GadeninEnglishアプリを入れる
フィカスの置き場所

フィカスの置き場所|仲間ごとの光の好みと、葉を落とさせない移し方

フィカスの栽培イメージ

読むのに約 4

フィカスはゴムノキの仲間の総称で、種類によって光と寒さの好みが違います。置き場所の決め方と移動の順序をまとめます。

仲間ごとに光と寒さの好みが違う

フィカスはクワ科イチジク属の観葉植物をまとめた呼び名で、ベンジャミン、ゴムノキ、ウンベラータ、アルテシマ、ベンガレンシス、プミラなどが含まれます。どれも明るい室内を好みますが、寒さに耐える下限と光の要求量は種類でかなり違うので、まず自分の株がどれかを確かめます。

共通するのは、レースのカーテン越しの窓辺がいちばん安定するということです。真夏の直射は葉を焼き、部屋の奥は光が足りずに枝だけが伸びます。買ったときの札に書かれた名前を控えておくと、冬の置き場所を決めるときに迷いません。

種類葉と姿の特徴光と寒さの目安
ベンジャミン小さい葉が密に付き、枝が細い明るい窓辺を好み、環境が変わると葉を一斉に落とす
ゴムノキ、デコラ、バーガンディ厚く大きい葉、幹が太い少し暗くても耐え、十度あれば冬を越す
ウンベラータハート形の大きな薄い葉明るさが要り、寒さに弱く十二度以上ほしい
アルテシマ黄斑の入る細長い葉斑を保つには明るい窓辺が要る
ベンガレンシス白い葉脈の目立つ丸い葉明るい日陰でも姿が崩れにくい
プミラ小さい葉がつるで這う半日陰でよく、乾燥に弱い

同じフィカスでも斑入りの品種は光をより多く必要とします。斑が薄れて緑に戻るなら、明るい場所へ移す合図です。

光がちょうどよいかを葉で確かめる

光の量が合っているかどうかは、新しく出る葉の大きさと節の間隔で判断します。節と節が詰まって葉が厚く出ているなら適正です。枝だけが細く伸びて葉が薄く大きくなるなら暗すぎ、葉に白や茶の抜けが出るなら強すぎます。

手をかざして影がぼんやり見える明るさが目安です。影がくっきり出る位置は夏の直射に近く、ウンベラータの薄い葉は半日で焼けます。影がまったく見えない位置では、ゴムノキ以外は葉数を保てません。

影の濃さで測る
日中に照明を消して手をかざします。影がぼんやり見えれば適正、くっきり見えるなら窓から離し、見えないなら明るい場所へ移します。
新しい葉を古い葉と比べる
前より大きく薄い葉が出ているなら光不足です。小さく硬い葉ばかりで縁が茶色いなら光が強すぎるので、一段暗い位置へ動かします。
節の間を見る
節と節の間が広く空いて葉がまばらなら徒長(間延びして弱く伸びること)です。伸びた枝は光を足しても詰まらないので、春に切り戻します。
鉢を四半期ごとに回す
窓側だけに葉が付くのを防ぐため、三か月に一度は鉢を半回転させます。片側に寄った姿は戻すのに一年かかります。

冬の温度は種類で下限が変わる

フィカスはどれも熱帯から亜熱帯の樹で、寒さに当たると葉を落とします。ゴムノキ類は十度を保てば葉を付けたまま越し、ウンベラータは十二度を下回ると葉が黄色くなり、五度近くまで下がると枝まで枯れ込みます。

問題になるのは部屋の平均気温ではなく、夜の窓ぎわの冷えです。日中に二十度ある部屋でも、夜のガラス際は外気に近くまで下がります。日中は窓辺、夜はカーテンの内側へ動かすだけで数度違います。

種類冬に耐える下限の目安冬の置き場所
ゴムノキ、デコラ、バーガンディ十度窓から少し離した明るい場所
ベンガレンシス、アルテシマ十度〜十二度夜は窓から一メートル離す
ベンジャミン十度移動を減らし暖房の風を避ける
ウンベラータ十二度夜は部屋の中央、床に直置きしない
プミラ五度明るい玄関や廊下でも越せる

