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アジサイの日々の管理

アジサイの育て方|水やりと置き場所、肥料と葉焼け対策

アジサイの栽培イメージ

読むのに約 4

枯らす原因のほとんどは夏の水切れです。乾きの読み方と置き場所を決めます。

水切れが最大の失敗

葉が大きく蒸散量が多いため、夏の鉢は半日で乾きます。一度しおれても水を与えれば戻りますが、繰り返すと葉の縁が茶色く枯れ、その年の花持ちが落ちます。

地植えでも植えて2年目までは根が浅く、日照りが続くとしおれます。株元を落ち葉や樹皮で覆っておくと乾きが緩やかになります。

夏の鉢は朝と夕方
7月から8月は朝に鉢底から流れるまで与え、夕方に土をさわって乾いていればもう一度与えます。昼の高温時の水やりは根を蒸らします。
しおれたら日陰へ移す
しおれた鉢に水だけ与えて直射に置くと、葉が回復する前に焼けます。まず日陰へ移し、鉢ごと水に浸けて土全体を湿らせます。
冬も乾かしすぎない
落葉して葉がなくても根は生きています。土の表面が乾いて数日たったら与えます。完全に乾かすと春の芽吹きが揃いません。

受け皿に水をためたままにすると根が酸欠になります。真夏の応急処置以外は、水やり後に受け皿を空にしてください。

鉢の乾きを読む

同じ株でも鉢の材質と大きさで乾く速さが変わります。置き場所を変えた直後は特に読み違えやすいので、しばらくは土をさわって確認します。

根が回った鉢では、水をかけても表面を流れて鉢の外へ出てしまい、中まで届いていないことがあります。与えているのにしおれる場合は、鉢ごと水に浸けて土全体を湿らせ直します。

条件夏の水やり回数注意点
素焼き鉢1日2回側面から乾くので早い
樹脂鉢や不織布鉢1日1回から2回表面が乾いても内部が湿ることがある
地植えで植えて3年目以降降雨に任せる日照りが1週間続いたら与える

鉢を持ち上げて重さで判断する方法が最も確実です。水やり直後の重さを覚えておくと、乾き具合が指標なしで分かります。

置き場所は明るい日陰

午前中に日が当たり、午後は日陰になる場所が最適です。一日中の直射では葉が焼け、完全な日陰では花芽ができません。西日だけは確実に避けます。

葉焼けの見え方
葉の中央や縁が白っぽく抜け、あとから茶色く乾きます。焼けた葉は元に戻らないので、広がる前に置き場所を変えます。
鉢は夏だけ移動する
開花が終わる7月から9月は日陰へ、秋から春は日なたへ移します。冬の日照は翌年の花芽を充実させるので確保します。
地面の照り返しを切る
コンクリートの上に直接置くと鉢が高温になります。すのこや台に載せて風を通すだけで、根の傷みがはっきり減ります。

日陰に置きすぎると枝が間のびして花が減ります。葉の色が濃い緑のまま枝だけ伸びるようなら光が足りない合図です。

肥料は寒肥とお礼肥の2回

施肥は年2回で足ります。落葉期に効きの遅い肥料を株元へ入れ、花後に消耗を補う分を与えます。生育期に濃い肥料を続けると葉ばかり茂ります。

時期目的肥料の傾向
12月から2月翌年の枝と花芽を作る有機質の緩効性肥料
7月の花後剪定と開花の消耗を補う速効性を少量
9月以降施さない窒素は花芽の充実を妨げる

青花を狙う株はリン酸の多い肥料を避けます。リン酸が土のアルミニウムを固定し、色が紫に濁る原因になります。

植え替えと用土

鉢植えは根が回りやすく、2年に一度は植え替えます。根詰まりすると水が土に入らなくなり、水やりしているのに乾く状態になります。

適期は落葉期
12月から3月上旬に行います。花後すぐの植え替えも可能ですが、暑さの前に根が落ち着かないと夏に消耗します。
根鉢を3分の1崩す
外周の古い根を軽くほぐし、黒く傷んだ部分は切り取ります。同じ鉢を使い回す場合はここで根を減らさないと土が入りません。
用土は水持ち重視
赤玉土に腐葉土を混ぜた配合を基本にします。青花にしたい株は鹿沼土と酸度未調整のピートモスへ組み替えます。
鉢は一回りだけ大きく
急に大きくすると水を含んだままの土が残り、根が傷みます。号数を1つ上げる程度にとどめます。

植え替え直後は根が水を吸えません。1週間ほど日陰に置き、葉が張ってきてから通常の場所へ戻します。

冬の管理と花芽の保護

落葉した株は手をかけずに放置されがちですが、枝先には翌年の花芽が控えています。この花芽を寒風と乾燥から守れるかどうかが、翌年の花数にそのまま直結します。

寒風を遮る
寒冷地では枝先が乾いて花芽が枯れます。不織布で株全体を覆うか、風の当たらない壁ぎわへ鉢を寄せます。
鉢は凍らせない
鉢ごと凍ると根が傷みます。地面に埋めるか、発泡素材で鉢を包んで温度の急変を防ぎます。
枯れ枝の判断は春に
冬に枯れて見える枝も芽が生きていることがあります。芽吹きが始まる3月から4月に、動かない枝だけを抜きます。
株元を敷き草で覆う
落ち葉や樹皮で株元を覆うと、地温の急な上下と乾燥をやわらげられます。夏の乾燥対策としてもそのまま効きます。

冬に伸びすぎた枝を短くしたくなりますが、そこに花芽があります。整理は芽吹きを確認した春まで待ってください。

アジサイの育てている間に使うもの

草花の管理は、花がらを摘むことと、肥料を切らさないことに尽きます。どちらも道具は小さくて済みます。

  • 花がら摘み用のはさみ探す言葉「園芸ばさみ 花がら摘み」
    規格の目安
    刃渡り 3〜5cm、先の細いもの。手に収まる小さいものが疲れません。

    咲き終わった花をそのままにすると、種を作るほうへ養分が回って次の花が減ります。摘み続けるほど花期が伸びます。

  • 液体肥料探す言葉「液体肥料 花 リン酸」
    規格の目安
    1000 倍希釈の原液。リン酸の数字が高いもの。

    つぼみの上がる時期に週 1 回。窒素の多い肥料を続けると、葉ばかり茂って花が減ります。

  • 緩効性肥料(置き肥)探す言葉「緩効性肥料 置き肥 花」
    規格の目安
    2〜3 か月効く粒状。鉢の縁に置きます。
    数量の目安
    8 号鉢に 10〜15g を 2〜3 か月ごと。

    水やりのたびに考えなくて済みます。液肥との併用なら、置き肥は規定量の半分から始めます。

  • ジョウロ(ハス口付き)探す言葉「ジョウロ 5L ハス口」
    規格の目安
    容量 4〜5L。ハス口が外せるものは、株元だけに与えるときに便利です。

    花に水をかけると傷んで早く終わります。ハス口を外して株元へ注げば、花を濡らさずに済みます。

買わなくてよいもの・代わりになるもの
  • 花がらは指で摘める種類が多く、はさみが要るのは茎の硬いものだけです。
  • 活力剤は肥料の代わりになりません。

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