GadeninEnglishアプリを入れる
ユーカリの増やし方

ユーカリの増やし方|種まきが基本、さし木は難しい理由と成功のこつ

ユーカリの栽培イメージ

読むのに約 4

実生が最も確実です。さし木は発根率が低く、品種を残したいときだけ挑戦します。

方法ごとの向き不向き

ユーカリは種からよく発芽し、実生なら一年で五十センチ以上に育ちます。一方、さし木は発根率が一〜三割と低く、時間もかかります。特定の品種の葉の形を残したいならさし木、たくさん苗を作りたいなら実生と使い分けます。

目的向く方法成功率と期間
苗をたくさん作る実生高い。発芽まで一〜三週間
同じ品種の葉を残すさし木低い。発根まで二〜三か月
すぐ庭に植えたい苗を買う確実。品種を選べる

実生は親と同じ品種の性質が出ないことがあります。園芸品種の種は市販されていないことも多く、種から育てるなら原種が中心です。

種まきの時期と準備

種まきは四月から五月、気温が二十度前後になったころです。種は非常に細かく、ごまより小さいものもあります。用土は清潔で水はけのよいものを使い、種まき用の培養土か、赤玉土の小粒と鹿沼土を半分ずつ混ぜたものが向きます。

浅い容器に用土を入れる
深さ五センチほどの育苗箱か三号ポットに用土を入れ、まく前に底から水を吸わせて全体を湿らせます。
種を土の表面にまく
細かい種は指でつまんで表面にばらまき、土はかぶせません。光で発芽が促されるので、覆土すると出ないことがあります。
霧吹きで湿らせる
上から水をかけると種が流れます。霧吹きで表面を湿らせ、乾かないよう新聞紙をかけて明るい日陰に置きます。

発芽後の育て方

一〜三週間で発芽します。発芽したら新聞紙を外し、日当たりのよい場所へ移して徒長を防ぎます。この時期の最大の敵は過湿による立ち枯れです。用土の表面が乾いてから霧吹きで湿らせる程度にし、風通しを確保します。

ポットに移した苗は、日当たりのよい場所で育てます。日照が足りないと徒長(間延びして弱く伸びること)し、風で倒れやすい苗になります。伸びてきたら細い支柱を添えます。

本葉二枚で間引く
混み合っていたら元気な苗を残し、他はハサミで地際を切ります。引き抜くと残す苗の根も傷みます。
本葉四枚でポットへ
本葉が四枚になったら三号ポットに一本ずつ移します。根を触られるのを嫌うので、土ごとスプーンですくって植えます。
夏を越したら定植
ポットで夏を越し、高さ二十センチを超えたら秋か翌春に地植えか大きめの鉢へ。一年目の冬は必ず防寒します。

さし木の手順

さし木は六月から七月上旬、今年伸びた枝が少し固まったころに行います。発根率が低いので、一度に十本以上挿して数本が付けば成功と考えます。若い木から取った枝ほど発根しやすく、古い木の枝はほとんど付きません。

挿す時期を逃したら無理に秋に行わず、翌年の六月まで待ちます。秋挿しは冬の寒さで発根前に枯れることがほとんどで、労力の割に成果が出ません。

さし穂は今年の枝の先端
先端から十センチほどを切り、下半分の葉を落とします。残す葉は二〜四枚にし、大きい葉は半分に切って蒸散を減らします。
発根促進剤を付ける
切り口を鋭い刃物で斜めに切り直し、一時間水に浸けてから発根促進剤を付けます。この一手間で成功率が変わります。
鹿沼土に挿して密閉
鹿沼土の小粒に二〜三センチの深さで挿し、透明な袋をかぶせて湿度を保ちます。直射日光の当たらない明るい場所に置きます。
二〜三か月待つ
軽く引いて抵抗があれば発根です。袋を少しずつ開けて外気に慣らし、秋までそのままにして翌春に鉢上げします。

取り木で確実に増やす

さし木がうまくいかないなら取り木が確実です。五月から六月、枝の皮を環状にはいで水ごけで包み、根が出てから切り離します。時間はかかりますが、親と同じ性質の大きめの苗が得られます。低い位置の枝を選ぶと作業が楽です。

枝の皮を一周はぐ
鉛筆ほどの太さの枝を選び、幅二センチほど樹皮を一周はぎます。はいだ部分に発根促進剤を塗ります。
水ごけで包んで待つ
湿らせた水ごけで厚く包み、透明な袋で覆ってひもで止めます。乾いたら注射器で水を足し、二〜三か月で白い根が見えたら切り離します。

うまくいかないときの原因と直し方

種が出ない、苗が倒れて枯れる、さし穂が黒くなるのがよくある失敗です。どの段階で止まったかを見て原因を絞ります。ユーカリは実生なら数か月で再挑戦できるので、失敗の記録を次に生かします。

場面よくある原因直し方
種がまったく出ない覆土した、温度が低い土をかぶせず二十度以上で管理
発芽した苗が倒れて枯れる過湿による立ち枯れ水を減らし風を通す。用土を新しく
苗がひょろ長く倒れる日照不足発芽したらすぐ日に当てる
さし穂が黒く腐る土の過湿と高温鹿沼土に替え、風通しのある日陰へ
さし穂が枯れる湿度不足、古い枝を使った若い枝を使い袋で密閉する

ユーカリの挿し木・接ぎ木に使うもの

木を増やす方法は挿し木と接ぎ木で、要るものが違います。まず自分の木がどちらで増えるかを確かめます。

  • 挿し木用土(鹿沼土・赤玉土小粒)探す言葉「挿し木 用土 鹿沼土」
    規格の目安
    鹿沼土か赤玉土の小粒、単用。肥料分のないもの。
    数量の目安
    3 号ポット 1 個で 0.2L。

    肥料分があると、根が出る前に切り口が傷みます。清潔で肥料のない土であることが条件です。

  • 発根促進剤探す言葉「発根促進剤 挿し木 ルートン」
    規格の目安
    粉末を切り口に付けるタイプ。

    木は草花より根が出にくく、種類によっては差がはっきり出ます。

  • 接ぎ木用ナイフ探す言葉「接ぎ木ナイフ 園芸」
    規格の目安
    片刃で、刃の平らなもの。よく研げるもの。

    接ぎ木は切り口の面が合うかどうかがすべてです。普通のカッターでは平らな面を作れません。

  • 接ぎ木テープ探す言葉「接ぎ木テープ 園芸」
    規格の目安
    伸びて自然に劣化するタイプ。幅 20〜30mm。

    接いだところを密着させ、乾燥を防ぎます。外し忘れると幹に食い込むので、劣化するものが安全です。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 挿し木で増える種類なら、接ぎ木の道具は要りません。
  • 苗木を買うほうが早く実を付ける木も多く、増やすのは趣味の範囲と割り切る選択もあります。

ユーカリの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はユーカリの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

ユーカリについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる