GadeninEnglishアプリを入れる
コニファーの月別の作業

コニファーの月別の作業|剪定・寒肥・蒸れ対策・雪対策の一年の流れ

コニファーの栽培イメージ

読むのに約 4

コニファーの作業は春と秋の剪定、二月の寒肥、梅雨前の蒸れ対策が柱です。関東平野部を基準にした月ごとの作業表です。

一年の作業を月で見る

コニファーは常緑で一年中姿が変わらないため、作業の時期を忘れがちです。剪定は春と秋、肥料は二月、蒸れ対策は梅雨前と、それぞれの時期に短時間の作業を済ませることで、大きく崩れずに保てます。下の表を目安に、新芽の伸びと葉の色で前後させます。

作業目安
1月雪落とし、観察積もったら早めに落とす
2月寒肥、植え付けの準備根が動く前に肥料を埋める
3月剪定、芯止め、植え付け、植え替え新芽が伸びる直前に
4月植え付け、鉢の置き肥新芽が伸び始める
5月水やり、新芽の観察枝先の色で伸びを見る
6月内側の掃除、軽い透かし、害虫観察梅雨前に風を通す
7月水やり、ハダニ観察鉢は日陰側へ
8月水やり、葉水剪定はしない
9月秋の刈り込み、置き肥、植え替え残暑が過ぎてから
10月植え付け、刈り込みの仕上げ秋の植え付け適期
11月枯れ枝取り、雪囲いの準備強い剪定はしない
12月円錐形のひも縛り、雪対策雪の前に縛る

春 (二月〜四月) の作業

二月に寒肥を埋め、三月に形を作る剪定と芯止め、植え付け植え替えを済ませます。四月は新芽が伸び始めるので、剪定は終えておきます。新芽が伸びてから切ると切り口が目立ち、勢いも落ちます。

春は害虫の動き出す時期でもあります。四月にミノムシの袋が枝に残っていないか、ビャクシン類なら赤星病の黄色い塊が出ていないかを見て、見つけたら枝ごと取り除きます。

剪定は芽が動く前に
枝先の色が明るく変わり始めたら芽が動く合図です。それより前の三月上旬から中旬に、形を作る剪定を終えます。
植え付けは三月〜四月
春の植え付けは根が張る時間が長く取れ、夏を越しやすくなります。根鉢を崩さず、深植えにしないよう高さを確かめます。
鉢の置き肥は四月に
鉢植えは四月に緩効性の固形肥料を鉢の縁に置きます。地植えは二月の寒肥だけで足ります。

夏 (五月〜八月) の作業

梅雨前の六月に内側の枯れ葉を払い、混んだ枝を軽く透かして風を通します。この作業を省くと夏に内側が蒸れて茶色くなります。真夏は剪定を休み、水やりとハダニの観察に専念します。鉢植えは午後に日陰になる場所へ移し、朝に葉水をかけます。

六月に内側を掃除する
枝を広げ、内側にたまった枯れ葉を手で払い落とします。落ち葉は根元に残さず集めます。混んだ枝は一方を付け根で抜きます。
ハダニを葉裏で確かめる
葉が細かく黄ばんで白い斑点が出たらハダニです。白い紙の上で枝を叩いて動く点があれば確定で、葉裏に水をかけて流します。
真夏は切らない
七月から八月の剪定は切り口が日焼けし、蒸れの引き金になります。伸びすぎが気になっても九月まで待ちます。

秋 (九月〜十一月) の作業

残暑が過ぎた九月下旬から十月に、夏に伸びた分を整える刈り込みをします。この時期は秋の植え付けと植え替えの適期でもあります。十一月に入ったら強い剪定はせず、枯れ枝を取り除く程度に留めて冬に備えます。

刈り込みは残暑の後
最高気温が三十度を切るころに刈り込みます。台形を守り、葉のある所で止めます。刈りかすは枝の間から払い落とします。
秋の植え付けは十月まで
秋に植えるなら十月中に済ませ、根が張る時間を確保します。十一月以降の植え付けは寒風で葉が傷みやすくなります。

