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カイワレ大根の緑化のしかた

カイワレ大根の緑化|最後の二日だけ光に当てて双葉を緑にする

カイワレ大根の栽培イメージ

読むのに約 4

カイワレ大根は最後の二日だけ光に当てます。当てる時期と強さを間違えると、背が伸びず苦みが強くなります。

光に出す日を茎の高さで決める

光へ出すのは日数ではなく茎の高さで決めます。八センチから十センチに伸びて、双葉が黄色いまま開きかけたころが合図です。早すぎると伸びが止まり、遅すぎると茎が倒れて根元が傷みます。

室温が高い夏は四日目、冬なら七日目あたりでこの高さになります。毎回日数を数えるより、容器の縁からどれだけ出ているかを見るほうが確実です。

姿判断すること
茎が5センチ、双葉は閉じ気味まだ早い暗いまま一日待つ
茎が8〜10センチ、双葉が黄色いちょうどよい明るい場所へ出す
茎が12センチを超えて倒れ気味遅れているすぐ出して二日で穫る

直射日光ではなく明るい日陰に置く

緑にするのに強い光は要りません。窓辺のレースカーテン越しか、部屋の明るい場所で十分です。真夏の直射日光に当てると水温が上がり、半日で根元がぬめって使えなくなります。

室内の照明でも緑になります。日当たりのよい窓がない家では、机の上の明かりを一日つけておくだけで色がつきます。時間はかかりますが、傷みにくいという利点があります。

レースカーテン越しに置く
南向きの窓辺なら、レースカーテンを一枚はさみます。窓ガラスに容器が触れると温度が上がるので離します。
半日で向きを変える
光の来る方へ全体が傾きます。半日ごとに容器を半回転させると、まっすぐ立った姿になります。
夏は窓辺を避ける
気温の高い時期は部屋の奥の明るい場所に置きます。水温が三十度を超えると一気に傷みます。

緑にする間も水替えは朝と夜の二回続けます。光に当てると水が温まりやすく、濁るのも早くなります。

緑にする時間で味が変わる

光に当てる時間が長いほど双葉の緑が濃くなり、辛みと香りも強くなります。刺身のつまや薬味に使うなら濃い緑まで、サラダで量を食べるなら薄い緑で止めると食べやすくなります。

家族の好みで決めて構いません。同じ容器の半分だけ紙で覆っておくと、濃い部分と薄い部分ができて、どちらが好みかを一度で比べられます。

時期双葉の色味の傾向
光に出して半日薄い黄緑辛みが穏やかで食べやすい
光に出して1日黄緑から緑香りと辛みのつり合いがよい
光に出して2日濃い緑辛みと香りがはっきり出る

背が伸びないときの原因

買ったものより背が低い、という悩みはほとんどが光を当てた時期の早さから来ます。暗くする期間を削ると、その分だけ茎が短くなります。もう一つは温度の低さで、寒い部屋では伸びる前に葉が開きます。

暗くする期間を延ばす
次の回では、茎が八センチになるまで箱をかぶせたままにします。途中で気になっても、開けるのは水替えのときだけにします。
室温を確かめる
十五度を下回ると伸びが鈍ります。暖房のある部屋の高い場所へ移し、床に直接置かないようにします。
覆いの高さを上げる
箱の天井に芽が当たると、そこで伸びが止まります。容器の高さの倍以上ある箱に替えます。
種の量を減らす
混みすぎると互いに邪魔をして途中で止まります。次の回は一面に一粒ずつ並ぶ量まで減らします。

覆いに使うものを選ぶ

暗くするための覆いは、光を通さず湿った空気が抜けるものが向きます。ぴったりふたをすると内側に水滴がたまり、そこから傷みます。段ボール箱を逆さにかぶせる方法が、手軽さと通気の両方でいちばん扱いやすい形です。

アルミの箔で覆う場合は、ふちを完全に密着させず、指一本分の隙間を残します。黒いごみ袋も使えますが、内側に水滴がつきやすいので毎日ふき取ります。

段ボール箱をかぶせる
容器より高さのある箱を逆さにかぶせます。側面に手を入れる穴を開けておくと、水替えのたびに動かさずに済みます。
隙間を残す
覆いのふちを浮かせて、湿った空気が抜けるようにします。密閉すると水滴がたまり、かびの出やすい状態になります。
毎日いちど確かめる
水替えのときに覆いの内側をさわり、べたついていればふき取ります。乾いていれば通気は足りています。

光に当てている間の水と温度

明るい場所へ移すと、それまでより水が温まりやすくなります。特に春から秋の窓辺は、日が差した数時間で水温が上がり、根元がぬめる原因になります。緑にする二日間こそ、水替えを丁寧にする時期だと考えてください。

気温の高い日は、緑にする時間を半日に縮めても構いません。色は薄めになりますが、傷ませて全部を捨てるよりずっとよい選択です。季節に合わせて緑化の時間を変えるのが、通年で穫り続けるこつになります。

朝夕の水替えを続ける
光へ出したあとも一日二回替えます。容器を持ち上げず、置いたまま傾けて古い水を捨て、新しい水を静かに注ぎます。
水温を手で確かめる
水替えのときに指を入れ、生ぬるければ置き場所が暑すぎます。部屋の奥へ移すか、緑にする時間を半日で切り上げます。
夜は暗くしなくてよい
緑化に入ったら夜も覆いは要りません。部屋の照明が当たっても問題はなく、色づきがむしろ早くなります。

緑にしている間に双葉がしおれるのは、水切れではなく水温の上がりすぎです。涼しい場所へ移せば数時間で戻ります。

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