水やりは季節で回数が大きく変わる
ハイビスカスは葉が大きく、夏は一日で鉢の土を乾かします。真夏は朝と夕方の二回、春秋は表面が乾いたら一回、冬の室内では一週間に一回程度と、季節で回数が大きく変わります。土の乾きは指で触って確かめ、葉がしおれる前に与えるのが基本です。
鉢の乾き方は鉢の材質でも変わります。素焼き鉢はプラスチック鉢より一日早く乾くので、同じ管理では夏に水切れしやすくなります。鉢を替えたら、最初の一週間は毎日土を触って乾き方を覚え直します。
| 時期 | 回数の目安 | 見方 |
|---|---|---|
| 5月〜6月 | 表面が乾いたら1日1回 | 朝に鉢底から流れるまで |
| 7月〜9月 | 朝と夕方の2回 | 夕方に葉がしおれていたら足りない |
| 10月〜11月 | 表面が乾いたら、2日に1回程度 | 気温が下がると乾きが遅くなる |
| 12月〜3月(室内) | 1週間に1回程度 | 土が乾いてから数日待って与える |
夏の水切れはつぼみを落とす
ハイビスカスのつぼみは、水切れで一度しおれると黄色くなって落ちます。真夏は朝にたっぷり与えても夕方には乾いていることが多く、夕方のしおれを見たら追加します。受け皿に水をためるのは根腐れの原因になるので、鉢底から流れた水は捨てます。
- 朝は鉢底から流れるまで
- 朝のうちに鉢底から水が流れ出るまでたっぷり与えます。鉢の中全体に水が回り、日中の暑さに耐えられます。
- 夕方にしおれていたら追加
- 夕方に葉が下を向いていたら、涼しくなってからもう一度与えます。日中の高温時に与えると土の中が蒸れます。
- 留守にするなら腰水
- 二日以上留守にするときは、日陰に移して深めの受け皿に2センチほど水を張ります。帰ったら受け皿の水を捨てて元に戻します。
葉に霧吹きで水をかけると、夏のハダニの予防にもなります。朝のうちに葉の裏まで濡らします。
追肥は5月から10月まで切らさない
ハイビスカスは次々と花を咲かせる分、肥料をよく使います。5月から10月の生育期は、緩効性の固形肥料を月に一回鉢の縁に置き、さらに液体肥料を一週間から十日に一回与えます。肥料が切れると花が小さくなり、やがて止まります。追肥(育ちの途中で足す肥料)は花が続いている間は止めないのが基本です。
- 固形肥料を月に一回
- 緩効性の固形肥料を鉢の縁に沿って置きます。前の月の残りは取り除いてから新しいものを置きます。株元に直接置くと根を傷めます。
- 液体肥料を週に一回
- 規定の濃さに薄めた液体肥料を、水やりの代わりに一週間から十日に一回与えます。リン酸の多いものを選ぶと花付きがよくなります。
- 真夏は液肥だけに
- 気温が35度近くになる時期は根が弱るので、固形肥料は控えて液肥を薄めに与えます。ハワイアン系は真夏の花が止まるので肥料も少なめにします。
冬は肥料を止めて休ませる
11月に室内に取り込んだら肥料は完全に止めます。室内の低温と弱い光では肥料を吸えず、土に残って根を傷めます。春に新芽が動き出す4月下旬から5月に、薄い液肥から再開します。冬に肥料を与えても花は咲かず、株を弱らせるだけです。
| 時期 | 固形肥料 | 液体肥料 |
|---|---|---|
| 5月〜6月 | 月1回 | 週1回 |
| 7月〜8月 | 控えるか少量 | 10日に1回、薄め |
| 9月〜10月 | 月1回 | 週1回 |
| 11月〜4月 | 与えない | 与えない(4月下旬から薄く再開) |
花がら摘みと日々の見回り
ハイビスカスの花は一日でしぼみます。しぼんだ花を放っておくと種を作ろうとして次の花が減るうえ、落ちた花が葉に張り付いてかびの原因になります。朝の水やりのときに、しぼんだ花を付け根から摘み取る習慣を付けると、見回りの機会にもなります。
- しぼんだ花は付け根から
- 花の下のがくごと、花柄の付け根を指でつまんで取ります。がくを残すと実になって株を消耗させます。
- 葉裏を一緒に見る
- 花を摘みながら葉の裏を数枚確かめます。ハダニやアブラムシは葉裏に付くので、早く見つけるほど被害が小さくなります。
- 落ちた花は拾う
- 土の上や葉の間に落ちた花は拾って捨てます。湿った花びらは灰色かび病の出発点になります。
元気がないときの原因の切り分け
ハイビスカスの不調は、水切れ、水のやりすぎ、肥料切れ、日照不足、根詰まりのどれかであることがほとんどです。同じ「葉が黄色い」でも原因で手当てが逆になるので、鉢の重さ、黄色くなる葉の位置、最後に肥料を与えた時期の三点を先に確かめます。
| 症状 | 考えられる原因 | 手当て |
|---|---|---|
| 下葉から黄色く落ちる | 水のやりすぎか肥料切れ | 鉢を持ち上げ、重ければ乾かし、軽ければ追肥 |
| つぼみが開かず落ちる | 水切れ、急な環境変化、高温 | 水やりを見直し、置き場所を固定 |
| 葉は茂るが花が付かない | 日照不足か窒素の多い肥料 | 日なたへ移し、リン酸の多い肥料に |
| 水をやってもすぐしおれる | 根詰まり | 鉢底の根を見て、一回り大きい鉢へ |
真夏にハワイアン系の花が止まるのは暑さによる休みで、異常ではありません。9月に涼しくなれば再び咲きます。
ハイビスカスの育てている間に使うもの
草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。
- 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
- 規格の目安
- 刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。
咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。
- 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
- 規格の目安
- 1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。
つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。
- 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
- 規格の目安
- 2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
- 数量の目安
- 8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。
水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。
- ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
- 規格の目安
- 容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。
花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。
- 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
- 活力剤は肥料の代わりになりません。
ハイビスカスの長く咲かせるコツは作物ページに
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