GadeninEnglishアプリを入れる
ジャボチカバの病害虫と障害

ジャボチカバの病害虫と生理障害|カイガラムシ・ハダニ・葉焼けの見分け方

ジャボチカバの栽培イメージ

読むのに約 4

病気は少ない樹ですが、室内で越冬するとハダニとカイガラムシが増えます。症状から原因を探す表と対策をまとめます。

症状から原因を探す

ジャボチカバは病気にはあまりかからず、不調のほとんどは害虫か環境の障害です。葉の裏、枝、幹の付け根をよく見て、虫がいるか、環境の問題かを判断してから手を打ちます。

症状考えられる原因最初にすること
葉がかすれたように白っぽく、裏に細かい点ハダニ葉裏を水で洗う
枝や葉裏に白い綿や茶色の殻カイガラムシ歯ブラシでこすり落とす
葉がべたつき黒いすすが付くカイガラムシの排泄物虫を落とし葉を洗う
葉の縁や先が茶色く焼ける強い日差し・乾いた風半日陰へ移す
新芽が縮れるアブラムシ水で流すか殺虫剤
幹の根元が黒く柔らかい根腐れ・深植え水を控え、植え替え

ハダニは室内の冬に増える

ハダニは乾燥した暖かい環境で爆発的に増えます。室内で越冬するジャボチカバでは冬から早春の被害が最も多く、葉の色がかすれて白っぽくなり、ひどいと細い糸が張ります。葉の裏に小さな赤や黄色の点が動いていれば確定です。水に弱いので、霧吹きと葉水が最大の予防になります。

ハダニは目で見えにくいため、白い紙の上で葉を軽くたたき、動く点があるかで確かめる方法が確実です。見つけたら葉一枚では済んでいないと考えて株全体を洗います。

葉裏に霧吹きをする
室内では週二回、葉の裏を中心に霧吹きをします。ハダニは水滴で流され、湿度が上がると増えにくくなります。
見つけたらシャワーで洗う
浴室に鉢を運び、葉の裏にシャワーを当てて洗い流します。三日おきに三回繰り返すと卵からかえった分も落とせます。
殺ダニ剤は種類を変える
洗っても減らないなら、果樹に使える殺ダニ剤を葉裏に散布します。同じ薬を続けると効かなくなるので、二回目は別の成分にします。

カイガラムシは幹の付け根を見る

枝の分かれ目や幹の凹凸に白い綿状や茶色の丸い殻が付くのがカイガラムシです。ジャボチカバは幹がはがれた樹皮でまだらになるため見落としやすく、幹に実を付ける樹だけに放置すると実まで汚れます。成虫は薬が効きにくいので、見つけ次第こすり落とします。

歯ブラシでこすり落とす
使い古しの歯ブラシで、枝と幹の付け根を中心にこすり落とします。落ちた虫は再び付けないので地面に落ちても構いません。
取り込み前に総点検する
十一月に室内へ入れる前、枝を一本ずつ見て落とします。室内では天敵がいないので、持ち込むと春までに数倍に増えます。
幼虫の時期に薬剤を使う
五月から七月に生まれる幼虫は殻がなく薬剤が効きます。果樹用のカイガラムシ向け殺虫剤を枝と幹にかかるよう散布します。

葉焼けと風による傷み

夏の強い西日や、春に室内から急に日なたへ出したときに、葉の縁や中央が白く抜けてから茶色になるのが葉焼けです。乾いた強風でも葉の縁が茶色く縮れます。焼けた葉は戻りませんが、新しい葉が出れば見た目は回復します。原因を取り除くことが先です。

葉焼けした葉は光合成の力が落ちますが、すぐに落とす必要はありません。新しい葉が十分に出てから、見た目が気になるものだけ取り除きます。

見た目原因対処
葉の中央が白く抜けて茶色に急な直射日光半日陰へ戻し二週間かけて慣らす
葉の縁だけ茶色く縮れる乾いた強風、乾燥風下に移し霧吹きをする
日の当たる側だけ葉が焼ける真夏の西日午後に陰になる場所へ移す
古い葉が黄色くなり落ちる自然な入れ替わり新芽が出ていれば問題なし

根元の腐れと深植え

ジャボチカバは幹の付け根が土に埋まると腐りやすい樹です。植え替えのときに以前より深く植えたり、表面の覆いが幹に密着したりすると、根元が黒く柔らかくなり葉が落ち始めます。根元を掘って幹の付け根を出し、乾かすことで止まることがあります。

根元の土を少し取る
幹の付け根が土に隠れているなら、指で土をよけて根の張り出しが見える高さにします。覆いは幹から指一本分離します。
水を控えて乾かす
土が湿り続けているなら、表面が完全に乾くまで水を止めます。鉢を風通しの良い半日陰に置くと早く乾きます。
ひどければ植え替える
幹の付け根が広く黒くなっているなら、五月から九月の間に鉢から抜いて黒い根を切り、浅めに植え直します。

薬剤と手当ての前に確かめること

薬剤を使う前に、まず環境の障害でないかを確かめます。ジャボチカバの不調の半分以上は水と光の問題で、薬剤では直りません。虫がいることを目で確かめてから、果樹に使える薬剤を選びます。室内で散布するときは風呂場やベランダに出して行います。

場面確かめること判断
葉が白っぽい裏に動く点があるかあればハダニ、なければ光や水
葉がべたつく枝に殻や綿があるかあればカイガラムシ
葉が落ちる土が乾いているか湿っているか乾なら水切れ、湿なら根腐れ
新芽が縮れる芽に小さな虫が付いているかいればアブラムシ、なければ肥料過多

ジャボチカバの収穫までのコツは作物ページに

栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はジャボチカバの育て方にまとめています。

iPhone 対応(Android 版は準備中)。無料で使えます。

次に読む

ジャボチカバについて、続けて読むならこちら。

Gadenin 栽培記録アプリ・無料アプリを入れる