冷たい床への直置きは鉢の中まで冷やし、根が水を吸えなくなります。板や台を一枚かませるだけで根の温度は数度保てます。

屋外に出すなら二週間かけて慣らす

春から秋は屋外のほうが葉が厚く育ち、幹も太ります。ただし室内で育った葉はいきなりの直射に耐えず、一日で白く焼けます。最初の一週間は終日の日陰、次の一週間は午前だけ日の当たる場所と段階を踏みます。

屋外は室内より土の乾きが二倍近く早くなります。室内の間隔のまま与えていると、夏は半日で水切れして葉が縮れます。最低気温が十五度を下回り始めたら室内へ戻し、戻すときも一週間かけて定位置へ移します。

最初の一週間は日陰に
軒下や北側の壁ぎわなど、明るいけれど直射の当たらない場所に置きます。風にも慣らす期間になります。
次の一週間は午前だけ日に当てる
午前中だけ日が差す場所へ移し、葉が白っぽくならないか毎日見ます。変化があれば一段階戻します。
取り込む前に葉裏を洗う
最低気温が十五度を下回る前に室内へ戻します。入れる前に葉裏へ強めの水を当て、虫を落としてから入れます。

場所を変えると葉が一斉に落ちる原因と戻し方

フィカス、とりわけベンジャミンは、光の量が変わると今の明るさに合った枚数まで葉を落として作り直します。買った直後や引っ越しの直後に緑の葉がぱらぱら落ちるのはこの反応で、株が弱ったわけではありません。ここで水や肥料を増やすと、根腐れを重ねて本当に弱らせます。

落葉は二週間から一か月ほどで止まり、その後に新芽が動けば適応できた合図です。回復を待つ間に何度も置き場所を変えると、そのたびに作り直しが起きて株が消耗します。決めたら一か月は動かさないのがいちばん早い直し方です。

症状考えられる原因手当て
緑のまま葉が一斉に落ちる置き場所を変えた直後の反応動かさず水を控えて一か月待つ
下葉から黄色くなって落ちる光不足か根の傷み明るさと土の乾き方を確かめる
葉に白や茶の抜けが出る急な直射による葉焼け一段暗い位置へ移す、焼けた葉は戻らない
冬に下葉が次々に落ちる夜の窓ぎわの冷え夜だけカーテンの内側か部屋の中央へ
枝だけ伸びて葉がまばら光不足による徒長明るい場所へ移し、春に切り戻す
葉先が茶色く乾く暖房や冷房の風が当たっている吹き出し口の直線上から外す

フィカスの置き場所を整えるのに使うもの

室内は、人が明るいと感じても植物には暗いことがほとんどです。光を足すか、置き場所を変えるかのどちらかです。

  • 植物育成ライト探す言葉「植物育成ライト 白色 クリップ」
    規格の目安
    白色(フルスペクトル)で、株から 30〜50cm に吊るせるもの。1 日 8〜12 時間。

    窓から離れた場所では、どの植物も徐々に間延びします。紫色のライトは効きますが、部屋の見た目が変わるので白色が現実的です。

  • レースカーテン探す言葉「レースカーテン 遮光 UV」
    規格の目安
    光を通すもの。遮光率の高すぎるものは逆効果です。

    夏の直射は、室内で育った葉を焼きます。外から入れたばかりの株ほど、一枚挟んで慣らします。

  • キャスター付き鉢台探す言葉「鉢 キャスター 台 室内」
    規格の目安
    耐荷重を土と水を含めた重さで見ます。8 号鉢で 10kg 前後。

    大きな鉢は動かせないと、季節に合わせて置き場所を変えられません。床の通気も良くなります。

  • 温湿度計探す言葉「温湿度計 デジタル 小型」
    規格の目安
    最低・最高を記録できるもの。

    窓際は日中と夜で 10℃ 以上違うことがあります。冬に葉を落とす原因は、たいてい夜の冷え込みです。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 窓辺に置けるなら、育成ライトは要りません。
  • 加湿器は植物のためだけには要りません。霧吹きとサーキュレーターで足りることが多いです。

フィカスの上手に育てるコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はフィカスの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

この記事は広告を含みます。

次に読む

フィカスについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる