白い部分は光を遮って作る
リーキの白くやわらかい部分は、葉の付け根が重なり合った部分が日に当たらずに育ったものです。光が当たると緑色になって硬くなるため、育つにつれて株元へ土を寄せて光を遮ります。これを軟白といい、土寄せの高さがそのまま白い部分の長さになります。
一度に高く寄せると株が弱るので、生育に合わせて何回かに分けて少しずつ寄せていきます。土寄せは追肥と組にして行うと、肥料が根に届きやすく手間も一度で済みます。
| 時期の目安 | 作業 | ねらい |
|---|---|---|
| 植え付けから約1か月 | 溝に土を戻す | 根を伸ばしながら株元を支える |
| 夏の終わりから初秋 | 追肥と土寄せ | 株を太らせ始める |
| 秋 | 追肥と土寄せ | 白い部分を伸ばす |
| 収穫のひと月ほど前 | 最後の土寄せ | 白い部分の仕上げ |
土寄せのやり方
土寄せは株の両側から土を寄せ、株元を山形に覆う作業です。うね間の土を使うので、うねの間を広めに取っておくと寄せる土に困りません。土が乾いて軽い日を選ぶと、作業も楽で株元も締まります。
- 雑草を先に取る
- うね間の雑草を取り除いてから土を寄せます。草ごと土をかけると、株元で草が腐って病気の元になります。
- 両側から土を寄せる
- クワでうね間の土をすくい、株の両側から株元に寄せます。片側だけから寄せると株が傾き、白い部分が曲がります。
- 葉の分かれ目は埋めない
- 土は葉が左右に分かれる部分のすぐ下までにとどめます。分かれ目まで埋めると、雨水が溜まって中から傷みます。
梅雨や秋雨で土が湿っているときに寄せると、株元が蒸れて腐ることがあります。晴れが続いて土が乾いた日を選びます。
追肥は土寄せと組にする
リーキは生育期間が長く、肥料を切らすと葉色が淡くなって太りが止まります。追肥は株元から少し離れたうね間にまき、土寄せの土と一緒に株元へ寄せると、根の伸びる先に肥料が届きます。
- うね間に肥料をまく
- 株元に直接触れないよう、うね間に化成肥料をまきます。根は株元から外へ広がっているので、少し離れた場所の方がよく吸われます。
- 土と一緒に寄せる
- まいた肥料を土と混ぜながら株元へ寄せます。肥料が土の中に入るので流れにくく、根にも届きやすくなります。
- 葉色を見て量を加減する
- 葉の色が濃く勢いがあれば控えめに、淡く元気がなければ少し多めにします。与えすぎると軟らかく育ち病気が出やすくなります。
肥料の量は袋の表示を目安にし、一度に多く与えず回数で補います。生育期間が長いので、少しずつ切らさないことが太りにつながります。
夏の暑さと乾きを乗り切る
植え付け後に迎える真夏は、リーキにとって生育が鈍る時期です。この時期に無理に土寄せや追肥をすると、根が傷んで株が弱ります。夏は株を傷めずに守ることを優先し、本格的な土寄せは涼しくなってから進めます。
- 日照りには水を与える
- 晴れが続いて土が乾ききったら、朝か夕方の涼しい時間にたっぷり水を与えます。昼の暑い時間の水やりは根を傷めます。
- 敷きわらで地温を抑える
- 株元にわらや刈り草を敷くと、乾きと地温の上がりすぎを防げます。秋に土を寄せるときは、そのまま土に混ぜ込みます。
- 大雨の後は水を抜く
- 溝や株元に水が溜まったままだと根が腐ります。大雨の後は溝の端を切って水を逃がし、株元の様子を確かめます。
夏に葉先が枯れ込んでも、中心が生きていれば涼しくなってから持ち直します。慌てて肥料を足さず、秋の土寄せまで待ちます。
土寄せで起きやすい失敗
土寄せは寄せる量と時期が合っていれば難しくありませんが、急ぎすぎると株を弱らせます。白い部分が思うように伸びないときは、寄せ方を見直すと原因が見えてきます。
- 白い部分が短い
- 溝が浅かったか、土寄せの回数が足りていません。次の土寄せで少しずつ高さを足し、収穫までに分かれ目の下まで覆います。
- 株元が腐る
- 湿った時期に土を寄せたか、葉の分かれ目まで埋めた可能性があります。傷んだ株は抜き、次からは乾いた日に寄せます。
- 株が曲がって育つ
- 片側からだけ土を寄せたか、苗が倒れたまま植えられていました。両側から均等に寄せ、株をまっすぐに立てて覆います。
プランターでは土を足して覆う
プランターではうね間の土が無いので、新しい培養土を上から足して土寄せの代わりにします。植え付け時に容器の上に余白を残しておけば、秋に向けて数回に分けて土を足していけます。
- 培養土を少しずつ足す
- 株が伸びてきたら、葉の分かれ目の下まで培養土を足します。一度に足すのは数センチずつにとどめ、株元が蒸れないようにします。
- 足すたびに肥料を混ぜる
- 足す培養土に少量の肥料を混ぜておくと、土寄せと追肥を一度に済ませられます。容器は肥料が流れやすいので切らさないようにします。
- 筒で光を遮る方法もある
- 土が足りないときは、厚紙を丸めた筒を株元にかぶせて光を遮る方法もあります。筒の中が蒸れないよう、雨の後は様子を見ます。
土寄せの日付と高さを記録しておくと、収穫したときの白い部分の長さと見比べられ、次の年の寄せ方を決める材料になります。
よくある質問
いつ?
植え付けから約1か月: 溝に土を戻す。夏の終わりから初秋: 追肥と土寄せ。秋: 追肥と土寄せ。収穫のひと月ほど前: 最後の土寄せ。
よくある失敗と戻し方は?
土寄せは寄せる量と時期が合っていれば難しくありませんが、急ぎすぎると株を弱らせます。白い部分が思うように伸びないときは、寄せ方を見直すと原因が見えてきます。
リーキの土寄せに使うもの
土寄せは道具で速さが決まる作業です。株数が多いほど、手より道具のほうが早く終わります。
- くわ(平ぐわ)探す言葉「平ぐわ 家庭菜園」
- 規格の目安
- 刃幅 18cm 前後。柄は身長の 6 割くらいが振りやすい目安です。
通路の土を株元へ寄せる動きに向きます。畝立てにもそのまま使えます。
- 三角ホー探す言葉「三角ホー 土寄せ」
- 規格の目安
- 刃幅 10〜15cm。先が尖っているので、株の間へ差し込めます。
株間の狭い作物は、くわだと株を傷めます。細かいところは三角ホーのほうが確実です。
- 株数が数株なら、移植ごてでも足ります。
- 専用の土寄せ器は、畑がある程度の広さになってからで十分です。
リーキの収穫までのコツは作物ページに
栽培カレンダー、病害虫の一覧、品種の選び方はリーキの育て方にまとめています。
スマホのカメラで読み取ると、ストアが開きます
iPhone 対応。Android 版はベータ版テスター募集中 (Premium 6 か月の特典つき)。無料で使えます。
この記事は広告を含みます。