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🥕 野菜・果菜

きゅうりの育て方|栽培方法と収穫までのコツ

生育が速く見落としやすい作物です。週 1 枚の定点写真が効きます。

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きゅうりの写真

科: ウリ科属: Cucumis

栽培カレンダー

関東地方の目安です。地域と品種で前後します。実際の日付は記録に残しましょう。

播種・育苗生育収穫

9月のきゅうりは「収穫」の時期です。 9月の畑仕事を見る

きゅうりの月別の作業を詳しく見る

きゅうりを詳しく知る

項目ごとに 1 ページで掘り下げています。いま知りたいところから読んでください。

記録しておきたいタイミング

定植とネットを張った日

つるが伸び始めると作業が一気に増えます。ネットを張った日を残すと、翌年の準備のタイミングが分かります。

親づるの摘芯と子づるの整理

何節目で摘芯したか、下から何節までのわき芽を取ったかを残すと、収穫量との関係が見えてきます。

初収穫の日

定植から 30〜40 日が目安。ここから毎日採ることになるので、収穫が始まった日を境に管理を切り替えます。

追肥の日

収穫が始まったら 2 週間おきが目安。肥料が切れると実が細く曲がるので、曲がり始めた日と追肥の日を並べて残すと分かりやすくなります。

きゅうりの植え付けと支柱を詳しく見る

収穫までのコツ

きゅうりを育てるうえで、うまくいくかどうかを分ける勘所です。暦や病害虫の前に、ここだけ押さえておくと結果が変わります。

接ぎ木苗を選んで連作を避ける

きゅうりは同じ場所で続けると根から傷みます。前作から3年空けられない畑では、カボチャ台木の接ぎ木苗にすると生育が安定します。

実は18cm前後で早めに採る

1本を大きく育てると株が消耗し、後の実が止まります。開花から7〜10日、18cm前後で採ると次々に着果が続きます。

敷きわらで根の浅さを補う

きゅうりの根は地表近くに浅く広がり、乾くと吸水が落ちます。わらやもみ殻で覆うと地温の急変も和らぎ、盛夏でも生育が続きます。

収穫は日の出後の涼しい時間にする

夜のうちに水を吸った実は果肉が締まり、日中に採るより日もちします。株の消耗も少なく、切り口からの萎れを抑えられます。

地際の葉5枚を早めに外す

株元の葉は光が届かず湿気がこもります。定植から1か月ほどで下の葉を順に外すと、風が抜けて株元が乾き、根に日が届きます。

きゅうりの収穫と長期どりを詳しく見る

きゅうりの栽培をはじめるのに用意するもの

これから育てるなら、まず次の 4 つがあれば始められます。作業ごとに要るものは、各解説のページにまとめています。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 道具のセット買いは要りません。使う場面が来てから 1 つずつ足すほうが無駄になりません。
  • 苗から始めるなら、種まき用の資材は要りません。

きゅうりの病害虫(67

症状・予防・対処が分かっているものを、重要度の高い順に並べています。「一般的な内容」と付いているものは、この作物にかぎった記述がまだ無く、病害虫そのものの説明を出しています。

うどんこ病

主要病気Gc / Px

時期 梅雨明け〜秋(7〜9月)出る場所 葉(表面)出やすい条件 乾燥と株の混み合い

症状 葉の表に白い粉をまぶしたような斑点が出て、広がると葉全体が白くなり枯れ上がります。

予防 べと病と逆で乾燥時に出ます。株間を確保し、下葉を整理して風を通します。抵抗性品種も多く出ています。

対処 発病葉を取り除き、初期なら炭酸水素カリウム剤などで止められます。放置すると株全体に回ります。

梅雨明け後の乾燥期に多い

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Blumeria graminis f. sp. hordei、Blumeria graminis f. sp. secalis、Blumeria graminis f. sp. tritici ほか59