冬 (十二月〜一月) の作業

雪の多い地域では、十二月に円錐形の品種を麻ひもで螺旋状に軽く縛り、雪で枝が開くのを防ぎます。関東平野部でも湿った雪が積もると枝が広がるので、積もったら棒で落とします。鉢植えは氷点下の夜が続くなら軒下に寄せ、水やりは暖かい日の午前中に行います。

雪は積もった当日に落とす
雪の重みで開いた枝は、放置すると戻りません。積もった日のうちに、棒で下から突いて落とします。
冬の色変わりは待つ
葉が紫や銅色に変わる品種は病気ではありません。春に緑へ戻るので、切ったり肥料を足したりせず待ちます。
鉢は軒下に寄せる
鉢土が凍ると細根が傷みます。氷点下の予報が続くなら鉢を壁際や軒下に寄せ、鉢の周りを段ボールや不織布で覆って凍結を防ぎます。

作業が遅れたときの立て直し

春の剪定を逃して新芽が伸びた、梅雨前の掃除を忘れて夏に内側が枯れた、といった遅れはよく起きます。焦って時期外れに強く切ると、切り口が傷んで枯れ込みが広がるので、次の適期まで待つのが基本です。それぞれの遅れに対する戻し方を表にまとめます。

場面原因戻し方
新芽が伸びてから剪定したくなった三月の剪定を逃した指で枝先を摘む程度にし、秋に整える
夏に内側が茶色く枯れた梅雨前の掃除と透かしを省いた九月に枯れ葉を払い、翌年は六月に行う
秋の刈り込みが十一月にずれた残暑で先延ばしにした軽く整える程度に留め、春に本格的に
雪で枝が開いたまま戻らない雪を落とすのが遅れた春に麻ひもで内側へ縛り、一年かけて戻す

コニファーの栽培に一年を通して使うもの

木の作業は冬と夏に固まります。冬に剪定と寒肥、生育期に袋かけと防鳥。この 4 つを季節の前にそろえておきます。

数量は植えて数年たった木 1 本を単位にしています。

  • 剪定ばさみ探す言葉「剪定ばさみ 果樹」
    規格の目安
    刃渡り 5〜6cm、直径 2cm 程度まで切れるもの。バイパス式(刃が交差するもの)。

    アンビル式は枝を潰します。生きた枝を切るならバイパス式で、切り口が滑らかなほど早くふさがります。

  • 剪定のこぎり探す言葉「剪定のこぎり 折込 24cm」
    規格の目安
    刃渡り 24cm 前後の折込式。生木用の刃(目の粗いもの)を選びます。

    直径 2cm を超える枝は、はさみで切ろうとすると枝も刃も傷めます。工作用ののこぎりは生木で目が詰まります。

  • 有機質肥料(寒肥用)探す言葉「油かす 骨粉 有機質肥料」
    規格の目安
    油かすと骨粉の配合肥料。5〜10kg 袋。
    数量の目安
    成木 1 本に 1〜2kg。樹冠(枝の広がり)の外周に沿って埋めます。

    冬に入れて、春に効き始めるのを狙う肥料です。ゆっくり分解するので、休眠期のうちに入れておきます。樹種と樹齢で必要な量は変わるので、詰めたいときは施肥基準を見てください。

    出典: 農林水産省「施肥基準 — 果樹」

  • 防鳥ネット探す言葉「防鳥ネット 目合い25mm」
    規格の目安
    目合い 20〜25mm。小鳥まで防ぐなら 15mm。
    数量の目安
    高さ 2m の木 1 本を覆うのに 4m × 4m 程度。

    色づく直前にかけます。目合いが大きすぎると小鳥が入り、細かすぎると風で煽られて枝を傷めます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 高枝切りばさみは、木が背を越してからで十分です。低く仕立てるならずっと不要です。
  • チェーンソーは家庭の果樹には要りません。剪定のこぎりで足ります。

コニファーの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はコニファーの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

コニファーについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる