒーノキの栽培イメージ

読むのに約 4

五月から十月は屋外の半日陰でよく育ち、十月中旬に室内へ戻します。植え替えと剪定は初夏、花と実は数年育てた株に付きます。

一年の流れを表で見る

コーヒーノキの一年は、五月に屋外へ出して育て、十月中旬に室内へ戻して守る流れです。作業が集中するのは五月から七月で、植え替え剪定をこの時期に済ませます。下の表は関東平野部を前提にしており、寒冷地では屋外の期間を一か月短く、暖地では長くします。

表の水やり間隔は目安で、実際には土の表面の乾きと葉の張りで決めます。コーヒーノキは水切れに弱いので、日数より葉の姿を優先します。

主な作業水やりと肥料の目安
1〜2月十度以上を保つ。葉水と葉拭き七〜十日に一回。肥料なし
3〜4月窓辺で日を取り込む。害虫の点検五〜七日に一回。肥料なし
5月屋外へ段階的に出す。植え替え三〜五日に一回。二週間後から置き肥
6〜7月剪定、挿し木。花が咲く株は受粉二〜三日に一回。液体肥料を二週間に一回
8月午後の日陰を確保。腰水も可毎日。肥料は続ける
9月最後の肥料。実の色づきを待つ二〜三日に一回。月初に置き肥で終わり
10月中旬までに室内へ。間隔を空け始める五日に一回。肥料なし
11〜12月冬の置き場所へ。赤い実の収穫七日前後に一回。肥料なし

春(4〜5月)に生育期へ切り替える

最低気温が十五度を超えて安定したころが生育期の始まりです。新芽が動き出したのを見てから水やりの間隔を縮め、五月に入ったら屋外へ段階的に出します。植え替えが必要な株は、屋外に慣れた五月中旬以降に行います。肥料は植え替えの二週間後、または新葉が開いてから始めます。

新芽の動きを確かめる
枝先の芽が膨らんで小さな葉が見えたら生育期です。水やりの間隔を冬の半分に縮めます。
段階的に屋外へ
最低気温十五度を超えたら、日陰から始めて二週間かけて午前の日が当たる場所へ移します。
植え替えと肥料
根詰まりの合図があれば五月中に植え替え、二週間後から置き肥を始めます。植え替えない株は新葉が開いたら置き肥を始めます。

夏(6〜9月)は水と光の両立

夏はコーヒーノキが最もよく育つ時期ですが、日本の真夏は自生地の高地より暑く、三十五度を超える日は生長が鈍ります。午後の直射日光を避けた場所で、水を切らさず育てます。剪定と挿し木は六月から七月に済ませます。数年育てた株は六月ごろに白い花を咲かせ、秋に実が赤く色づき始めます。

夏の間に伸びた枝は、秋までに硬く締まって翌年の花芽を付けます。光と肥料が足りていれば、九月ごろに枝先の葉の付け根に小さな膨らみが見えます。

朝の水やりを欠かさない
毎朝、土の表面を確かめて乾いていれば与えます。夕方に葉が垂れていればもう一度与えます。
六〜七月に剪定
伸びすぎた枝を切り戻して形を整えます。切った枝は葉を半分に切って挿し木に使えます。真夏の剪定は株を弱らせるので七月までに済ませます。
九月に最後の肥料
九月上旬の置き肥でその年の肥料は終わりです。遅れて与えると冬に根が傷み、春の芽出しが遅れます。液体肥料も九月中に止めます。

秋(10〜11月)に室内へ戻す

最低気温が十五度を下回り始める十月中旬までに室内へ戻します。遅れると取り込んだあとに一気に落葉します。取り込む前に葉の裏と土の表面を点検し、カイガラムシやナメクジを持ち込まないようにします。水やりの間隔は二週間ごとに一〜二日ずつ空けて、冬に慣らします。

時期やること目安
10月上旬室内へ戻す準備。害虫の点検最低気温が十八度を切ったら
10月中旬室内の明るい窓辺へ最低気温十五度を切る前に
11月冬の置き場所に落ち着ける七日前後に一回。肥料なし

冬(12〜3月)は落葉させずに守る

冬は室温十度以上を保ち、水やりは七〜十日に一回で足ります。暖房で乾燥する部屋では、水やりの代わりに葉水を増やして葉の乾燥とハダニを防ぎます。冬に下葉が数枚落ちるのは普通ですが、次々に落ちるなら温度か水の問題です。赤く色づいた実は十一月から一月に収穫できます。

暖かい日の午前に与える
冷え込む夕方に与えると夜間に鉢が冷えます。晴れた日の午前中に、室温に近い水で与えます。
夜は窓から離す
窓ガラスのそばは夜に外気並みに冷えます。カーテンを閉めるか、夜だけ部屋の中央へ移します。
月に一度は葉を拭く
濡らした柔らかい布で葉の付け根から先へ向かって拭き、ほこりを落としてカイガラムシの点検を兼ねます。冬は光が弱いので効果が大きい作業です。

切り替えを間違えたときの立て直し

季節の切り替えを誤って調子を崩したときは、原因の多くが取り込みの遅れと冬の水の与えすぎです。寒さで葉が落ちた株は、枝が緑で生きていれば春に新芽が出るので、暖かい場所で乾かし気味に春を待ちます。冬に水を与えすぎて根を傷めた場合は、水を止めて乾かし、五月に植え替えて傷んだ根を切ります。

場面起きること戻し方
取り込みが遅れて寒さに当たった葉が黄色くなり一気に落ちる暖かい場所で乾かし気味に。枝が緑なら春に芽が出る
冬に水を与えすぎた下葉が黄色くなり土が湿り続ける水を止めて乾かし、五月に植え替える
春の屋外への移動が急すぎた葉の中央が茶色く焼ける日陰へ戻す。焼けた葉は残し、新葉を待つ

コーヒーノキの栽培に一年を通して使うもの

鉢ものは、季節ごとに買い足すものがほとんどありません。年に一度の植え替えと、日々の水やりの判断を支えるものだけです。

数量は直径 24cm(8 号)の鉢 1 個を単位にしています。号数は直径 cm を 3 で割った数です。

  • 観葉植物用の培養土探す言葉「観葉植物 培養土 水はけ」
    規格の目安
    水はけ重視の配合。多肉植物・サボテンならさらに粒の粗い専用土。5〜14L の袋。
    数量の目安
    8 号鉢 1 個で約 8L、6 号鉢で約 3L。

    室内では土が乾きにくく、水もちのよい土だと根が傷みます。用途の書かれた土を選ぶだけで失敗が減ります。

  • 土壌水分計探す言葉「土壌水分計 観葉植物」
    規格の目安
    土に挿して読む針式。乾き・適・湿の 3 段階が読めれば十分です。

    鉢ものを枯らす原因の筆頭は水のやりすぎです。表面が乾いていても中は湿っていることが多く、測るのがいちばん確実です。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 観葉植物 置き肥」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。土の上に置くだけのもの。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を、生育期(春から秋)に 2〜3 か月ごと。

    冬は生育が止まるので与えません。休眠中に肥料を置くと、吸われずに土に残って根を傷めます。

  • サーキュレーター探す言葉「サーキュレーター 静音 小型」
    規格の目安
    小型で首振りのあるもの。植物に直接強い風を当てない置き方ができるもの。

    室内は風がありません。空気が動かないと土が乾かず、ハダニやカイガラムシも増えます。弱い風を回すだけで変わります。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。肥料を与えているなら急ぎません。
  • 冬の間は、肥料も植え替えも要りません。水やりの回数を減らすだけです。

コーヒーノキの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はコーヒーノキの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

コーヒーノキについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる