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きゅうりの収穫と長期どり

きゅうりの収穫と曲がり果対策|採り時の見極めと株を長持ちさせる方法

きゅうりの栽培イメージ

読むのに約 4

きゅうりは一日で採り時を過ぎます。採り遅れは味だけでなく次の実まで止めます。

開花から収穫まではおよそ7〜10日

雌花が咲いてから収穫できる大きさになるまで、盛期の中間地でおよそ7〜10日です。気温が上がる7月以降はさらに短く、一週間を切ることもあります。花が咲いた日を覚えておくと、探さなくても採り時が分かります。

収穫は朝のうちに行います。夜のあいだに水を吸って実が張っているため、日中に採るより歯ざわりが良く、日持ちもします。夕方に採った実は水分が抜けており、翌日にはしなびやすくなります。

時期開花から収穫まで見回りの間隔
6月9〜10日2日に1回
7月7〜8日毎日
8月6〜7日毎日
9月以降10日以上2日に1回

花が咲いた節に洗濯ばさみを付けておくと、探さずに採り時が分かります。翌年の適期を読むための記録にもなります。

大きさの目安は用途で変える

用途長さ重さの目安
漬物、丸かじり15〜18センチ70〜90グラム
サラダ、一般用20〜22センチ100グラム前後
株が疲れている時12〜15センチ50〜70グラム

株の勢いが落ちてきたら、意図的に小さいうちに採ります。実に取られる養分を減らすことが立て直しになります。

採り遅れが一番の損失になる

きゅうりは一日で数センチ伸びます。20センチの実を見送ると、翌日には25センチを超え、種が固まり始めて味が落ちます。それ以上に問題なのは、大きくなった実が株の養分を独占し、上位節の雌花が落ちてしまうことです。

うっかり巨大化させた実を見つけたら、惜しまずすぐに取り除きます。捨てるように感じても、その一本を残すことで次の数本を失います。旅行などで数日空ける場合は、出発前に小さい実まで含めて全部採っておくのが正解です。

見つけたら即取る
巨大化した実は惜しまずその場で外します。1本残すことで上位節の雌花が数本ぶん落ちます。捨てるほうが得になります。
数日空けるとき
旅行の前は、小さい実まで含めて全部採っていきます。株に実を残さないほうが、戻ったときの回復が明らかに早いです。
採る位置と道具
へたの上をはさみで切ります。手で引っ張るとつるが裂け、その傷からつる枯病が入ります。刃は使う前に拭いておきます。

巨大化した実は、種を取る目的でなければ残す価値がありません。置いておくほど株の力を吸い続けるだけです。

形の崩れた実が教えてくれること

曲がり果
水切れか肥料切れ、あるいは葉が混み合って光が足りない状態です。実の周囲に葉が重なっていないか確認し、水やりの量を増やします。曲がった実自体は味に問題ありません。
尻細り果
先が細くしぼんだ実は、水分と養分の不足が典型です。株が実の数を抱えすぎている場合も起きるので、着果数を減らして追肥(育てている途中で足す肥料)します。
尻太り果
先が膨らんだ実は受精不良や過湿で出ます。単発なら問題ありませんが、続くようなら水のやりすぎと排水を見直します。
苦味の強い実
高温と乾燥、株の老化が重なると出やすくなります。ヘタ側に強く出るので、その部分を厚めに落として食べることができます。

8月の株疲れを立て直す

7月まで採り続けた株は、8月に入ると葉が小さくなり、実が細くなります。ここで諦める人が多いのですが、実を数個落として負担を減らし、追肥と十分な水を入れ、混み合った古葉を整理すると、2週間ほどで新しいつるが動き出す株がかなりあります。

立て直しの見込みがあるかどうかは、つるの先端で判断します。先端が細くても伸び続けていれば回復します。先端が止まって黄色くなり、根元の茎が褐色になっている株は病気が入っているので、早めに抜いて次に切り替えます。

実を落とす
着いている実を数個外し、株の負担を減らします。小さい実でも構いません。まず養分の行き先を減らすのが順序です。
古葉を整理する
黄変した葉と病葉を抜いて光を入れます。一度に丸裸にせず3日おきに数枚ずつ。急に露出すると茎と実が日焼けします。
追肥と水を入れる
化成肥料を畝の肩にまき、たっぷり水をやります。その後2週間乾かさないことが、新しいつるが動くかどうかを決めます。

立て直し後は一度に多く着けさせず、一本の子づるに1果ずつ着けると秋まで続きます。

秋まで採るなら二番手を仕立てる

きゅうりは生育が速いので、7月上旬から中旬に種をまくか苗を植えれば、8月下旬から9月にかけて収穫できます。この二番手は真夏の高温にさらされるため、遮光(日ざしを布などでやわらげること)と敷きわらで根元を冷やす手当てが必須です。

秋どりは、うどんこ病とべと病がすでに畑に蔓延している時期に始まります。一番手の株や病葉を先に片づけ、できれば場所を離してから植えることで、初期の被害をかなり抑えられます。

二番手を作らない場合でも、8月の立て直しで9月までは採れます。どちらを選ぶかは畑の空きしだいで、次の作物を植えたいなら無理に延ばさず、9月に片づけてしまうほうが得です。

きゅうりの収穫に使うもの

穫るときより、穫ったあとに困ります。入れるものと、しまうものを先に用意しておきます。

  • 収穫ばさみ探す言葉「収穫ばさみ 野菜」
    規格の目安
    刃渡り 5〜7cm のステンレス製。先が丸いものは実を傷つけにくいです。

    引きちぎると株のほうに傷が残り、そこから病気が入ります。次の実を穫るつもりなら、切って穫ります。

  • 折りたたみコンテナ探す言葉「折りたたみコンテナ 20L」
    規格の目安
    20L 前後。使わないときに畳めるものが置き場所を取りません。

    袋に入れると重みで下の実が潰れます。積み重ねられる箱なら、そのまま持ち帰れます。

  • 鮮度保持袋探す言葉「野菜 鮮度保持袋 有孔」
    規格の目安
    厚さ 0.02mm 前後の有孔ポリ袋。葉物用と実物用でサイズを分けます。

    穴のない袋に入れると蒸れて傷みます。穴あきの袋は湿りを保ちながら呼吸を通します。

  • 新聞紙・保存箱探す言葉「野菜 保存 コンテナ 通気」
    規格の目安
    通気穴のある箱。根菜は新聞紙に包んで立てて入れます。

    根菜と芋類は洗わずに土を落として乾かし、暗く涼しい場所に置くほうが長くもちます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • よく切れる普通のはさみで足りる作物は多く、専用の収穫ばさみが要るのは硬い茎のものだけです。
  • 真空保存機は、量が出るようになってから考えれば十分です。

きゅうりの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はきゅうりの育て方にまとめています。

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