ウリハムシ

主要害虫

時期 春〜初夏(4〜6月)出る場所 葉・根出やすい条件 植え付け直後の若い株

症状 橙色の小さな甲虫が葉を円形に食べ、丸い食い跡が残ります。幼虫は根を食害します。

予防 植え付け直後が最も危険です。あんどん囲いや防虫ネットで守り、活着するまで隔てます。

対処 成虫は動きが速いので朝の涼しい時間に捕殺します。株が大きくなれば被害は目立たなくなります。

定植直後の苗が集中加害される

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ウリハムシ

褐斑病

主要病気Cca

時期 盛夏〜秋(7〜9月)出る場所出やすい条件 多湿。肥料切れ

症状 葉に灰褐色の丸い斑点が出て、次第に融合して枯れます。べと病と違い葉脈に区切られません。

予防 追肥を切らさず、株を弱らせないこと。風通しを確保します。

対処 発病葉を取り除き、追肥します。後半の収量を大きく左右する病気です。

施設栽培の高温多湿期に多発

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax avenae subsp. cattleyae、Alternaria alternata、Alternaria dauci ほか57

キュウリモザイク病

主要病気CMV

時期 春〜秋(5〜9月)出る場所 葉・果実出やすい条件 アブラムシの飛来

症状 葉が濃淡のまだらになって縮れ、果実は表面がでこぼこして曲がります。株の伸びが止まります。

予防 媒介するアブラムシを寄せないこと。シルバーマルチと防虫ネットが効きます。

対処 治せません。株ごと抜いて処分し、アブラムシ対策を続けます。

春のアブラムシ飛来期に多発

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、キュウリモザイクウイルス (CMV)、Cucumovirus CMV

キュウリ緑斑モザイク病

主要病気CGMMV

時期 生育期を通して出る場所 葉・果実出やすい条件 種子伝染と接触伝染

症状 葉に濃緑色のこぶ状のふくらみができ、果実にも緑の濃淡とこぶが出ます。

予防 種子や道具から入ります。健全な種を使い、手と道具を消毒してから作業します。

対処 治せません。株ごと抜いて処分し、道具を消毒します。

接触伝染するため器具消毒が要

病原・原因(この病名で報告のあるもの): キュウリ緑斑モザイクウイルス (CGMMV)

つる枯病

主要病気

時期 梅雨〜秋(6〜9月)出る場所 茎(節・地際)・葉出やすい条件 多湿。整枝の傷口

症状 茎の節に褐色の病斑ができ、ヤニが出て枯れ上がります。葉の縁からも褐色の病斑が広がります。

予防 整枝は晴れた日に行い、傷口を乾かします。マルチと敷きわらで泥はねを防ぎます。

対処 発病部を切り取り、傷口が乾く天気の日に作業します。株元の風通しを確保します。

梅雨期に地際の茎から発生

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Didymella bryoniae、Stagonosporopsis cucurbitacearum、クローバ葉脈黄化ウイルス

つる割病

主要病気Foc

時期 梅雨明け以降(7〜8月)出る場所 株全体(茎の導管)出やすい条件 連作した畑。地温が高いとき

症状 日中しおれて朝戻るのを繰り返し、やがて枯れます。地際の茎が縦に裂け、ヤニのような樹脂が出ます。

予防 接ぎ木苗(カボチャ台木)が最も確実です。連作を避け、排水を良くします。

対処 治せません。株ごと抜いて処分します。同じ場所での連作は避けます。

自根栽培の連作ほ場で多発

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Fusarium oxysporum、Fusarium oxysporum f. sp. batatas、Fusarium oxysporum f. sp. cucumerinum ほか6

苗立枯病

主要病気For

時期 育苗期(3〜4月)出る場所 地際の茎出やすい条件 低温多湿。使い回した土

症状 発芽後の苗が地際でくびれて倒れます。

予防 清潔な培養土を使い、播種後の過湿を避けます。

対処 発病苗を取り除き、水やりを控えます。

育苗床の過湿・低温で多発

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Achlya klebsiana、Cylindrocladium canadense、Fusarium avenaceum ほか41

ネコブセンチュウ

主要害虫

時期 生育中盤以降(7〜8月)出る場所出やすい条件 連作した畑

症状 日中しおれやすく、生育が止まります。根にこぶが数珠状にできています。

予防 接ぎ木苗が確実です。前作のマリーゴールドや夏の太陽熱消毒で密度を下げます。

対処 回復は難しいので水やりで持たせます。収穫後は根を残さず抜き取ります。

連作圃場で根こぶが多発する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ネコブセンチュウ属、アレナリアネコブセンチュウ、キタネコブセンチュウ ほか5

ハダニ類

主要害虫

時期 盛夏(7〜8月)出る場所 葉裏出やすい条件 高温乾燥。雨の当たらない場所

症状 葉裏に細かい虫がつき、表から見ると白いかすり状の斑点になります。進むとクモの巣状の糸が張ります。

予防 葉裏への葉水が効きます。乾燥する時期は意識的に水をかけます。

対処 気門封鎖型の薬剤か、こまめな葉水で数を減らします。薬剤抵抗性がつきやすいので同じ薬を続けないこと。

梅雨明け後に急増する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハダニ科

斑点細菌病

主要病気Psl

時期 梅雨(6〜7月)出る場所 葉・果実出やすい条件 低温多雨。泥はね

症状 葉に水浸状の角形斑ができ、乾くと中央が破れて穴になる。果実には小さな水浸状斑ができ、そこから腐敗が進む。

予防 健全種子を用い、ウリ科の連作を避ける。雨よけとマルチで泥はねを防ぎ、風通しをよくして結露を減らす。

対処 発病葉は早めに除去し、圃場外へ持ち出す。露のある朝の作業や整枝を避け、周囲株に銅剤を予防散布する。

梅雨時に多発する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acidovorax valerianellae、Burkholderia andropogonis、Herbaspirillum sp. ほか23

べと病

主要病気Pcu

時期 梅雨〜盛夏(6〜8月)出る場所 葉(下葉から)出やすい条件 雨が続き、肥料が切れかけたとき

症状 葉脈に区切られた黄色い角ばった斑点が出て、進むと褐色になって枯れます。葉裏に灰色のカビが見えます。

予防 下葉かきと敷きわらで泥はねを止め、肥料を切らさないこと。肥料切れの株から先に出ます。

対処 発病葉を取り除き、追肥で株を立て直します。広がりが速いので、下葉に出た時点で手を打ちます。

梅雨期の多湿で急増する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Bremia centaureae、Bremia lactucae、Bremia taraxaci ほか30

曲がり果

主要生理障害

時期 収穫期を通して出る場所 果実出やすい条件 肥料切れ・水切れ・株の疲れ

症状 実が曲がったり、先が細くなったりします。味は変わりませんが数が多いと株が弱っている合図です。

予防 きゅうりは肥料と水を切らすとすぐ形に出ます。収穫が始まったら 10 日おきの追肥を続けます。

対処 曲がった実も早めに採って株の負担を減らします。追肥と水やりで次の実から戻ります。

樹勢低下で急増する

コナジラミ類

よくある害虫一般的な内容

症状 株を揺すると白い小虫が一斉に舞い上がる。葉裏に幼虫が固着し、甘露によるすす病で葉が黒く汚れて生育が衰える。

予防 定植時から目合いの細かい防虫ネットで覆い、黄色粘着トラップを設置して飛来を監視する。収穫後の残渣を畑に放置しない。

対処 多発株は早めに抜き取り、袋に密閉して処分する。薬剤は葉裏に届くよう散布し、抵抗性がつきやすいので系統を交互に使う。

葉裏に幼虫が固着する

病原・原因(この病名で報告のあるもの): コナジラミ科

ズッキーニ黄斑モザイク病

よくある病気一般的な内容ZYMV

症状 葉に強い黄斑モザイクが出て、葉が細く裂けたように奇形化する。果実はこぶ状に凸凹し、ねじれて曲がる。

予防 シルバーマルチと防虫ネットでアブラムシの飛来を減らす。健全種子を使い、周囲のウリ科雑草を除去する。

対処 治療できないので発病株は速やかに抜き取り処分する。抜く前にアブラムシを防除し、健全株へ飛び移らせないようにする。

モザイクと果実変形が出る

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Potyvirus cucurbitaflavitesselati、ズッキーニ黄斑モザイクウイルス (ZYMV)

炭疽病

よくある病気Co

時期 梅雨〜秋(6〜9月)出る場所 葉・果実出やすい条件 雨と高温

症状 葉に円い褐色の斑点ができ、中央が抜けて穴になります。果実にはくぼんだ丸い病斑ができます。

予防 雨よけと敷きわら。窒素過多で軟弱に育てないこと。

対処 発病葉と果実を取り除きます。斑点が「円い」のがべと病との違いで、対処の緊急度は同程度です。

果実に円形のくぼんだ病斑

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Colletotrichum Colletotrichum gloeosporioides、Colletotrichum acutatum、Colletotrichum aenigma ほか66

窒素過多

よくある生理障害一般的な内容

症状 葉が濃緑色で大きく、茎が太く軟弱に育つ。開花・着果が減り、アブラムシや病害の発生が増える。

予防 元肥と追肥の量を作物ごとの基準に合わせ、前作の残肥や堆肥由来の窒素も見込む。有機質肥料の多投を避ける。

対処 追肥を止め、潅水でやや流亡させながら生育を落ち着かせる。摘葉と整枝で採光を確保し、着果を促す。

葉が過繁茂になる

徒長

よくある生理障害一般的な内容

症状 節間が長く伸びて茎が細く、葉色が薄い。株が倒れやすく、病害虫にも弱くなる。

予防 十分な日照を確保し、株間と鉢の間隔を空けて光と風を通す。育苗時は夜温を上げすぎず、潅水と施肥を控えめにする。

対処 徒長した苗は深植えや支柱で補強し、日当たりの良い場所へ移す。潅水を控え、葉を摘んで風通しを改善する。

梅雨時に軟弱になる

灰色かび病

よくある病気一般的な内容

症状 花や果実、葉に水浸状の褐色病斑ができ、表面に灰色のふわふわしたかびを密生する。果実は軟腐して落果し、収穫後も貯蔵中に腐敗が進む。

予防 咲き終わった花弁や枯れ葉をこまめに取り除き、湿気のこもらない株間を保つ。雨よけと換気で結露を減らすと効果が高い。

対処 発病部位は胞子を飛ばさないよう静かに袋へ入れて処分する。多湿期には登録のある殺菌剤を予防散布し、耐性菌回避のため系統を替える。

花落ち部から果実が腐る

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Botryotinia fuckeliana、Botrytis cinerea、Botrytis galanthina ほか2

ハモグリバエ類(エカキムシ)

よくある害虫一般的な内容

症状 葉の中に白い曲がりくねった線が走り、線の先端に幼虫がいる。被害が進むと葉全体が白く枯れ、光合成が落ちる。

予防 防虫ネットと黄色粘着トラップで成虫の侵入と密度を抑える。被害葉は見つけ次第摘み取り、圃場外で処分する。

対処 線の先端を指で潰して幼虫を殺す物理的防除が有効である。多発時は葉内に浸透する薬剤を選び、若齢期に散布する。

初夏以降に増える

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ハモグリバエ科

マグネシウム欠乏

よくある生理障害一般的な内容

症状 下位葉から葉脈を残して葉脈間が黄化し、網目模様になる。進行すると褐変して枯れ上がり、着果負担の大きい株で目立つ。

予防 カリと石灰の過剰施用を避け、苦土入りの肥料や苦土石灰でマグネシウムを補う。土壌診断で塩基バランスを確認する。

対処 応急処置として硫酸マグネシウム水溶液を葉面散布する。土壌には苦土資材を施し、以後の施肥設計を見直す。

着果過多で発生する

メロン黄化えそ病

よくある病気一般的な内容

症状 葉に黄色い小斑点が多数現れ、進行すると斑がえそ化して葉が枯れる。生育が停滞し、果実の肥大と糖度が落ちる。

予防 育苗期から防虫ネットと粘着トラップでアザミウマの侵入を防ぐ。ハウス周囲の雑草を除き、発生源を断つ。

対処 治療できないため発病株は袋に入れて抜き取り処分する。残る株のアザミウマを薬剤系統を替えながら防除する。

黄化えそ病として発生

病原・原因(この病名で報告のあるもの): メロン黄化えそウイルス (MYSV)、ミナミキイロアザミウマ

カボチャモザイク病

ときどき病気一般的な内容WMV

症状 葉が黄緑のモザイクを呈し、縮れて小型化する。つるの伸びが悪くなり、果実に淡い色ムラや変形が出る。

予防 シルバーマルチや不織布でアブラムシの飛来を抑え、育苗期を守る。周辺のマメ科・ウリ科雑草を早めに除草する。

対処 治療手段はないため発病株は抜き取り処分する。周囲株のアブラムシを防除し、作業器具を介した接触も避ける。

生育後半に感染しやすい

病原・原因(この病名で報告のあるもの): アブラムシ類、Potyvirus citrulli、カボチャモザイクウイルス (WMV)

青枯病

病気一般的な内容Et

症状 日中に葉が青いまましおれ、朝夕は回復する状態を数日繰り返したのち枯死する。茎を切って水に浸すと白濁した細菌液が糸を引いて出る。

予防 連作を避け、抵抗性台木の接ぎ木苗を使う。排水をよくして高畝にし、根を傷つける深耕や過度な中耕を控える。

対処 有効な治療手段はないため、発病株は土ごと早めに抜き取り処分する。作業に使ったハサミや手を洗い、同じ場所でのナス科の連作をやめる。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Erwinia tracheiphila、青枯病菌、Ralstonia sp.

萎凋病

病気一般的な内容

症状 日中に下葉から萎れ、朝夕は回復する症状を繰り返しながら次第に枯れ上がる。茎を切ると導管部が褐変しているのが特徴である。

予防 抵抗性品種や接ぎ木苗を使い、連作を避ける。排水を改善し、農具や靴による汚染土の持ち込みを防ぐ。

対処 発病株は根ごと抜き取り、圃場外で処分する。薬剤での治療は困難なので、土壌消毒や輪作など次作の対策に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Ceratocystis fimbriata、Fusarium commune、Fusarium commune f. sp. rapae ほか23

疫病

病気一般的な内容

症状 葉に暗緑色の水浸状病斑ができ、急速に拡大して褐色に枯れる。葉裏や病斑周縁に白いかびを生じ、茎や果実にも黒褐色の病斑が広がる。

予防 健全な種いも・苗を使い、排水と通風を確保する。雨よけ栽培や敷きわらで泥はねを防ぎ、ナス科の連作を避ける。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外で処分する。降雨前に登録のある殺菌剤を予防散布するのが基本で、発生後の回復は難しい。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Phytophthora asparagi、Phytophthora cactorum、Phytophthora cambivora ほか26

黄化えそ病

病気一般的な内容

症状 葉に褐色のえそ斑や輪紋が現れ、新芽が萎縮して黒ずむ。果実には同心円状の黄色い輪紋ができ、出荷できなくなる。

予防 育苗期から防虫ネットと青色粘着トラップでアザミウマの侵入を抑える。周囲の花壇や雑草を管理し、感染源を減らす。

対処 治療はできないため発病株は早期に抜き取り、袋に密封して処分する。残る株のアザミウマ防除を系統を変えながら継続する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): ミカンキイロアザミウマ、Orthotospovirus tomatomaculae、トマト黄化えそウイルス (TSWV) ほか3

菌核病

病気一般的な内容

症状 地際や茎、結球部が水浸状に軟腐し、白い綿毛状の菌糸で覆われる。やがて内部や表面に黒い菌核が形成され、株は萎れて枯死する。

予防 排水を良くし、密植と過湿を避ける。菌核は土中で数年生存するため、被害株は菌核ごと取り除き、イネ科との輪作や深耕を行う。

対処 発病株は周囲の土ごと除去して処分する。発生しやすい時期には登録のある殺菌剤を株元中心に散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotinia bulborum、Sclerotinia intermedia、Sclerotinia rubi ほか5

黒星病

病気一般的な内容Ccu

症状 バラでは葉に黒褐色の放射状の病斑ができ、周囲が黄化して落葉する。ナシでは葉や果実、幼果のがく部に黒いすす状の病斑が現れ、果実が変形する。

予防 泥はねと雨滴の跳ね返りを防ぎ、落葉や被害果を必ず片付ける。込み合った枝は剪定して株内の風通しをよくする。

対処 発病した葉・果実は摘み取り、地面の落葉も回収して処分する。感染期にあたる春の降雨前後に登録のある殺菌剤を散布する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria bataticola、Cercospora corchori、Cladosporium carpophilum ほか10

白絹病

病気一般的な内容

症状 地際の茎が水浸状に腐り、白い絹糸のような菌糸が株元と周囲の土表に広がる。やがて菜種粒大の褐色の菌核ができ、株は急速に萎凋枯死する。

予防 排水を良くし、未熟な有機物を地際に置かない。被害株は菌核ごと除去し、高温期の深いマルチや敷きわらの過湿に注意する。

対処 発病株と周囲の土をまとめて除去して処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作を行い、必要なら登録のある薬剤を株元処理する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Sclerotium rolfsii

軟腐病

病気一般的な内容

症状 地際や結球部が水浸状に軟化し、やがてドロドロに崩れる。腐敗部から独特の不快臭がする。

予防 高畝にして排水と通風を確保し、株間を詰めすぎない。収穫や間引きで作った傷を長雨の前に作らないようにする。

対処 発病株は速やかに抜き取り、圃場外へ持ち出して処分する。周囲へ広がるため残渣をすき込まず、銅剤の予防散布に切り替える。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Choanephoroidea cucurbitae、Dickeya solani、Dickeya sp. ほか11

根腐病

病気一般的な内容

症状 細根が褐色〜黒褐色に腐り、株の生育が止まって下葉から黄化する。日中に萎れやすくなり、進行すると株ごと枯死する。

予防 排水性の良い用土と高畝を用い、灌水は表土が乾いてから行う。受け皿に水を溜めず、鉢の連用時は用土を更新する。

対処 発病株は抜き取り、周囲の過湿を解消する。軽症なら灌水を控えて根の回復を待ち、必要に応じ登録のある薬剤を灌注する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Aphanomyces cladogamus、Aphanomyces cochlioides、Cylindrocladium floridanum ほか47

半身萎凋病

病気一般的な内容

症状 下葉の片側だけが黄変・萎凋し、症状が上位葉へ進む。茎の導管が淡褐色に変色し、株は生育不良のまま枯れていく。

予防 抵抗性台木の接ぎ木苗を使い、ナス科・ウリ科の連作を避ける。被害残さを持ち込まず、地温の上がりすぎ・下がりすぎを避ける。

対処 発病株は抜き取り処分する。多発ほ場では太陽熱消毒や輪作で菌密度を下げ、必要なら登録のある土壌消毒剤を検討する。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Verticillium albo-atrum、Verticillium dahliae、Verticillium nigrescens ほか1

斑点病

病気一般的な内容

症状 下葉から褐色〜灰白色の小さな円形病斑が現れ、中央が灰色になって黒い小粒点を伴う。病斑が増えると葉が黄化して早期に落葉する。

予防 被害残さを畑に残さず処分し、種子伝染を避けるため健全な種子を用いる。泥はねを防ぎ、連作を避けて風通しを確保する。

対処 発病葉は摘除して持ち出す。多雨期には登録のある殺菌剤を予防的に散布し、下葉から順に薬液がかかるようにする。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Acroconidiella tropaeoli、Alternaria azukiae、Alternaria dianthi ほか80

輪紋病

病気一般的な内容

症状 枝幹の表面がいぼ状に隆起して粗くなり、そこが伝染源となる。果実には褐色の円形病斑ができ、同心円状の輪紋を描きながら軟らかく腐敗する。

予防 いぼ症状の出た枝は剪定して処分し、樹体を健全に保つ。落果や被害果を園内に残さず、袋かけで果実への感染を減らす。

対処 腐敗果は早めに取り除いて処分する。梅雨から夏の降雨期に登録のある殺菌剤を定期散布し、枝幹の伝染源を減らす。

病原・原因(この病名で報告のあるもの): Alternaria linariae、Alternaria solani、Ascochyta compositarum ほか22

きゅうりの病害虫の予防を詳しく見る

記録されている病名(32

農研機構の日本植物病名データベースに、この作物で報告のある病名です。症状の記述はこれからです。

えそ斑点病こうがいかび病ばら色かび病ホモプシス根腐病モザイク病円葉枯病変形菌病小斑細菌病斑紋病斑葉病果実腐敗病植物寄生性線虫灰色疫病炭腐病環紋葉枯病立枯病紫紋羽病綿腐病緑斑モザイク病縁枯細菌病葉腐病褐斑細菌病褐色かさ斑細菌病褐色小斑症褐色葉枯病退緑黄化病黄化巻葉症黄化病黄斑病黄色かさ斑細菌病黒斑病黒点根腐病

よくあるトラブル

葉に白い粉がふく

うどんこ病です。風通しの悪さと乾燥で出ます。初期なら傷んだ葉を取り、重曹スプレーや専用薬剤で広がりを止めます。

実が曲がる・先が細る

肥料切れ・水切れ・株の疲れのサイン。追肥と水やりを見直し、実を採り遅れないようにします。

葉に円形の食痕が並ぶ

ウリハムシです。苗の時期に食われると致命的なので、定植と同時に防虫ネットをかけます。

急に株全体がしおれて枯れる

つる割病などの土壌病害を疑います。連作を避け、接ぎ木苗を使うのが確実な対策です。

品種一覧(216

Gadenin の作物マスタに登録されているきゅうりの品種です。アプリで Plant を登録するときに候補として出てきます。

10

いろどりの夏うぐいす四葉味さんご味一美味一角秋キュウリ蒼夏121蒼夏142赤毛瓜雲竜1号改良R型

15

きゅう太郎カリカリ千成カリット四葉胡瓜久留米きゅう太郎光琳光耀強健豊作月光輝世紀金星金星105金星114風神黒さんご黒竜

17

スタートダッシュ節成ステータス夏Ⅲ千夏千羽四川四川2号新ときわ地這い新北星新北星キュウリ新夏秋地這昇竜盛夏豊作秀林翠星節成2号鈴成四葉霜知らず地這青函白いぼ

22

つや太郎ときわの光ときわ光明ときわ四葉・粋ときわ四葉・純ときわ新土佐ときわ節成ドカナリ千成大吉大望Ⅰ大望キュウリ太鼓判漬丸くん耐病あけぼの耐病光華艶香艶香831豊美1号豊美2号近成四葉2号胡瓜近成山東胡瓜長日落合2号胡瓜

13

南極1号南極1号キュウリ南極2号キュウリ南進夏さんご夏すずみ夏ばやし夏ふうみ夏もよう夏元気夏映夏秋明快2号夏華

18

ハイパー昇竜フリーダムハウス1号フリーダム・ハウス2号久輝光3号A型光3号P型光のしずく光の季光望北京四葉胡瓜北星キュウリ北進半白きゅう太郎半白節成星光節なりプランターキュウリ節成りスマート豊産四葉

5

ミニミニ千成実多実多86瑞帆緑華

1

山東四葉2号胡瓜

1

らくなり強うまキュウリ

その他114

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作物名に「きゅうり」と打つだけで品種候補が出ます。定植日を入れれば経過日数が自動で表示され、写真とメモを積み重ねるだけで栽培ヒストリーができあがります。

ベランダの一鉢でも、市民農園でも、出荷用の圃場でも使い方は同じです。株数や品種を分けて管理できるので、家庭菜園・園芸の記録としても、農作業の記録としてもそのまま使えます。

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