基本情報
- 系統・区分
- 花木・庭木/低木・高木
- 熟期
- 11〜12 月
- 育てやすさ
- ★★★★★(5 段階で 5)
木本性の観賞植物。剪定時期、樹高、日照、毒性や実付きの有無を記録するとよい。
概要説明
ヤツデは品種名ではなく種名で、関東以西の海岸近くの林に自生する日本原産の常緑低木を指します。掌のように 7〜9 つに深く裂けた直径 20〜40 センチの大きな葉が特徴で、江戸時代から魔除けの木として玄関脇や北側に植えられてきました。葉は厚く光沢があり、一年中緑を保ちます。11 月から 12 月に、枝先に白い小さな花が球状に集まった花房をつけ、花の少ない時期に虫を集めます。翌春には黒い実が熟します。樹高は 1〜3 メートルで、幹は数本立ちになり、下葉が落ちて上部にだけ葉が残る姿になります。日陰に非常に強く、直射日光では葉が黄ばんで焼けるため、北側や木の下が適地です。乾燥にはやや弱く、湿り気のある土を好みます。成長は中程度で、剪定は 4 月頃に古い幹を地際で切って若い幹に更新すると株が低く保てます。丈夫で病害虫は少なく、日陰の庭で最も扱いやすい常緑樹のひとつです。カイガラムシがつくことがあります。
ヤツデの特徴
- 7〜9 つに裂けた直径 20〜40 センチの大きな葉
- 11〜12 月に白い球状の花房をつける
- 樹高 1〜3 メートルで数本立ちになる
- 日陰に非常に強く直射日光で葉が焼ける
- 古い幹を地際で切ると低く更新できる
- 丈夫で病害虫が少ない
向いている使い方
- 日陰の庭や北側に植える
- 玄関脇の縁起木として
- 大きな葉を生け花に使う
- 鉢植えで楽しむ
ヤツデの育て方を項目ごとに読む
栽培カレンダー・作業のタイミング・病害虫は品種に関わらず共通です。まとめはヤツデの育て方に、項目ごとの解説は次のページにあります。
- ヤツデの苗選びと植え付け — ヤツデは日陰に強く、北側の庭や建物の裏でも育つ数少ない常緑樹です。斑入り品種の扱いと、大きくなりすぎない場所の選び方をまとめます。
- ヤツデの剪定と切り戻し — ヤツデは放っておくと幹が伸びて上にだけ葉が付きます。春の切り戻しで低く仕立て直す方法と、大きな葉の整理の仕方をまとめます。
- ヤツデの水やりと追肥 — 日陰で育つ丈夫な木ですが、大きな葉は乾燥に弱く、水切れするとすぐ垂れます。控えめな肥料と葉水で、艶のある葉を保つ管理をまとめます。
- ヤツデの月別の作業 — 四月の切り戻しと植え替え、夏の遮光、十一月の花と、季節ごとの作業を月別にまとめます。手がかからない木ですが、切る時期だけは守ります。
- ヤツデの病害虫と障害 — 病気はほとんど出ませんが、カイガラムシとすす病、大きな葉を食べるナメクジ、日なたでの葉焼けに悩まされます。葉の見た目から原因を切り分けます。
- ヤツデの増やし方 — ヤツデは挿し木がよく付き、株元の子株を分けるだけでも増やせます。斑入り品種を残す挿し木と、春の株分け、実から育てる方法をまとめます。
この品種を記録すると
アプリで作物に「ヤツデ」、品種に「ヤツデ」と入れて記録を始めると、定植日からの経過日数と、写真・作業のメモが品種ごとに積み上がります。同じ品種を育てた去年の自分と見比べられるのが、品種を分けて記録するいちばんの利点です。
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